ハタラクコト

働くの語源について、社会人一年目に学んだ。

それは60歳のベテラン社員に教わったこと。
社内では社長の悪口を言い続けるアウトローな存在で、再雇用されることなく、最終日を迎えていた。

はた(傍)を楽にするから、働くなんです。
楽は簡単ではなく、楽しい、ハッピーという意味。
だから、若い人は自分のためではなくて、周りの人を楽にする、楽しくすることを仕事を通じて実現してください。

定年間際のひとたちは、しらけた目でその話を聞いていたけれど、自分にとっては、印象深い話だったので、今も忘れずに覚えている。

人生の中で、校長先生の話を含めて、無数の話を聞いて日々過ごしていることを考えると、10年以上前のその話を今も覚えていることは、ココロの深いところまで届いたからだろう。

どこにでもあるような、しらじらしいお偉いさんの話ではなくて、たくさんの人に嫌われてもじぶんをどうして生きる人の話は、たぶん芯がちゃんとあるのだろうとおもう。

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