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森には光と陰が必要です


こんにちは。ボジュです

こんな絵を描いて見ました。

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 森には太陽の光が当たる場所と、太陽の光が当たらない場所。両方があります。それを人は「ひなた」と「ひかげ」と呼びます。

 前にもお話ししたように、植物たちには「ひなた」を好む植物と「ひかげ」を好む植物と「半ひかげ」を好む植物とがあります。「ひなた」だけでは森は成立できず「ひかげ」だけでも成立しないというこです。つまり、両方が必要ということです。

 では「ひなた」と「ひかげ」どちらが良いのか?というと、どちらも同じです。全てが「ひなた」だと「ひなた」は存在することができなくなるし、全てが「ひかげ」だと「ひかげ」は存在しなくなります。

 くどいようですが、両方があるからそれぞれの存在を感じられます。

 「ひなた」の植物は、光を求めてグングンと太陽に向かって背丈を伸ばします。「ひかげ」の植物は葉を地に這うように広げ太陽の光を受けようとしています。それぞれが、それぞれの環境にあった姿をしています。

 みんなが「ひなた」を求めたらぎゅうぎゅうずめになって結局誰も残れなくなるかもしれません。みんなが「ひかげ」を求めたら葉が重なりあって結局誰も残れなくなるかもしれません。

 グングンと太陽に向かって丈を伸ばす樹木も、土の中に根を張らなければ上には伸びることができません。

 タネが地面に撒かれると根を出します。まずは地中に向かって伸び始めるのです。でも、それは地面の中に向かうので直接見ることは、なかなかできません。

 根が伸びて次に芽を出します。暗闇に伸びる根が太陽に向かう芽を支えます。芽が成長し葉を開くと太陽の光を受けて、光合成が始まります。葉は広がり幹を作り上へ上へと伸び始めます。それと一緒に根も伸び、地中に向かい地面の下に細い根を這わせ地上の幹を支えます。

 太陽の光があたる地上の幹と、太陽の光があたらない地中の根。地面という線で分けられているけれど一本として存在しています。その一本が沢山集まって森は出来上がっています。


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