食生活を変えて食べられなくなったもの

歳を取るにしたがって脂っこい食事の回数が減り、あっさりとした食事や和食を好むようになるというけれど今日はその手の話ではありません。

今私は還暦を過ぎていますが、ほんの10年程前まで体重は93Kgもあったし豚カツ焼肉カレーライスラーメンなんでもがっつり食べてましたし美味しいと感じていました。
その結果が肥満、糖尿病予備軍、無呼吸症候群、不整脈、睡眠障害、うつ、(以下省略)と大変なことになったので少しずつですが食生活を変えていったのですね。

まずは調味料を少しずつ変えていきました。味噌、醤油、油は良いと言われるものに買い替えて、砂糖は最小限に。食塩はミネラル豊富で体に良いと言われる海塩とヒマラヤ岩塩を取り揃えました。冷凍食品やインスタント食品は一切食べるのをやめました。これは化学調味料や添加物が体に悪いという曖昧な理由ではなく、「化学調味料や添加物が痩せにくい体質にしている原因」だと思ったからです。単なる感ですけれども。

つぎに油をたくさん使う料理を減らしていきました。天ぷら、フライ、炒め物など私の大好物だったのですが少しずつ回数を減らし、今では外食や総菜を買うのは完全にやめて、たまに自炊で良質の油をつかって調理する程度になりました。

最後に安いぶよぶよの肉や冷凍加工の肉や魚をやめて、少し高くても体によさそうな(これもかなり曖昧ですが)●●牧場で育った肉、とか、●●灘天然魚、というようなものを買って自宅で調理するようになりました。ぶよぶよの肉は恐らくは肉に針を使って何か良からぬものを注入しているだろうと推察。そもそも鶏舎や豚舎など建物にぎゅうぎゅう詰めで無理やり飼育するわけですから、当然のように抗生物質で病気を予防し、ホルモン剤で強制的に短期間で肉を付け、餌は遺伝子組み換えのとうもろこしが主原料だと推察されます。そんな無理やり太らされ、薬や注射をバンバン入れられた肉や魚を食べてしまったら私の体にも良からぬものが蓄積されてしまうではないですか。。。

というわけで、いままで私の体にたまりにたまっていたであろう、化学調味料などの添加物や抗生物質やホルモン剤その他いろいろな毒素を体にいれるのをとりあえずは拒否するようにしました。

人間の体は部位によって異なりますが数か月から数年で全部入れ替わると聞きますので、あとは自然にたまった毒が排出されるのを待って、体質改善するのを期待したわけです。そうすると食べる量は特に大きくは変えなかったのですが、自然と体重は減っていったのです(93Kg→83kg位 / 2年くらいかけて)。

多分2年もすれば私の体の細胞の隅々まで入れ替わっただろうと思ったので久しぶりに実験的に外食し、肉料理(焼き鳥や唐揚げ)を少し口に入れてみたのですが、まず口に入れる前に「獣臭い」感じがして食べるのを少し躊躇しました。臭いに敏感になったのかな?

口に入れもぐもぐしていると、次第に舌がしびれてくるではありませんか。多分これはいわゆるうま味調味料の類が原因でしょう。本当かどうか知りませんが、東南アジアのある地方ではうま味調味料を餌に仕込んで野犬に食べさせ、ふらふらになったところを捕獲するのだそうです。つまり脳神経系に影響を与えるということですね。人間の体には均衡を保とうとする働きが標準装備されているので、健康体であれば多少カロリーの高い食べ物をたくさん食べつづけても太り続けることはなく、一時的に体重が増えても、痩せようとするホルモンが出て一定の体重を保とうとするそうです。しかし脳神経がダメージを受けてしまい、痩せるホルモンが出なかったり出ても効果を薄れさせたりして、でぶ一直線になるのですね。かつての私のように。

食事の後は悪い油、添加物のせいでしょうか、気分が悪くなり、腹も下してしまいました(悪いものを体から排出できたので結果オーライ)。

体に悪いものをしばらく摂らないでいれば味覚も嗅覚も研ぎ澄まされて、自然と体に悪いものを摂れなくなってくるのを実体験し、人間の体って素晴らしいと感動したのを覚えています。

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