BULL公式noteはじめました。
はじめまして、株式会社BULL(ブル)と申します。
この度、BULLの活動を少しでも多くの方に知っていただき、宇宙の魅力をお伝えできればとの思いから、noteを立ち上げました。はじめての投稿となる今回は、私たちについてご紹介をさせていただきます。
BULLについて
株式会社BULLは、2022年に創業した宇宙デブリ(宇宙ゴミ)の発生を防止する装置の開発や軌道利活用のための実験衛星・装置の開発を行うスタートアップ企業です。
「地球内外の惑星間の行き来を『当たり前』に」をビジョンに掲げ、「天体への(再)突入技術を活かし宇宙利用サービスを安価・簡潔に提供」することを目指して活動しています。
栃木県宇都宮市を拠点とし、産学官の連携による事業を推進しています。多くの方々のご協力を得て、2023年11月に創業1周年を迎えることができました。
BULLの事業について
BULLでは、大きく2つの事業に取り組んでいます。
1つ目は、デブリ化防⽌装置(PMD:Post Mission Disposal)の開発。2つ目は、無人・非回収の軌道上小型試験装置「Micro-ISS」の開発です。
デブリ化防⽌装置の開発では、PMD(Post Mission Disposal)と呼ばれる装置を衛星等の宇宙機に予め搭載しておくことで、宇宙機の運用終了後、インフレータブル構造を有するテザー状の構造物を展開させて、大気抵抗や電磁力によるブレーキ力を用いて搭載先の宇宙機を減速、大気圏に自然落下させて消滅させます。
無人・非回収の軌道上小型試験装置「Micro-ISS」の開発では、宇宙空間での試験サービスの提供を目指しています。製薬、美容、食品等の産業に対してMicro-ISSによる試験機会の提供を行うことで、他産業のイノベーションの促進に貢献したいと思っています。
なぜ、宇宙デブリを増やしてはいけないのか
宇宙空間に漂う物体のうち、人類が出したゴミを宇宙デブリと言います。1mm以上の宇宙デブリは、1億3,000万個以上あり、役目を終えたロケットや衛星、その他の破片などから構成されており、その数は年々増加しています。
「漂う」というと、どこかゆっくり流れて浮いているようにも思えますが、その移動速度は秒速7~8km、銃弾の10倍以上にもなり、とても危険な存在なのです。
遠い空の上の話と思われがちですが、宇宙は、現代の私たちの暮らしに欠かせない存在です。
例えば、インターネット通信や気象予測、GPSシステムなど、私たちの日常生活に不可欠な多くのサービスは、宇宙技術に依存しています。宇宙デブリがこれらの衛星に衝突して機能不全を起こすと、通信の途絶、ナビゲーションシステムの誤動作、気象情報の不正確化など、私たちの暮らしに大きな影響を与えてしまいます。宇宙デブリの増加を防ぐことは、地球上での暮らしを守るためにともて重要です。
BULLでは、これらの課題に取り組むことで、宇宙をより安全で持続可能な活動の場にし、未来の世代につないでいきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
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