新入社員に伝えたいこと・ ・ ・成長する進歩する:実行

ここで、「成長する。進歩する」というのは、もっと効果的に仕事ができるように力をつけると言うことです。

これを仕事の場で上司が言うと、「もっと働け」とこき使うために言っていると理解するかもしれません。でもスポーツの世界で考えてみれば当然のことです

力のある人が役に立ってチームは勝ちます。チームが勝つように貢献するには自分が強くないといけません。そのために自分で努力します。チームの勝利に貢献しない人は、そのチームに不要です。

ビジネスの世界でも同じです。力があって役に立つ人が、ビジネスに貢献します。幸いなことに、ビジネスの世界はスポーツの世界よりも、多くのいろいろな役割があります。だから自分が役に立つ部分を見つけることができます。

「力がある人」になるにはどうしたら良いでしょう。まずスキルがあることが必要です。でも、それだけでは足りません。そのスキルを使うことが必要です。持っているスキルを使うこなすことです。

スキルは教育とトレーニングで身に付けることができますが、これを実行することのハードルはとても高いです。ビジネスの世界で、スキルを使えるようになるための教育やトレーニングはあまり聞きません。あえて言えば、コーチングです。

いくらスキルがあっても、使わなければないものと同じです。スキルが高くて使わない人と、スキルが低くてもその低いスキルをフルに使っている人では、低いスキルをフルに使っている人の方が貢献しています。力がある人とは、貢献をしている人です。

スキルを身に付けるよりもスキルを適用する方が難しいです。だからスキルのある人がやってくれると思っていて、この期待が裏切られた時に、「あいつは頭いいんだけどな」「勉強はできるんだけどなぁ」と言われます。勉強ができて知識があればそれを適用できると思い込んでいる人がたくさんいます。これは間違いです。

私たちにできる事は、持っているスキルを使うことです。できることを実行することです。実行しないことには、どんなに計画しても無駄です。誰か実施して良い成果を上げたときに、「僕もそれを考えていた」といっても何の役にも立ちません。考えていても意味はありません。

ビジネスの世界で、力があると言うのは、スキルがあり、かつそれを実行できるということです。実行してこそ力があるといいます。実行することが難しいので、スキルは少なくとも、それをとことん活用すれば、「力なる人」になります。

自分が持っているスキルを、フルに使うことを考えましょう。実行こそが全てです。

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