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松本華羊

という、女性画家がいて、彼女は大正から昭和にかけて活躍した画家である。2歳の時に事故で足を悪くしてから、家庭教師に勉学を習った。
華羊は池田蕉園に弟子入りして絵を描いているが、代表作は『伴天連お春』という作品で、艷やかな女性を描いたものである。

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華羊は没年も不明だが、旦那は新聞社の和気津次郎で、この人はどういう繋がりかまでは知らないが、谷崎潤一郎が彼宛に描いた書簡があった。

松本華羊はとても美人な方で、写真が一枚残っている。
一番右手の女性だが、涼し気な顔立ちである。

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私はこの人をモデルに小説を書いたことがあって、それは『春琴抄』オマージュの拙い作品である。
誰にも読まれていないので、もし時間があればまた目を通して頂きたく、この稿を草した。


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