冷凍宅配弁当生活、花束みたいな恋をした、オカルト体験談と脳疾患
糖質30g ・塩分2.5g以下の冷凍宅配弁当の nosh のおまかせ定期便と卵かけポリッジで生活し始めた。料理にまつわるメニュー決め、買い物、料理、後片付け、生ゴミが最低限になるのと考えなくても栄養の辻褄が合って人間らしい多品目の食事が取れる良さがある。
ひとり用に作っているとネットスーパーで食材の値段変動や消費実績や見込みを織り込みながら送料無料になるように買い物していくことに思ったよりも注意力や時間を消費していたし、簡単に作るにしても味が濃くなっていったり、一食に食べる量がブレたり、次の日に残ったり、反動でラーメンが食べたくなるという問題がないわけでもなかった。さらには夏場に生ゴミをあまり出したくないと思っているうちにホットクッカーが壊れたのが契機。
朝は食べないのと冷凍庫のキャバ的に1週間10食配達にして、残りの4食はレトルトカレーや外食の余地を作る運用がよさそうではある。追加でプロテインとマルチビタミン&ミネラルは飲むとして。自分が注文した時の紹介リンクが期限切れだったので使えなかったが、新しいクーポンが出ているようなので興味があれば。本来論としては家事をしている時に自分を取り戻すみたいなことも言いたいのだけど、今のところはパズドラを通り越して昼寝の方が自分を取り戻せる。
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配信解禁を待っていた『花束みたいな恋をした』をU-NEXTで観る。
あれだけシン・エヴァのネタバレに気をつけてくれるお前らが37回目の詳細ネタバレをしても何も感じない人間になってしまうように、『花束みたいな恋をした』の本質も外部の語りにこそ宿る。そのための固有名詞の羅列であり、カップルを描いたモキュメンタリーであり、現代文の試験問題だ。この時の麦くんの気持ちを20文字以内で述べよ。
Clubhouseなどで散々語られていたので、内容は把握していたのだけどディテールは全く語り尽くされていないと感じた。それこそ全てを書き起こしてセリフや描写のひとつひとつに突っ込んでいきたいぐらいの「カメラが捉えた決定的な瞬間」があるのだけど、全部書き起こすと冗長すぎるしファスト映画的な問題になってしまう。これを避ける方法としてリモート応援上映をするなんても考えたい。Amazon Prime であればウォッチパーティなどの機能があるが U-NEXT 独占という問題はここでも影を落とす。
感想はブログに書くとして、ひとつだけ言いたいのは、押井守シーン。むしろ実写版『魔女の宅急便』を出して俗物扱いされるカップルにこそ邦キチ味があるように感じた。あっちはあっちで同じタクシーで去って何かが始まる予感があったので清水崇監督の『こどもつかい』を観る観ないで揉めたり、『犬鳴村 恐怖回避ばーじょん』の是非で喧嘩したりという外伝が観たい。「まする」口調で。
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病名まで特定できるのかは微妙な話だけど、今や多人数がみるSNSでのオカルト体験談の開陳は気質的な精神疾患を疑われる以前に、器質的な脳の疾患が真っ先に疑われるべきという話がまさに展開されていたのが興味深かった。例えば幻聴が聞こえて片目が見えなくなって言葉も出なくなってという認知的な恐怖が、実際的には脳梗塞の症状だったみたいはある。
呪いよりも新型コロナウィルスのが凶悪だし、サイキックよりも鉄パイプで殴られる方が恐怖という前提における「超」能力とはなんなかと思ったりもする。そんなことよりもコミュニケーション能力と少しの勇気が欲しい。
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2012-10-08
pha さんのイベントに参加した時の記録。この時期はよく阿佐ヶ谷ロフトなどに酒を飲みながら話を聞きに行っていた覚えがある。結局シェアハウスは辞めることになるし、ノマドワーカーも複業フリーランスも現在の状況では厳しさがある。「<生活>という うすのろがいなければ町を歩く二人に時計はいらないぜ」と佐野元春は歌っているが、だからこそ「<生活>という うすのろ」のいない世界よりも、「<生活>という うすのろ」とどう付き合っていくのかということなのだろう。食事もカルチャーも仕事も。
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