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乳頭保護器・搾乳での授乳から、直母に成功したエピソード

こんにちは。私のおっぱいに関するnoteです
(残念ながら、エッチな内容ではありません)

神アイテム「乳頭保護器」

私は、今でこそ完母なのですが、最初からうまく授乳できたわけではありませんでした。

授乳がうまくいかなかった原因は
①私の乳首がまだ柔らかくなくて伸びない、飲みにくい
②赤ちゃんの口が小さくてうまく咥えられない
という2つでした。

そこで、入院中に助産師さんが提案してくれた「乳頭保護器(ニップルシールド)」(私はメデラのMサイズ使用)を使っていました。

保護器つかうと、私の乳首でも、お口が小さい赤ちゃんでも、上手に吸うことができました!
自分のおっぱいを吸ってくれてる喜び!
嬉しかった…(´;ω;`)
シリコンなのでぺらぺらのフニャフニャだけど、心強い相棒です!

ただ、デメリットもありまして…


デメリット① つけるのに手間がかかって面倒


おっぱいあげるぞ!→保護器を用意→服をめくる→乳首に保護器をつける→赤ちゃんを抱っこして咥えさせて…。
しかも赤ちゃんに吸わせようとしたら、保護器がぺろんと取れちゃって仕切り直し…なんてしょっちゅうでした。
直母なら服バッとめくって、かぷっといけるのにな〜(ب_ب)ってずっと思ってました。

あとは、保護器を知らない人が見たときに「え?なにそれ?」って思われるのも嫌でした。
でも私はこれがないと授乳できなかったので、常に持ち歩いてました。
なお、外での授乳となるともっと面倒なことに…。
今後外出することも考えると、ちょっと…という感じです。

デメリット② 授乳時、めっちゃ痛い

特に吸い始め。
なんでしょう、保護器の中が真空になるからでしょうか?
めっっっちゃ痛かった(༎ຶ ෴ ༎ຶ)
ホントに我慢できないくらい痛くて、足をバタバタしたり、悶えるあまり息子を潰しそうになったり、「イダーーーーいっっ!!!」って叫んだりしてました。叫ばずにはいられませんでした。

吸わせる前に、しっかり心の準備をして…気合でフンッ!と吸わせてました。
ときには血が出たり、ヒリヒリしたりしました。
(そういうときは半日ないし1日授乳をやめて、搾乳するようにしていました)

(イメージ図)

いやもう、ここまで書いてたら「保護器、使わないほうが良いのでは…?」って感じちゃうかもしれませんよね。
私は保護器使ってでも、おっぱい飲ませたい!と思ったのでずっとお世話になっていました。

保護器と搾乳とミルクで1ヶ月がんばった

前述したとおり、保護器はとにかく痛くて痛くて。
1日4回が限界でした。なので、夕方からは搾乳母乳をあげてました。
痛すぎるときは授乳お休みすることもありました。
なお、母乳だけでは足りなかったので、常にミルクは足してました

搾乳母をあげるときの流れとしては、

あらかじめ搾っておいた搾乳母を温める→飲ませる→量が足りないのでミルク作る→飲ませる→搾乳器で搾乳する→哺乳瓶や搾乳器を洗って消毒

どう考えても30分以上かかるコース…。
疲れてるときや夜は、洗うのも搾るのもとにかく億劫で。
でもちゃんとやっとかないと次が困るから、やる…。

あと、搾乳するのは地味につらく…
私は手動だったのでシュコ、シュコ、シュコ…ってやってたんですけど、なんか虚しくなるというか。
なんで私、こんなことしてるんだろ。って考えてしまったり。

余談ですが、夜中に眠すぎて、搾乳器に哺乳瓶つけないまま搾ってたことがあって、
搾ったのをそのままお布団にジャバジャバ垂れ流してたことがありました(T_T)

正解はない。自分が納得するやり方で

もうこれ、完ミにしちゃったほうが楽なのでは?
って何度も思いました。

誰も「母乳じゃないとダメだ!」なんてことは言いませんでしたし、
助産師さんは「ママはどうしたい?」と私の思いを聞いてくれました。
これが正解というのはないのだと思いました。
誰も正解をもたない中で『私がどうしたいか』でこれからのことを決めるんだ、と思いました。

