見出し画像

30歳からアクロバットに挑戦したトレーナーが教える『大人になってからはじめるアクロ』の攻略法

こんにちは。
武術トレーナーのヨウ(@Bujutsu_Trainer)です。

大人になってから思ったことはありませんか?
子供の頃に体操やっておけば良かったな、とか
小学校のころはマット運動や跳び箱って得意だったんだけどな、とか。

そんなことを思いながら
バク転やバク宙をはじめとするアクロバットを
やってみたくなる瞬間、ありますよね?(笑)

でも、大人になってからアクロバットにチャレンジするには
ケガのリスクも心配ですし、とても労力もかかるでしょう。

これを読んでくださっている方の中には
練習の途中で怖い失敗をしてしまったために
練習ができなくなってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は初めての方はもちろん、もう一度チャレンジしたい方の為にも
「大人になってからはじめるアクロバットの攻略法」をお教えします!

なぜ上手くいったのか?

僕は30歳で体操経験ゼロにも関わらず
アクロバットに挑戦しましたが、その結果
アクロバットができるようになっただけでなく、

・モーションキャプチャー
・CM
・アイドルのアクロバット指導
・アクロバット教室の講師
・イベントでのパフォーマンス

いわゆる業界のお仕事をさせていただけるようになり
それがきっかけで舞台活動やパフォーマンスをするようになりました。

当時はとにかく『やってみたかった』ということだけ覚えています。
今振り返っても、自分の行動には説明が付きませんでしたが
なぜ上手くいったのかは説明ができます。

それは、『環境と考え方』です。

僕は特別才能があったわけではありません。
出会った環境が良かったこと、そして僕がトレーナーであったこと。

これからお伝えしたいことは
僕が上手くいった「僕と同じタイプの方に効くメソッド」ではなく

このトレーナーの知識と経験をフルに活用して得た結果を
『ケガなく、可能な限り安全に』アクロバットに挑戦出来るアプローチとして
プログラミングしたものをお送りします。


アクロバットに挑戦したい全ての大人のみなさんの
お役に立てれば嬉しい限りです。


さっそくですが、今回の流れについてお伝えします。

覚えておきたいコツやポイント、実際にどのような流れで
アクロバットに挑戦すればいいのか。
ここが1番大事なところ。
そのために・・・

・アクロバット初心者がやりがちなミス
・具体的に必要な動作と基準
・最初の一歩の決定版!意外なアプローチ方法
・オススメの流れご紹介

YouTubeを見ても載っていない具体的なポイントと
取り組み方についてお伝えします!


アクロバットを覚えたいという方に多いお悩みですが
・教室に通いたいけど合うところ(場所や時間)がなかった
・通ってみたけど合わなかった、できなかった
・やってみたいけど、今から教室に通うのは・・・(ハズカシイ)
・途中で挫折したけど、できるならもう一度挑戦してみたい!
結局のところ、
・何からはじめればいいか分からない
これが今まで講師をしてきて実際に生徒さんから聞いたことがある
お悩みトップ5です。

そしてそんなみなさんの為に、基本的には1人で環境がなくても
コツコツできる内容からお伝えします!

また一般的にアクロバットの教室では
具体的な技の練習がメインになるところが多いので
その前段階として、基礎の体づくりの部分にフォーカスして
本当に必要なことがなんなのかについてお話したいのです。

アクロバットに慣れているパフォーマーにありがちな
ノリと勢いを一切排除した
完全未経験スタートの経験者でかつ、
トレーナーである強みを最大限に活かした、
初めての方に送るアクロバットの取り組み方について
お伝えしたいと思います!!

途中までは無料で読めるので、ぜひご覧ください!

