2023 Xデザイン学校マスターコース#05(9/16) ふりかえり
こんにちは。UX3年目の永井です。
この記事では、Xデザイン学校マスターコース#05ユーザー調査の分析と発想の気づきを書いていく。
わかりきった価値探索に陥る。
今回はKA法を用いて、ユーザーの価値分析を行った。
いつの間にかチームメンバに伝わりやすく、説明しやすい価値を探していた。だからといって奇抜な価値をむりやり創出しても、それは分析者の主観であり、ユーザーの文脈と一致しない。ここら辺の塩梅が難しい。
また個別の出来事に対して特異な価値を見つけることができても、価値マップをつくるときに平準化してしまう。ここでも安易な価値に流れるリスクがあることを学んだ。
アイデアのヒントをたくさん見つける。
発散するフェーズでは、アイデアのヒントをたくさん見つけることを目的にする。無意識にアイデアを取捨選択していたこと、自分なりの答えを一つに絞らないといけないと意気込んでいたことに気づいた。
ペルソナは作らなくてもいい。の真意。
ペルソナは顧客属性の一部を切り取り、モデル化したものである。実際の顧客はいくつもの属性を複雑に持ち合わせているため、実際の顧客とペルソナが違って当然である。
人は文脈によって判断が変わる。その文脈と判断のメカニズムを解明することが重要であり、客観的な顧客属性を整理しても、顧客の内面理解までに踏み込んでいないと理解した。
矛盾を受け入れる。
ヒトの視点にたって顧客の価値を具現化すると、企業のビジネスが成り立たなかったり、未来志向のパーパス・ビジョンと整合性が保てないことは当然である。その矛盾やGAPを解決するためにアイデアを発想する。矛盾が小さいとアイデアも安易になる。
白黒はっきりしないこの状態をどれだけ許せるのか。胆力が問われる。
最後に
第6回までにできるだけ様々な分析手法を試して、アイデアのヒントをいくつも持っておこうと思う。
質的データを詳細に分析する手法(SCAT法)を紹介してもらったが、説明を聞いただけでもとても手間のかかる分析手法な気がする。やりたくないが挑戦しようと思う。