新入社員に伝えたいこと・ ・会社の方針とはなんだろう
会社は何らかの目的のために人が集まって活動しているものです。
会社にはその目的を表す企業理念や経営ビジョンがあります。
就職するときには「各社の企業理念を比較し、理念に共感したから就職した」のではないと思います。でも会社は、企業理念と経営ビジョンに基づいて経営されます。これを実現するために、株主からお金を集めて、これを増やして配当金として返しています。
「世の中に貢献する」「必要なお金は株主から借りる」「利益を上げて株主にお金を返す」。これが会社のベースにあります。会社の方針は、これを効率よく実施するための作業のやり方です。
「働きやすい会社」「やりがいのある仕事」「モチペーション」など、従業員のためにやっていることは、会社の目的を達成するための手段です。ただし、会社の目的に「従業員の幸せ」をおいてもいいことも付け加えておきます。
さて、会社構成する人々には「人」です。従業員のための施策は手段だと言っても、実態は、そんなに割り切れません。
さて、本題です。
何らかの指示があり、理由を聞くと「会社の方針だ」と聞かされることが多々あります。「会社の方針」というのは便利で「方針」であるから理由は必ずしも必要ないんです。
でも、本当は違います。その方針を作った理由があります。
「2つのやり方「A」と「B」がある。甲乙つけがたい。ここは、「A」で実施する方針とする」と言う場合があります。「甲乙つけがたい2つのやり方がある。どちらでもいいけれども「A」と決めた」のです。この場合「B」の方が明確に良いことがわかれば、「方針」が変わることもあります。
これに対して、利益などの、数字で判る評価は「B」の方が良いのだけど、なんらかの理由、もしかすると「経営者の感」で「A」に決めたものもあります。こういう時は、変えられない方針かもしれませせん。
方針でも、変わること、変えることがあるということです。
ところで、
会社の方針も高いレベルのものは、それなりの場で議論されていますが、そうでないものたくさんあります。
誰かが、作業指示の理由を説明できない時に「会社の方針だ」と言っている場合が多々あります。自分でも、はっきり考えていない場合もあります。決して「会社の方針」ではなくて、自分で決めただけです。「会社の方針」と言っても、いろんなレベルがあるのです。
「方針」であるならば議論はできす、実施するのみです。しかしながら、実は言ってる人の意見であって、会社の方針ではない場合があるのです。「会社の方針」を盲目的に信じてはいけない理由です。
補足
本当に「会社の方針」かどうか怪しくても、そんなにおかしい内容でない時は、本当に会社の方針かどうかを議論しても時間の無駄です。そのまま、やりましょう。
ここで、知っておいた方がいいのは、「会社の方針」と説明する人がいた時、実は、その人の考えの場合があるということです。その場合は、より良い方法があれば、提案する意味があります。
まとめると、
「会社の方針」と先輩や上司が言う時、盲目的に信じてはいけない。先輩や上司の考えであることもあり、別の方法を提案できる。
でも、内容がおかしいものでなかったら、従いましょう。
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