ブング・ジャムの文具放談・完全収録版~2021年Bun2大賞を斬る!~前編
『Bun2』では毎年、読者の投票でその年のベスト文具を選ぶ「Bun2大賞」を実施しています。今回は、2020年10月号から2021年8月号まで掲載した文具の中から、読者に人気の高かった文具など45点を選出し、読者の投票によりベスト文具30点を決定。2021年12月号で結果を発表しました(弊社で運営している文房具のwebマガジン『文具のとびら』でも結果を発表しています。記事はこちら)。
同じ号では、文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」による恒例の鼎談「文具放談」を掲載し、Bun2大賞に選ばれた文具たちについて激論を繰り広げています(*写真は左から高畑さん、他故さん、きだてさん)。
ここでは、本誌に掲載しきれなかった長時間にわたる激論を、2回連続で完全掲載します。文具をここまで掘り下げて、熱く語れる人たちは、この3人をおいて他にありません。今回も白熱した激論を繰り広げています。面白くてためになる「文具エンターテインメントショー」をお楽しみ下さい。
前編では、注目の大賞(1位)をはじめベスト10の文具について取り上げています。
大賞(1位)・Write White
書いて消せて持ち運びもできるホワイトボードノート。本文がホワイトボード仕様になっているので、何度でも書いて消すことができる。アイデア次第で使い方は無限。各ページの間に付いている透明シートは、書いた文字の保護カバーとして使用できるほか、透明シートに筆記が可能なので、資料への追記など、使い方の幅が広がる。(学研ステイフル)
――「2021年Bun2大賞」の結果はこの通りになりました。1位は「Wite White」です。
【きだて】これはなかなかの驚きの結果なんですけど。
【高畑】ここのところ、1位は大体筆記具だったんじゃない?
――去年の1位は「はにさっく」です。
【高畑】そうだったかー(笑)。
【他故】大変化球が(笑)。
【きだて】「Wite White」に関しては、以前からあちこちで「Web会議をするのにB6サイズのホワイトボードがすごい良いよ」というのを言ってたんですよ。ZoomとかTeamsとかにもホワイトボード機能があるけど、すごく使いづらいじゃん。だったら、手書きでホワイトボードに書いて「ほら」って画面に見せた方が話早いよっていうのがあって。その中でもB6サイズが、フレームにボードと顔を一緒に映り込ませるジャストサイズなんだよ。これがA4サイズだと、ホワイトボードだけで画面がいっぱいになっちゃうので。
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