指で夜に君を描く【詩】

なぜ今ここにいるのか
それはわからない
でもわかっていたのかも
しれない
止まっているようで
動いている
動いているようで
止まっている
昨日見た景色は
もう二度と
見ることはない
だから
見たことない景色を
明日も見れる
冷たい空気が
肺の内側に染み込む
体温で温めて
吐き出す
指で夜に君を描く

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