完全未経験の30歳は5年でここまでできるようになりました。

まず、話をしているお前は誰だ!?
ということで簡単に自己紹介をしますね。

20代で鍼灸師を目指していたはずが勉強のために
はじめたスポーツジムのアルバイトスタッフからインストラクターに。
その後トレーナーの資格もとって完全にフィットネス業界へ転身。

30歳の時にアクロバットに挑戦し始め
アクロバット教室の講師にまでなり
CM・アイドル指導・ゲームのモーションキャプチャーまで
仕事ができるまでになりました。
そのおかげでマーシャルアーツパフォーマーとして
イベントのパフォーマンスや舞台でのアクション・殺陣で活躍する
表現者として活動しています。

というわけで、30歳の時にアクロバットに挑戦すべく
あるチームに所属してアクロバットを習います。
ここにいたメンバーはとてつもなくて
・有名なライダーの中のスーツアクターでありスタントマン
・超有名アスリート集団に所属していた元男子新体操選手
など、業界の仕事をしていたプロの方々でした。

そのおかげで、僕も業界の仕事を経験できたし
さらに活動の幅も広がったという経緯です。
経歴にアクロバットの講師というのも
このチームの展開していた教室の講師というわけです。

というわけで、そんな私は2024年9月で43歳(笑)
そんな私がどこまでできるようになったのかというと


いかがでしょうか? 完全な初心者での挑戦としては
皆さんにとって希望になるのではないかと思います。

この後、ご紹介するのですが、体操のほかに
tricking(トリッキング)というアクロバットがあります。
バク転バク宙はもちろん、35歳でコークスクリューという
片足踏切での宙返り一回捻りする技ができるまでになりました。
(動画 0:08・0:13)

もちろん体操等の経験は一切ありません。
小中高と水泳をしていましたが全く体の使い方が違いますし、
空手をやっていましたが体を丸める反る、だけでなくジャンプもしませんでした。
それどころか、この習慣のおかげでだいぶ苦労したくらいの
ディスアドバンテージでした(苦笑)。

ひとえに身をおいた環境がとても良く、
技の練習の仕方やアプローチはとても勉強になりました。

そして最終的にはトレーナーとして
体の使い方に注意し、ケガしないように続けていたことが
大事だったと分かったのです。

そのため、できる人とできない人の違いというのも
明確にわかるようになりましたし、
今回のはじめの一歩の踏み出し方に繋がることになります。

ここからはトレーナー目線で
上手くいくためのポイントについてお話します。


初心者にありがちなミス

上手くいくためのポイントと言っていきなり失敗例を
お話するのは気が引けるのですが、ここで大事なことは

『やってはいけないことを先に覚えておく』ことです。

アクロバットの練習は
『とりあえずやってみる』にはリスクが高過ぎます。

そのため、まずは初心者にありがちな
やってはいけないこと、覚えておいてほしいことを
まとめておきます。

・最大の敵は自分!?
・ちょっとやってできちゃいましたみたいな人は例外
・残念ながら近道はありません
・アクロバットは危険だという認識を持つ
・それでもやりたいあなたへ。目標設定のコツ


・最大の敵は自分
 大人になってからやるアクロバットはとても魅力的ですが
ここで1番の壁が『自分の身体の使い方のクセ』です。

大人になる今までの過程で
生きてきた習慣での身体の使い方が染み付いているのです。

これがアクロバットに向いていなかった場合、
かなり苦労しますし、途方もない時間がかかります。
ですから、これからお話しするポイントを1から順番に覚えて
無理なく体の使い方を覚えていただくのが近道です!
ほんとに!大変でしたから!!笑泣

・ちょっとやってできちゃいましたみたいな人は例外
そんな中、自分の身の回りにすぐできるようになっちゃった人が
いると焦るし、自分も早くできるようになりたい!と
思うのが人の感情です。
ですが、
その人がどのような条件で挑戦しているかは誰にもわかりません。

これからお話する『アクロバットに挑戦するための基準』
満たしていたのかも知れません。

しかし、そんな人たちも技の完成度が高いかというと
そうでもなく、運よく技だけできるようになってしまっても
その後ケガをしてしまったり、リスクが高い状態なだけ
という方も多いのが事実です。

これだけはトレーナーとして強くお伝えしたいのが
どれだけアクロバットに力を入れるのか?ということ。
ケガのリスクを軽視するとあとでとんでもない後悔に
苛まれる可能性があります。

力を入れるのであれば尚更、きちんと基礎をやらないと
辿り着けないレベルがあることも事実です。

だからこそ、他人の話ではなく、ご自分の目標を
しっかりと見据えてトライして欲しいです。
後述の目標設定を特に意識してください!

