若手社員に伝えたいこと・ ・ ・会社に依存すると活躍できない


今の時代、経営者でもなければ、会社が人生の全てと言う人は少ないと思う。でも、通勤時間を含めると1日の大半を会社の仕事で過ごす人はそこそこいる。(コロナ禍で今は少ないかもしれませんね)

人生の一時期、1日の時間の大半を仕事に費やすのも良いでしょう。でもそれは自分の意思であることが前提です。

会社も忙しいことがあります。人手不足な時もあります。そういう時に長い時間働くこともあります。でもそれは、会社の要求であっても自分の判断で受け入れているのです。

だから、そこで自分としても成長しましょう。新しいことを覚える、困った時に頼りになるという信用を作る、どのくらいの苦労に耐えられるかやってみる、などでしょう。信用を作るのは大切です。「どんなに困った時でも何もしてくれない奴だ」という評判を作っては良いことはありません。

さて、自分の意思で受け入れると言う事は、自分の意思で断ることができるということです。断った結果、会社を辞めることになっても大丈夫でないと断れません。
そのためには、何ヶ月かは生活できる蓄えが必要です。「やっぱり金か」と考えると寂しいですが、大切です。会社員は、毎月給料が入ってくるのが当たり前と思っているので、特に若いうちは、貯金が少ないです。

やりたくないことを、断るためには、いつでもやめられる体力は必要だと言いましたが、実はこれはそれほど大切ではありません。我慢してその仕事すればいいだけです。

もっと大切なのは、自分が本当に正しいと思うこと、やりたいことをやるには、覚悟が必要だということです。

会社員として働くときに、必ずしも、上司や先輩が正しいとは限りません。自分の意見をきちんと主張するためには、最後には辞めても大丈夫だと言う覚悟が必要です。それであってこそ迎合しないで済みます。

会社にとって、ほんとうに必要な人は、あるべき姿、良いと思うことを言える、実行できる人です。上司や先輩の言うことを素直に聞くだけの人ではありません。

お金ではなくても、その業界内で、どこの会社に行っても、役に立つ、実力を発揮できる、誰にも負けない力があればいいのです。安心して、自分の意見を主張できます。そしてそれを実行できれば、より大きな成果も上げることができ、より多く世の中に貢献することができます。

つまり、仕事をする力、マインド、経済力を持ち、会社に依存しなければ、より多く会社に貢献できて世の中にも貢献できる可能性が高くなるということです。

「会社を辞めたら、生活できない、他にできることがない」と言う社員は、少しくらい意見が合わなくても、自分の価値観と合わなくても、我慢して仕事をします。素直に単純作業もします。でも、新しいことへの挑戦、提案などのリスクのあることはできないので、成果も上がりません。

逆らうことのできる人の方が成果をあげるのです。

まず始めは、しばらく食べていけるだけの数ヶ月分の備蓄から始めるのがいいでしょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?