若手社員に伝えたいこと・ ・ ・最後までやり抜く

若手社員に伝えたいこと・ ・ ・最後までやり抜く

会社の仕事は、結構柔軟です。自分が最後までやらなくても仕事としてはちゃんと終わるようになっています。

全員が最初から最後まで、精一杯やらないと終わらないような仕事は、リスクが高いのです。だから、大抵は、仕組みとして一人や二人がサボっても終わるようになっています。

でもそれは、仕事全体のリスク管理であって、サボって良いわけではありません。途中でいなくなる人はみんな見ていてわかっています。

「あいつは逃げる奴だ」と言われる人のことを聞いたことがあるかもしれません。そうすると、重要な仕事はこなくなります。つまり未来のチャンスがなくなります。

大変な仕事でも、最後までやることが、「任せておける」ことの証明です。証明し続ければ、重要な仕事が回ってくるようになります。つまり、未来のチャンスが増えます。

重要な仕事は、大抵、大変な仕事です。短いスパンで見れば、大変な仕事は嫌です。長いスパンで見れば良い経験です。


最後までできない仕事もあります。別な仕事が入ったり、別の人に引き継ぐこともあります。

その場合には「けじめ」として自分が抜けることと、誰かに引き継ぐことを明確に宣言します。引き継ぐならば、きちんと引き継ぎます。引き継ぐことが最後までやることになるわけです。

一番よくないのは、自然にいなくなることです。人が気づかないうちに、フェードアウトして、いつの間にかいなくなることです。最初は気づかれないかもしれません。何回か繰り返すうちに、うまく逃げるやつだとばれます。

これが良くないのは、自分を騙すからです。大変な仕事から、うまく逃げる癖がつきます。最後までやり切ることができなくなります。自分に嘘をついてはいけません。

自分にもとっても、周りにとっても、最後までやり抜くことが「誠意」です。そして、結局自分のためになります。



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