令和2年度応用情報技術者試験は****との戦い

基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、独力で次のいずれかの役割を果たす。
 (1) 需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略を立案する。
 (2) システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスを実現する。

(警告表示除けで一部伏せ字となっています。あしからず。)

長く苦しい受験

本来であれば、この試験、令和2年4月19日に受験する予定だったのだ。しかし、まさに受験直前の追い込みの時期に、突如*********による******という事態により、試験が延期に追い込まれてしまったのだ。もともと、令和元年10月に情報セキュリティマネジメント試験を受験する前から、受験を考えていたので、そこから考えると2年近く、勉強していたことになるだろう。

書籍選び

どんな試験でも、テキスト選びというのは、当然合格への重要な道となってくる。

まずは一冊本を使って、どんな試験なのか俯瞰してみようと思った。

私が買ったのは、平成31/01年版のKindle版であるが、根本的に内容は変わらないと思う。漫画で分かりやすく、というのがコンセプトのようだが、とにかくページ数が多い。そしてどうやら、章末の練習問題だけが応用情報技術試験向けにアレンジされたもので、本文は基本情報技術者試験向けのものと変わりないようである。それはさだかではないが、応用情報技術者試験の特に午後問題についての内容には全く触れられていない。この書籍で午後試験までクリアできるかたは、すでに学習する必要がないくらい知識を持っている方だろう。従ってこの本は、購入する必要はないだろう。

この2冊のテキストも、2020年版を購入した。基本的に「合格教本」で十分だと思うが、私が受験した時は、シラバスの改訂があり、新しいシラバスのフォロー具合が多かったのが後者の書籍になる。実際、午後の情報システム開発では、「スクラム」に関する出題が出て、非常に役に立った。

SQLに苦手意識があったので、この書籍を買ったが、情報処理技術者試験では標準SQLを問うのに対して、この本では、実際の実装におけるSQLの解説をかいてあるので、全く役に立たなかった。

応用情報技術者試験を受ける、受けないにかかわらず、ネットワークに関わる人間は、読んでおいたほうがいい。

午前の学習法

このサイトの「過去問道場」が非常に有用である。なぜならば、応用情報技術者試験の6割程度の問題は、過去に出題された内容がそのまま出題されるからである。時には、計算問題すらそのまま出題されることもある。したがって、スキ間時間に学習することが非常に有用である。

このサイトに、「掲示板」というコーナーがあるのだが、見てはならない。なぜなら、このサイトを多く利用する利用者、つまり、何回も落第している受験生の溜まり場となっているため、質問をしても、的外れの答えが帰ってくる可能性が高いからである。

午後の受験科目選び

応用情報技術者試験においては、午後試験の科目選びが鍵になる。まともに全科目やっていたら終わらないので、一通りテキストに目を通したところで、直近の午後試験を人おおりやってみて、解けそうな科目を見つけて、その科目を重点的に学習すると効率がいいだろう。ただし、情報セキュリティについては必須回答なので、満点を目指すつもりで学習しなければならない。各科目20点として、情報セキュリティで満点を取れれば、他の科目は40点、つまり、40/80取れれば合格できるわけである。

午後の学習には次の書籍が役に立つ。

午後問題については、この「重点対策」を使いつつ、IPAのホームページから過去問題を印刷して解くことを実施するとよいだろう。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_mondai.html

先ほど全科目やっていたら終わらないと書いたが、そうは言っても、アタリをつけてしまうと、年によって科目ごとの難易度に開きがあるので、難しい問題を引いてしまった時のために、保険となる科目を作っておいた方がいい、というのもよく言われているところである。

このような形で、各科目の学習が進んでいたところで、受験票発送直前の3月末になって、令和元年度春期試験の中止が決定、令和元年度秋期の日程で、「令和元年度応用情報技術者試験」として実施されることになった。

会場の下見

10月試験なので、10月初旬になると、受験票が送付されてくる。ここで困ったのが、受験地「神戸」で希望したのだが、「大阪」に勝手に変更されてしまったことだ。仕方なく、高い電車代を払って下見にいった。幸い、昼食が取れるようなところは近くに多くあったので、問題なかった。

午前:本番

初見の問題が目につき、当てずっぽうで書いた問題もあったが、95点でなんなく合格。

午後:本番

情報セキュリティ以外の4科目について、ネットワーク、組み込みシステム開発、情報システム開発、プロジェクトマネジメントの4科目を選んだのだが、組み込みの回答に自信がなく、途中でシステム監査に切り替えた。そういうこともあって、合格に自身はなかったが、69点でギリギリ合格

そろばん検定と同じだよ

合格して上司に報告したところ、そのようなことを言われました。エンジニアでない職種の人間が、このような試験に合格しても、何にも意味がないということである。それを言ったら、情報処理安全確保支援士についても全く意味がない。あれは、経済産業省が認定するものではないからね。

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