漫才 「友達と遊ぶ」
「まぁ、お友達が居ないんですね。」
「漫才の悲しいつかみランキングが今更新されましたけども。」
「だからね、友達と遊びに行くことにすごく憧れがありまして。」
「ああ、じゃあこの場をお借りして練習します?」
「うん、まず場所なんですけどやっぱり皆児童館で遊ぶんですよね?」
「相手は小学生?」
「ああ奨学金は貰ってなくても大丈夫。」
「同音異義語の難しさが顕著に表れちゃったな。まあね、同世代の人と遊ぶなら児童館よりはベタにショッピングモールとかでいいんじゃない?」
「それいいですね。じゃああなた待っててもらえます?
おはよううさぎ!あなた、お風呂にする?ご飯にする?それとも、私?」
「ちょちょちょ待って。気になるわ。3択がだいぶキツかったし、挨拶がACジャパンだった。」
「これくらいフレンドリーなほうがいいかなって思ったんだけど」
「だから友達が居ないのかもしれないですけどね。取り敢えず集合は飛ばして、ショッピングするところ練習しましょうよ。
あ、あの雑貨屋さん可愛い!」
「やばーい。コシノジュンコの新作出てるじゃーん!こっちはエレファントカシマシのスキー板!え、ソフトバンクってファンデーション発売したんだ〜」
「ちょっと頭がカタカナで大渋滞なのでツッコミを乗せたタクシーが到着してないです。」
「冗談がきついぜ相棒〜」
「どっちが⁈」
「あ、プリント倶楽部の写真機があるよ?折角だからスリーショ撮ろうよ」
「倶楽部とか写真機より私には見えていない誰かが隣にいます?」
「まあまあ。」
「なんで軽くいなせるの?」
「じゃあ右から見ざる聞かざる言わざる、参加せざるを得ない!でポーズとるよ〜」
「昔のモンストのCMじゃん!というかまた1人見えないお友達が来ました?」
「あーご紹介遅れました。左から三宅さんと伊野尾さんね」
「めざましテレビの木曜メンバー来てるの⁈」
「お忙しいなかね、来ていただきました」
「おいお忙しい中ギリ記憶にねぇポージングをさせるな!というかこのメンバーでプリクラ撮っても変な感じにしかならないから撮るな!」
「最初じゃんけんだけしとく?」
「何の⁈もう全然出来てないよ」
「じゃ、一旦帰らせていただきます」
「それでしたら一旦辞めさせていただきます」
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