・残念ながら近道はありません
これは前項と同じように聞こえますが
ちょっとだけ違います。

これはアクロバットには必ず
『自分の体を宙に浮かせる』瞬間が必要です。
ジャンプ動作や引き上げ、捻りの動作がこれにあたります。
その時、必要な知識は完全に物理的なものになります。
なんとなく、では絶対にうまくいかないので
これも知識として覚えておいてください。

具体的には実際に練習して始めて使う知識ですが
それぞれのアクロバットにはそれ特有の
体の使い方を理屈で覚えておく必要があります。
踏み切りのタイミングでこの動作が必要だとか
してはいけないことが分かるようになります。

できる原因もできない原因も動画で確認すれば分かる
ということを覚えておいてください。
ですから、『こうやっているつもり』というのが通用しません。
できるまで、その動作の精度を詰める必要があります。

アクロバットの基礎は物理だということ。
これからお伝えする基準が満たせている方でも
地道に基礎をやりま続けしょう!

・アクロバットは危険なもの
なぜこんなにも細かいことをくどくど言うかというと。。。
アクロバットでケガをする方があまりにも多いからです。

舞台でご一緒する役者さんにも
以前バク宙で首から落ちて、とか
バク転で手首を痛めて、など
僕が最初から見ていたら絶対にさせないようなケガを
経験して挫折してしまっている方が多いのです。

それもやはり、僕が今までお伝えしてきた小言を
知らなかっただけ、という方がかなり多くいらっしゃいます。
だからこそ、大前提としてケガのリスクや
失敗した時のことを想定して環境を整えたり
ご自分の体を守るためにも
基礎をコツコツ積み重ねる事が必要なのです。

・それでもやりたいあなたへ 。目標設定のコツ
アクロバットをやりたい方には全ての方に
挑戦していただきたい気持ちはありますが
常に危険と隣り合わせだということ。
ですから、絶対に軽視せず、慎重に取り組んで欲しいのです。

そのために一つ確認をしておきましょう。
あなたはなぜアクロバットをやりたいのですか?

実際はなんでもいいです笑
カッコイイ!とか、できたらパフォーマンスや
アクションに活かせる!とかでいいのです。
ただし『なんとなく』がつくようならオススメしません。
なんとなくできるほど甘くないし、リスクが高いからです。
ここまでリスクが分かっていてなお、やりたいかどうか。
そこがこれから実際の基準をお伝えして
アクロバットに挑戦してもらうために
とても大事な確認項目です。

やりたい技を一つでも探してください
できたらいいな、でもいいです。
憧れる技がいくつあってもいいです。
必ず、それを習得するための道筋が存在します。

これがリスクを最小限にしつつ、
できた時のワクワクを想像できるモチベーションづくりが
地味トレをコツコツ積み重ねられる気持ちの土台になります。

そのために、興味があるならの技の名前を
一つくらいは調べて、覚えておいてください。


「アクロできるようになりたいんです!」
「おぉ、いいね!何やりたいの?」
「いや特にないんですけどできたらいいなって」
「・・・んー。そうかぁ。。。」
これだと、なんのアドバイスもできないんですよ。
教える側からすると、冷やかしと一緒です。

ちなみに、僕の目標設定としては
強みは「歳をとっても動けてアクロバットができるおじさん」です笑
得意分野は主に蹴り技。中国武術。
そのために練習して現場で使いやすい技は跳び蹴り全般
アクロバットもジャンプしてから蹴りが出せるものが多い。
アクションも武器の守備範囲はほぼ全般、使えない武器の方が少ないです。
武術家なので(笑)
といった形で特化していますが、ここまで来ると競合がいません笑。
これが僕なりのブランディングであり、後発のパフォーマーとしての
生存戦略でもあります。

みなさんはここまで具体的で無くてもいいので
側宙ができるようになったらアクションの幅が広がりそう、とか
ダンスの振りの間にできる技を覚えたい!とか
あの人がアクションでやってたあのアクロバットをできるようになりたい!
といったような、少しだけ具体的なできたらいいな、を考えてください。

技はイメージでいいので具体的なシチュエーションを
想像しておくだけで練習の方向性がブレにくくなります。
これは趣味でやる方にはちょっと大袈裟に聞こえるかも知れませんが
やりたい技を探す、というのは練習を続ける為の
ポイントになるのでぜひ試してみてください。

今はなくてもいいので、この先にご紹介する内容を
確認してから、技の種類を調べて見てください。
好きこそものの上手なれです。


バク転・バク宙はやるな!!

