若手社員に伝えたいこと・ ・ ・なりたい姿になるよ。「いざとときには役立つ奴」がいいですか


自己啓発の本などを読んでいると「『なりたい姿』を設定して、それを実現している自分を毎日思い浮かべろ」と書いてあるものがあります。そうすると実現すると言のです。

日本に総理大臣は1人です。会社に社長は1人です。新入社員は何年かに1人だけ社長になります。だから社長になりたいなりたいと思うだけでは社長になれません。

だけれども、多分アル中になると思っていたらアル中になるでしょう。禁煙できないと思っていたらできないでしょう。

そういう面では、思ってるようになるのです。

自分の周りを見て、こういう人になりたいと言う人を見つけて、参考にしたり真似しましょう。身近になければ、なりたい姿を頭に思い浮かべて、そういう行動すればいいです。

これはとても大切なことです。例えば、「何にでも挑戦する、失敗しても諦めない」という行動をしていれば、困難な仕事が回ってきます。新しいことを勉強する機会になります。

それに対して、「何をしても必ず成功する、危ないことはしない」と言う姿を求めていれば、リスクのある事は断るでしょう。そうすれば「どうせ頼んでも断られる」と言う理由でリスクのあることは頼まれなくなります。その結果、安心できることだけできることになります。希は叶います。

さて、会社に入って自分がどんなふうに周りから見られたいかを考えてみましょう。「普段はイマイチだけど、いざと言う時にすごい活躍をする。そういう人になりたい」と思っていたら改めたほうがいいです。

見た目と実力に解離があって、みんなが困っているときに、実力を発揮してヒーローになる。そんな姿は、あまりありません。

仮に、今、あまり評価されていないとしましょう。この時に、見かけはダメなんだけれども、実力はあるんだ、いざと言うときには活躍するんだと言う姿を作る努力をするのは良い戦略ではありません。

見かけも、よくして、普段から役に立つようにするのが正しい戦略です。

なぜならば、いざという時に役に立つ力をつけるならば、普段から活躍できる力をつけることができます。

さらに、普段きちんと仕事をしてる人には、いろいろなことを経験するチャンスが回ってきます。「あいつ、見た目はイマイチで、普段は断然ダメなんだけれどもな」と言う人にはチャンスが回ってきません。したがっていざという時に役に立つだけの力をつける機会がないのです。
これは、実力アップのために大きなハンディになります。

なりたい姿を、自分でよく考えて、それをロールモデルにして活動しましょう。長い間にはそのような姿に近づきます。

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