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いい文章を書くなんて誰でもできる

こんにちは。

ぷまっくです。

今日は文章の書き方についてお話したいと思います。

皆さんは文章を書こうと思ってぼんやり

こんな内容を書きたいなと思っていたけど

うまく書けないとか、もともと自信がない人は

いるのではないでしょうか。

私も得意ではありません。

しかし、文章力というのはテクニックであり

センスも才能もいっさい必要ありません。

しっかりと順序立てるだけです。

まず文章を書く前にやっておきたい準備3ステップから。

まず1ステップ

何が言いたいのか言えますか?

文章が苦手な人の特徴としてあげられるのが

「何が書きたかったの?」と聞かれたときに

一言で答えられないことです。

「この本は、こういう本で、こういう登場人物がいて、

こんな話をしていたので、それをまとめたいです」


「『この本は面白かった』って書きたいです」


この質問をしたときに一見すると、

①のほうが文章がうまいと思いそうですが

実は②の人のほうが上手だったんです。

①の回答をする人は、何を書くべきなのかは

たくさん知っているし、本について質問すると

たくさん答えてくれるのですが

いざ文章にしようとすると、書けないことが多いです。

逆に、②の回答は、一見すごく稚拙に見えるのですが

この回答をして書けなかった人を、私は今まで見たことがありません。

つまり文章というのはしょせん、【結論】の言い換えでしかないのです。

先ほどの例で言えば

「この本は面白い」という結論があれば

「この本のこういった点は【面白い】」

「このシーンでは、筆者のこういうことが考えられて【面白い】」

「登場人物のあの行動は、伏線になっていて【面白い】」

と、「この本は面白い」を言い換えていくらでも表現することができます。

逆に①のように

「こういうシーンがあって……」

「こういう伏線があって……」

という「事実」を知っているだけの状態だと

結局何が言いたいのか考えきれていないから、文章にならない。

「この本はこういう本で……あれ? いったい自分は何が書きたかったんだっけ?」と迷子になって、結局一歩も筆が進まずに

自分でも何が書きたいのか分からなくなってしまいます。

これの対処法は簡単です。

自分の言いたい「文章の結論」を事前に決めてしまえばいいのです。

文章の結論さえ作れれば、あとは結論に沿って

結論の「言い換え」を文章全体でしていけばいいだけです。

結論が決まっているから、結論の言い換えとしての文章を

書くことができるというわけです。

次にステップ2

「目的」を準備すること

目的というのは、「何のために書いているか」というもの。

より正確にいうならば「読者にどうなってもらいたいのか」という話です。

何を目的に文章を書くのか? 

読者にどうなってほしいのか? 

読者に対して何がしたいのか?

目的が明確でなかったり、逆に多すぎてわからなくなっている状態だと

文章を書こうと思っても何を書いていいかわからなくなってしまいます。

なので、文章を書くときには、必ず目的の準備をしましょう。

そして目的には大きく2種類あります。

「読者にインプットしてもらいたい」という目的と

「読者にアウトプットしてもらいたい」という目的です。

前者は、情報を共有したり、報告したりして

読者に知識を提供(インプット)するものです。

インプットした知識をどうするかは考えません。

たとえば、地域の回覧板。これは行ったからと言って

「だからなんだよ」と言われるものですが

言わないと「なんで言わなかったんだ」と言われてしまいます。

これはインプットが目的になります。

一方の「アウトプット」は、読者に知ってもらったうえで

「行動」もしてもらいたいというものです。

例えば「津波が来たから気をつける」というのも

具体的な読者の行動にまで変化を及ぼすわけですから

「アウトプット」が目的です。

私が今書いているこの文章も、

「みなさんに文章を書く前に準備をしてもらいたい」

と考えて執筆していますから、これも読者の

アウトプットを目的としています。

アウトプットは、知ってもらうだけではダメです。

きちんと行動してもらわなければなりません。

だからこそ、インプットよりも多くのことを

語らないとわかってもらえません。

情報共有だけのインプットを目的とする文章なら

最低限の情報でよく

行動まで求めるアウトプットを目的とする文章なら

詳しく説明しなければならない。

その2つの違いを意識していないと

頭の中もごちゃごちゃして

なかなか文章にすることができません。

そして最後にステップ3

「型」を準備する

結局文章なんて「モノマネ」でいいんです。

見よう見まねで書いてみて、後から自分流を作っていけばいいのです。

はじめからスラスラ書ける人なんているわけないのに

ゼロからスタートして「書けない!」と悩んでいる人が意外と多いと思います。

「自分で文章を書かなければ意味がない!」と

他の人がどういう文章を書いているかを知らないままに

ペンを持って、頑張って書こうとするんだけど全然進みません。

でもこの問題は、「型」をまねすることですぐに解決できます。

内容をまねするのはパクりですから問題ですが

構成や構造、順番や必要な要素はどういうものなのかを理解することで

文章は格段に書きやすくなります。

みなさん、急に「論文を書け!」と言われて

前提知識ゼロの状態で言われても困りますよね? 

それこそ何から書き始めればいいかわからないと思います。

研究室の先生から「論文において必要なのは、

『1.概要』『2.研究の詳細』『3.検討の背景』

『4.研究の結果』『5.研究の考察』です」と

過去の先輩の論文をみせてもらいながら言われたらどうでしょうか? 

書けるような気がしてきませんかね?

「論文」という漠然としたものでなく、

構成要素ごとに書いていけばいいのなら、

意外と問題なく書き進められるはずです。

このように「型」さえ準備しておけば自然と書きやすくなるのです。

なので、「結論」と「目的」を準備したら、

今度は「型」を準備するようにしましょう。

このご時世、本でもネットでも「型」が載っているツールは

たくさんありますが、全部まねしてしまう必要はありませんが

どういうことを書けば過不足がないのか、

結論を伝えて目的を達成できるのかを考えながら

「型」を準備することで、書くことの方向性が

おおよそ見えるようになると思います。

ここまでできれば準備万端です。

みなさんも最高の文章を作って

たくさんの人にいい情報を届けましょう。

ではまた(^^)



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