ここからは実際の流れに行くための
大事なアプローチについてお伝えしていきます。

憧れのバク転やバク宙を練習したい
その気持ちはわかりますが。。。

いきなりバク転バク宙から入るのはおすすめしません。

体操の動作は、基準がめちゃくちゃ高いので
最初の目標にするには道のりが長過ぎて
途中で挫折してしまう可能性が高いのです。

多くのバク転・バク宙教室はそれをやる事が
目的なのでひたすら技の練習になって行きますが
ワイヤーで補助しようともトランポリンを使おうと
基礎が足りないとできないのです。

ある程度体が利く、動ける方にとっては
技を成立させるまでにそこまで労力が
かからない印象ではありますが、、、

今回初めて挑戦される方や、もう一度挑戦したい方には
トレーナー目線でお話しする今回は絶対にお勧めしません。

僕が所属していたチームのメンバーには
3歳から体操をやっていた方もいたのですが、
体操経験者のアップを見る限り、技の練習だけで
できるようになる程甘くないというのが痛いほど
わかったからこそ言える事でもあります。

あと「それくらいなら簡単だよ」というプレーヤーの話も
参考程度に聞き流してください。

大事なことは皆さんがそれをできる基準を満たしているか
であって、その方の主観とは関係がないからです。


これは先ほどもお伝えしたとおり、人は人
みなさんはみなさんの選んだ道をしっかり進んでください。
ケガのリスクを減らして自分の体を宙に浮かせるためには、
近道はないのです。

でも安心してください。
みなさんにもできるようになります。
ですから、他人の価値基準でブレないようにしてください。

もちろん、最終目標がバク転・バク宙でいいですし
絶対にやるな、というわけではなく
あくまでアクロバットに挑戦したい方がいかにケガをせず
パフォーマンスを上げられるようにするかなので、
今回が初めての挑戦だったり
もう一度挑戦したい方に向けてのオススメをお伝えします。

もっとハードルを低く設定してできる技を増やしていった方が
アクロバットを楽しめますし、実際にパフォーマンスやアクションに
使いたい方には特にオススメの最初の一歩の攻略法があります!

それがトリッキングです。

Tricking (トリッキング)とは?

自己紹介の動画で見ていただけた技の中には
体操以外の体の使い方をしているものが多くありました。

もちろん、今すぐに分からなくてもいいのですが
これが最初に体操をしないで出来るアプローチの正体、
Tricking(トリッキング)です。

トリッキングとは
空手、中国武術、カポエイラ、テコンドーなど
様々な武術でのアクロバット動作と体操を組み合わせた
エクストリームスポーツの一種です。

欧米の武道大会などで武道の型にアクロバットの技を
多く入れ初めたのがきっかけでアクロバット独自の
スポーツとして発展していった経緯があるそうです。

体操とトリッキングの違い
大きな違いは、体操が直線の強さに対して
トリッキングがしなりと反動を使った強さというイメージです。

体操はそもそもタンブリングといって床が反発で跳ねる
柔らかい環境で行います。
それに対してトリッキングは体操の動作にも似た宙返りが
出てきますが、あくまでジャンプして体当たりするためだったり
相手を惑わすためにするフェイントなどの動作が主な起源です。

硬い地面で相手を想定して行うため
足を振り上げたり、反動を使って跳ぶものが多く
宙返り、バク転以外の技も
強度難度ともに決まった体の使い方と基礎が必要な体操と違って
トリッキングはより少ないスペース・助走で出来ること

そして、派手な技に行く前の段階として
色々な動作が組み合わさってできていくものもあるため
自然と技のバリエーションが増えていくメリットがあります。

先にもお伝えしたように体操はとても基準が厳しく
基礎のトレーニングをかなりの量を求められます。

バク転やバク宙の練習でケガをしてしまう方のほとんどが
支える力が足りなかったり、
姿勢の保持ができていなかったために起こる
基礎不足が原因なことがこれを証明しています。

トリッキングにはめちゃくちゃカッコいい技が多いのに
実際には厳密に宙返りしていない技も多く
安全に挑戦できる技が多いのが良いところがオススメです!