私が『ミルクでいい!』と決めたのなら、すぐにでもミルク育児にすることができました。
でも、自分のおっぱいから母乳が出てる限り、飲ませたいなと思ったんです。
それも、できれば直母でおっぱいあげたいなーと。
だからこそ、保護器と搾乳器で悪あがきしてました。
もしこれでうまくいかなくてミルク育児になっても、私は後悔しないと思いました。やりきりました。

1ヶ月健診で直母に挑戦

一人で直母に挑戦する勇気はありませんでした…

なぜなら…

保護器使っててもめちゃくちゃ痛い!本当に痛い!!
『保護』する器具を使ってるのにこんなに痛くて、直接吸われたらどんだけ痛いんだろう…(´;ω;`)
想像するだけで恐ろしく、とてもとても無理でした。

そこで、1ヶ月健診で助産師さんに見てもらいながら挑戦することにしました!

助産師さんに授乳のことを聞かれ、おそるおそる
「今日は直母に挑戦したいと思って来ました。一緒にしてもらえませんか?」とお願いしたところ、
快く引き受けてくれました♪

すると、直母でうまく吸えたんです!ごくごくと!
しかも痛くない!←重要

助産師さんは
「今まで諦めずに頑張ってきた成果ですね!今からでも十分挽回できるよ!」と言ってくれました。
ヤッター\(^o^)/

喜び束の間…やっぱり、うまくできない

とにかく直母ができたことがうれしく、さっそく家に帰って授乳してみますが、 

うまくできない…なんで…(༎ຶ ෴ ༎ຶ)

モタモタしてると大泣きになって、ますますうまくいかない…
結局かわいそうになって保護器を使ってました。
保護器を使えば、上手に飲めるのに…(でもめっちゃ痛い)

一日に2回くらい挑戦しましたが、だんだん挑戦するのすら諦めてしまい、
また元通りの保護器+搾乳+ミルクの生活に戻ってしまいました…。

私、このままずーっと保護器使っていくのかも…と思いました。

授乳後に伸びた乳首を見て…

それでも当時の私は、諦めが悪く、なんとかして直母を成功させたいと強く思っていました。

1ヶ月健診での幻の直母成功から1週間くらい経って…
いつもどおり保護器で吸わせたあと、ふと思いついて、乳首が伸びてビヨーンとしてるのをそのまま吸わせてみたら、うまく吸ってくれました。

これだ!(´⊙ω⊙`)!

最初だけ、保護器使ってちょっと吸わせる(痛いけど)
乳首がビョーンと伸びて飲みやすくなったところに、保護器を外して直母!

この日を境に、直母の成功率が上がり、そのうち最初から保護器なしでも上手に吸えるようになりました。
(赤ちゃんの体重が増えて、お口が大きくなったのも成功率アップの要因だと思います)
しかも、痛くない!

その後、母乳だけでもなんとかもつようになり、ミルクの量は激減。
夜寝る前だけミルクを飲ませる生活になりました。

あんなにお世話になっていた保護器はすっかり出番をなくしたのでした…ありがとうね…!

しかし!
喜びも束の間…その後、おっぱい涸れかける事態になるのですが、
またそれは別の機会に…。

もし、今は保護器使ってるけど、いずれ直母で飲んでほしい…という方がいれば、ぜひ試してほしい方法です。
もちろん助産師さんや母乳外来に相談するのが一番いいと思います。プロに一緒にやってもらって私は心強かったので。

ちょっとまとめると…


誤解のないように書いておきますが、これは直母が良い・保護器が悪いとかいうことではなく、
『私が直母を希望していたから、望み通り、直母になれてよかった』ということです。
だいぶ諦めが悪かったので、たくさん悩んだし、たくさん痛い思いもしました。
でも、自分が納得するまで頑張ってよかったなと思っています。

育児って正解がなくて、本当に難しいですよね。
私は「あのとき、ああしておけばよかったな」という後悔をしないように毎日を過ごしたいと思っています。
なかなかうまくいかない事もありますが、頑張ります!!

(最後は体育会系もビックリの精神論になってしまいました。ごめんなさい)

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