二刀居合について

林崎甚助は不利な状況への対処として「居合」を創りました。
宮本武蔵は二本の刀を振るう「二刀流」を創りました。

何故、居合の最適解である「緊急時二人を同時に対処できる」
「二刀居合」が産まれなかったのか。
答えは「技術」がなかったからです。

①各流派に「離れの至極」をともなう二刀居合の「型」が存在しない。
②過去の剣豪の逸話に二刀居合の話が「出てこない」。

「手で抜いて」「鞘を引いている」時点で「二刀居合」は抜けません。
「二刀を別々」に「動かして」いては「二刀居合」は抜けません。

一振りの刀を「離れの至極」で抜くのはとても難しいです。
これは田宮重正が創りました。
それを「二振りの刀」でやるとなれば、話が違ってきます。

林崎甚助が「居合」を創り。
田宮重正が「居合術」を創り。
宮本武蔵が「二刀流」を創り。
私が「二刀居合」を創りました。

私は「型」という「パーツ」を分解し、構築しただけです。
「流派」ではありません。

後の世に「二刀居合術」を創ってくれる方がきっと現れると思います。
なぜなら「型」は「パーツ」でしかないのですから。
「仕組み」さえ「理解」してしまえば「技術」があれば「創造」できます。

「流派」に惑わされてはいけません。
そんなものただの「名前」でしかないのですから。
「型」を見ましょう。
「型」はその「流派」を創った人の「願い」です。

「二刀居合」の概念は「緊急時多敵」への「同時」の対処です。
これは「居合」でも「二刀流」でも「物理的に不可能」です。
「一度に一人」しか対処できないより「同時に二人」を対処できる方が良いでしょう。

さて次は何を創ろうか。
武術は面白いな。

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