YouTubeに載ってない気になるポイント
何をどれくらいできればいいの?

正直に言います
柔軟性と筋力は大前提で必要です(笑)

え?じゃあどうすんの?と怒らないでください。
大丈夫。そのためにこれから大事なアプローチを教えます。

まず基準として、柔軟性と筋力というのはとても曖昧な言い方です。
もちろんあるに越したことはないのですが
知りたいのは「何を・どれくらい」必要とするのか、ですよね?

もう少し具体的にいうと、
柔軟性はバランス、筋力は支える力
この二つが重要です。

例えば、開脚も180°近く開くし反るのはとても得意でかなりいけるけど
背中を丸めるのが苦手で前転や後転が苦手という方が多いですが
このパターンの方はすごく苦労します。

それよりも、そこまで柔軟性が高くなくても
腰より高く足が振り上げられて
ある程度楽に背骨の丸める・反る動作ができる、といったような
苦手が少ない・バランスが取れている方のほうが
初心者として上達が早いのです。

また、筋力としては真っ先に思いつくのが
『ジャンプ力』だと思いますが
実はそこまで重要じゃありません。

アクロバットできる人と垂直ジャンプを比べて、そんなに差があるでしょうか?
そこまでの差はありませんし
わずか数センチ違ったとしてそれで決まると思いますか?

そう、決まりません。
だからジャンプが苦手でも気にせずに。
むしろアクロバットの練習を経て
上手くなることを期待していてください。

アクロバットは物理です。
跳び方、その後の体の使い方
全て力は向ける方向とタイミングで変わります。

もっと言うと
アクロバットをしたいのに
そもそもジャンプ力がないという方は
主にジャンプ動作の理解不足のほかに
『力み』が原因の方がほとんどです。

支える力に自信がない、余裕がないから
ジャンプする時にガッツリと力みが出てしまうのです。

という訳で、
無料で読める最後のポイントとして
後半にお伝えする実際の基準について
2つだけお伝えしちゃいます!

① 背骨のお話
先ほども例で出しましたが
背中は背骨を反る・丸めるための柔軟性が必要です。

反れるけど丸められないという方が多いのですが、結構きついです。
なので、これを今から丁寧に取り組んでおくことをお勧めします。

足が上がるかどうか、よりも
体幹の柔軟性が大事だということを覚えておいてください!

このポイントに関しては武術ケアというYouTubeでの
かんたんケアをご紹介しているのでぜひご覧ください!
無料です笑

② 特にバク転やバク宙といった体操の技を覚えたい!
という方は必ず「倒立」が必要になります。
ちなみに壁倒立でも大丈夫です。

ですが、この先がポイント。

じゃあ壁倒立できます、で体操の動作ができるかというと
そうではないのが難しいところ。
体操の動作は本当に難しいです。

まず
⑴ 壁に足をかける時に音を立てているうちは跳ばないでください。

足を振る力で倒立をカバーしてることに気づいてください。
自立しろなんて言わないので
壁を絶対に傷付けないようにコントロールできるようになってください。
これもきちんと段階を追って練習すればできるようになります。

次に
⑵ 姿勢は真っ直ぐを作れること。
腰が反っていたり、首が返りすぎたりしている姿勢はNGです。
この条件がクリアできる方は初心者にはまずいません。
そのため、今のうちからコツコツ取り組むのが大事。
最後は姿勢が真っ直ぐとれた状態で最低でも1分支持が余裕、
かつ肩甲骨を動かせるようになってください。

↓ 壁倒立、ダメな例①と目指す方向②

腰が反り過ぎ、首が返りすぎの例
腰は真っ直ぐ、目線は顔ではなく上目遣いで地面をみましょう

これが支える力に必要な倒立の基準です。

ちなみに、多くの初心者の方が苦労するのは
「肩の柔軟性」です。
みなさん、両手でバンザイをしてください。
バク転はこの手で体を支えますよね?

この時耳のそばに両腕はありますか?
それは大丈夫!とい方へもう一つ。

腰の反りを埋めて、体が真っ直ぐのまま
その両手が耳のそばをキープでき
なおかつ、頭の後ろ方向に持っていくことができますか?

