昔の自分に伝えたいこと・・・仕事や責任の範囲は広げた方が良い

何か仕事をするときに、自分の仕事内容や責任範囲をなるべく少なくして、責任をとるような間違いを減らそうとする人がいる。

経験したことがない仕事は嫌がる人が多い。リスクが高く作業量が増えたり、うまくいかない可能性も高いからだとおもう。

一方、誰かがやらなければいけないことを自分がやるのはやぶさかでない人がいる。

自分でできる仕事の量にも限界があるため、無責任に仕事を引き受けるわけにもいかない。だけれども仕事を引き受けた方が良い理由がある。

はじめての仕事や経験の少ない仕事は、誰がやってもうまくいかないことがある。だから、大きな問題にならないように組織としてリスク管理をする。個人でリスク管理する必要はない。自分としては作業量が増えたりして苦労するかもしれない。このリスク管理は必要だ。

同じ理由で、うまくいかなかったこと自体で、大きく評判が下がるようなこともない。個人のリスクは少ないのだ。

次に、良いことは多い。少ないリスクで良い経験ができる。経験の少ない仕事は、しばらくすれば、当たり前仕事になる。でも、初めて実施する時には、組織としてリスクを撮ってくれる。早いうちに経験するのはいいことだ。二回目以降は前回の問題点をみんな知っているので、組織としてはそのリスクはないと思ってしまう。

また、広い範囲で仕事してると裁量も大きい。自分の責任を小さくすると裁量もその小さい範囲に収まる。自分の責任範囲を広げれば自分の裁量で判断できる範囲も広くなる。裁量が大きくなると言うことは、武器が多くなるのだからこれはいいことだ。


つまり難しい仕事であれば、やったほうが良い。責任範囲が広がる仕事あればやったほうがいい。どちらにしても経験になって勉強になるんだからやっておくのにやぶさかではないのである。

ただ、作業量が多くなって寝る時間がなくなると健康によくない。健康を害するような事になると本末転倒なのでその辺は自分で気をつける必要がある。

以上のように、新しいことや責任が広がる事は嬉しいことなのに嫌がるひとが多いのは不思議だ。

自分の周りの、なんでも広くやる人と、責任を小さくして失敗しない人を比べてみてほしい。どちらの戦略を取るかによって、将来の姿が想像できると思う。

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