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不器用人間が推しぬいを作る 完成編+α

前回の記事「不器用人間が推しぬいを作る 作成編」の続きです。

なお、前回の記事はこちら。


前回は頭と体を縫い付けて前髪を付ける直前で終わりました。

今回はその続きで完成までの試行錯誤と、完成後の反省(振り返り)です。


前髪の型紙は「ぬいのウィッグ型紙BOOK」の前髪貼り付けタイプのものを参考に作りました。

この本は名前の通り、本体をスキンヘッドにした場合のウィッグを作るための本ですが、グルーガンで貼り付けるタイプの前髪は「てづくり推しぬいBOOK」のぬいにも型紙が流用できました。

(完全な互換性があるかはわからないので、使用の際は自己責任でお願いします)


最初は「てづくり推しぬいBOOK」に掲載されている外はねボブのような、前髪とサイドの髪が一体化しているデザインにしようと思ったのですが、「ぬいのウィッグ型紙BOOK」に前髪とサイドの髪が別々の布でできていて別途貼り付けるタイプの型紙があり、元のイラストにデザインが近かったこともあってそちらをアレンジしました。


試しに型紙を切ってぬいとのバランスを見ます。


前髪の型紙を乗せてみる



※服は10cmぬいのものがギリギリ着用できました。


黒い線が元々の型紙、赤い線が私が書き足した分です。
まち針使うのが嫌なので試しにマステで貼り付けています。

今回作りたいぬいは前髪が丸っこくてもったりしている印象だったので、できるだけ曲線になるよう意識しました。


型紙は何回か作り直すことになるかと思っていたのですが、最初に作ったものが結構イメージ通りにできたのでそれほど苦労せず布を切り出す作業に移りました。


なお、前髪の布はソフトボアとナイレックスを貼り合わせたものを使用しています。


切った後はまち針で止めて、再びバランスを調整。

針山みたいになるぬい



おお~~~~。
前髪をつけると私の作りたい「やぎゅばす」にかなり近づいた気がします!


前髪のもったり感を出すためのパーツ(正面から見て前髪の左上に2つついてるやつ)の位置を何度か調整しては眺める作業を繰り返し、「ここ!」という位置を決めて暫し休憩。


休憩中も着々と完成に近づく「やぎゅぬい(やぎゅばすのぬいの略)」を眺めて英気を養います。


~余談~


作成編で書き忘れてしまったのですが、今回ぬいを作るにあたりすべての工程を手縫いで行っています。これは単純に私がミシンを持っていないからですが、11cmサイズ(小サイズ)のぬいは小さいので、ミシンよりも手縫いのほうが楽に作れる気がします。


~余談終了~



休憩後、作業再開。

ついに前髪をグルーガンで止める作業です。


今までは縫う作業ばかりだったので、間違えても最悪糸をほどいて縫い直せばよかったですが、グルーガンでの作業はそうはいきません。泣いても笑っても一発勝負!


溶けたグルーを付けやすいようにまち針の位置を調整し、前髪を一つずつ貼り付けます。今回作った前髪は5つのパーツに分かれていますが、私は一番大きいベースとなる髪型を最初に貼り、それが終わってからその他の小さいパーツを貼り付けました。顔にグルーがつかないよう慎重に作業したので、作業内容に比べて結構疲れました。


ちなみに、私は元々工作用に持っていたグルーガン(ブランド不明)を使いましたが、可能なら評判のいいブランドの細口ノズルのグルーガンを買った方がいいと思います。その方が使いやすくてストレスフリーだと思うし、グルー付き2000円くらいで買えるので。


あとこれは家にいる他の商業キャラクターのプライズぬいを見てわかったのですが、前髪を貼り付けているタイプのぬいは結構ガチガチに髪を貼り付けてありました。輸送とかUFOキャッチャーの景品になることとかを考えると、ガチガチじゃないと前髪が取れちゃったりするのかなと思います。


今回のやぎゅぬいはガチガチに前髪を顔に貼り付けると、長さとかデザインとかをちょっと手直ししたくなったときにリカバリがきかないなと思ったので、顔と接触する部分はおでことこめかみを貼り付けるだけに留めました。外に連れ出した時に前髪が取れてしまうリスクや顔のシルエットのことを考えるともう少しちゃんと貼った方がいい気もしますが、まぁそこは追々でいいかな……。


そしてついに……!
無事グルーで前髪を貼り付け終わった姿がこちらです!


完成したぬい・正面
完成したぬい・右
完成したぬい・左


ギャッ……!!!

かわ、いい……とってもかわいい……。


やっぱり自分で作ったぬいなので坊主のときもすごく可愛かったですが、前髪を付けると印象ががらりと変わります。正面から見たときの顔の印象を左右するので、顔の刺繍と同じくらい前髪のデザインにもこだわった方がいい。




以降は今回の推しぬい作りの反省(振り返り)となります。


生まれてはじめて推しぬいを作りましたが、型紙を布に書き写す作業以外はぜーんぶ楽しかったです。型紙を布に書き写す作業はダメ……布が伸びてずれちゃったときに「キ~~~ッ!」ってなるので……。でもそれ以外はずっと楽しかった!多分、私は淡々とした作業が向いているんだと思います。


作業期間は顔の刺繍が届いてから約二週間です。実際には暇なときにちょこちょこ作っていたので、作業した時間だけだったら3、4日くらいかな。


今回顔の刺繍はコネコトリコ様にお願いしてべらぼうに可愛くしてもらいましたが、次にまたぬいを作る際には自分で刺繍をするのもありだなと思いました。そのくらいお裁縫が楽しかったです。


裁縫へのモチベーションがかなり上がっているので、もしかしたら服も自作するかもしれません。元イラストのような服が欲しい……難しかったら胸にハートが描いてあるTシャツとかでも可愛いなと思ってます。まぁ元が可愛いからもう何だって可愛いよ。

というわけで、不器用ながらにはちゃめちゃ楽しく、可愛いぬいを作ることができました!自分の手で世界に一つだけのぬいを作れる快感……すごいぞ。

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