これ意外と難しいです。
腰を反れば手は上がるのに、真っ直ぐにすると
胸が落ちて腕が上がらなくなります。
もちろん、いける方はそのまま支える力を
さらにつけていければ技の習熟はとても早くなりますが

確認しておいてほしい理由として
この動作で肩の柔軟性が出ない原因が
先ほどお伝えした背骨のお話につながるからなんです。

大事なことはもう一つあります。

ひたすら倒立だけ練習していても
一向に支える力がつかないことに気づけますか?

大事なのは体を支える仕組みです。
体と腕が真っ直ぐをキープできる姿勢を
体を跳ばした後に瞬時に作れないと
倒立して全体重を支えるなんてできないですよね?

みなさんが陥りやすいミス
ヒトの体でどのように体を宙に浮かせるのか
そしてどうやったら負担のない形で
体を支えられているのか、という
そもそもの仕組みが分かっていない」
これが一番の障害なんです。

この考え方はみなさんの体を守る上でも
長くパフォーマンスをする上でも大事なことですから
無料でもみなさんにお伝えしておきたかったのです。

オススメするtricking (トリッキング)では
実際に宙返りがない技が多い反面
手をついたり、体を支える動作が多いので
これを練習しながら取り組むと習熟の速度も上がります!

これから取り組みたい技の難易度がグッと下がり
ケガのリスクも減らせます。
しかもトリッキングは場所を選ばずいろいろな場所でできます。

先ほどお伝えした条件を満たすだけなら
1人でも安全に倒立に行くまでの練習をできると思うので
無理なく積み上げていただければと思います。

もちろん、僕は武術トレーナーですので
支える時のヒトの体の仕組みを使って
効果的・かつ効率のいい練習方をお伝えしていますから
この先も読んでもらえたら嬉しい限りです。


トリッキングの中でも共通の〇〇を使います!

trickingは日本にやってきたのが、若者の挑戦のおかげです。
教材は海外の選手の動画のみ、これを今のトップクラスの選手は
独学で何度もいろいろな動画を見て練習を積んできたのです。

僕が所属していたチームで得たものの一つとして環境があります。
協会を立ち上げ、大会を主催していた日本で初めてのチーム。
その大会で、スタッフ兼選手として色々な若者を見てきましたが
彼らは今や海外の大会でも優勝したり、さまざまなメディアで活躍しています。

彼らの動きを当時から見ているという点では
トレーナーとしてもこれ以上はない環境だったのではないかと思います。
チームの門を叩いた時も例外ではなく
メンバーは募集していましたが養成の手順などはなく
一緒に活動しながら練習してくれといったものでした。

ゼロから始めるための学習メソッドなど存在していないのです。
彼らは独学で自分の体でそれを証明してきたのです。
僕はアクロバットをするパフォーマーとしての
キャリアはありませんが、彼らを見てきたおかげで
トレーナーとして「アクロバットを始めるための攻略法」に気づけたのです。

それはトリッキングの中でもベースの動作に
よく出てくるものが多いのです。
安全にかつアクロバットの基礎の感覚を
身につけるためのトレーニング。
もちろん、ただ単純に技だけを練習するのではありません。

どうやって練習するか
どのようにステップアップしていくかがポイントです。

僕はトレーナーの知識と経験をフルに使って
その環境に順応してきましたが、
もっともっと無理なく安全に
コツコツ積み重ねることで練習ができるものです。

最終的には環境は大事ですが
スタートにそれは必ずしも必要ないこともわかりました。

アクロバットのプロたちを見てきたトレーナーとして
40歳を過ぎた1人のパフォーマーとして
これからも怪我せず、長く続けられるようケアをし
年々パフォーマンスが上がるとこを目標にしています。

そしてアクロバットの技術だけでなく
一生使える体の知識としても
ケアや体の使い方をお伝えしています。

初めて挑戦したいあなたのお役に立てれば嬉しい限りです。
少しでもできることが増えたら絶対楽しいですから。
ぜひ達成感を一緒に味わいましょう!

2024年9月1〜期間限定割引‼️
クラウドファンディング達成感謝祭を実施中です✨
蹴りの超基礎シリーズ第2弾となる
『回し蹴り&旋風脚』がリリースされるまでの約半月の間です‼️
終了時期はリリースの時期により前後します。
予めご了承ください。

ここから先は

4,292字 / 5画像

¥ 2,500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?