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1週間分の食料支給、逆向きのボリシェヴィズム、霊的ボリシェヴィキ

東京都の自宅療養者に向けて1週間分の食料支給があったそうだ。カップ焼きそばが入っていたりしたこともあってジャンクフードだなんだと言われていたが、パックご飯20個に中華丼やカレーや鯖缶があって、味噌汁や海藻サラダもある。パスタやお菓子やお茶まで。1週間なら十分そうだが、途中で飽きが来るからカップ焼きそばでジャンク成分を補給させるみたいなことなのかもしれない。

しかし、この量を1週間で食べ切れといわれたら拷問に変わる。自分は1日2食なので1週間で使える主食は14個。ご飯10、カップ焼きそば1、カップうどん1、パスタ2に缶詰とカレーとソースを消費する程度だろう。大は小を兼ねるという事なのだろうけど、1週間で見ると食べる量の個人差を感じたりする。そもそも食欲とかどうなんだろう。

食料支給はありがたいことだが、あんまり羨ましく感じないのは安価かつ長期常温保存ありきで選ばれた食品だからなのか。せめて味海苔、焼き鳥缶、うずら卵水煮とかフリーズドライの野菜スープが欲しいとかなってしまうから現物支給は難しい。

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エリツィンが熟議や法的手続きを経ないで脱社会主義と資本主義を急進したことは社会主義革命と目的は逆だが手段が同じという点で「逆向きのボリシェヴィズム」と呼ばれているのか。日本の状況をボリシェヴィキ的と言うのは難しいが「逆向きのボリシェヴィズム」は符合する気がしてくる。

そもそもボリシェヴィキとは「多数派」という意味であるが、少数のエリート左派が議会の実権を握った事により言い始めた言葉であり、階級の固定化を当初より内在させている。

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『霊的ボリシェヴィキ』を観た。なんとも面白いが簡単に言うのは難しいのでブログにまとめたい。「霊的ボリシェヴィキ」という言葉だけで勝利なのに実話怪談ライブの技法を映画の長回しで再現したり、ボリシェヴィキ党歌を歌ったり、人間が怖いオチ警察など語りたいことが多い。

ひとつ言えるのは、霊的社会主義革命において怪談は個人の所有物ではなく社会的に共有されるべきものである。

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