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【純LLデッキ解説】Mさん、武神使いやめるってよ編

1、はじめに

どうも。LL(リリカルルスキニア)使い(にわか)のMさん(TwitterID @bujin_m)です。
はじめましての方ははじめまして。
お久しぶりな方もはじめまして。

過去記事では私の愛してやまないテーマ、武神の紹介をしておりました。


そんな私ですが、今回なぜ愛用テーマの武神ではなく、いきなりLLの解説をするかというと




武神の最終盤面が、純LLの最終盤面の完全劣化、下位互換になったからなのです。





新規が増えてからの武神は、ほぼ固定の2枚初動から最終盤面にアマテラス未来龍皇の2体を立て、残りのカードを伏せるなどしてエンドが最終盤面でした。

武神姫―アマテラスは、相手ターンに除外から一枚モンスターを回収するだけなので、直接的な妨害は未来龍皇のみとなります。

一方、LLはというと…







そこそこ自由度のある2枚初動から、特殊召喚されたモンスターを2~5体までバウンスでき、更に未来龍皇も立てることができます。おまけにドローもできることがあります。









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人人人人人人_
> 突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

武神は上位互換が出たショックで死んでしまった!










ということで、今回はLLデッキの解説に入りたいと思います。


2、LLのカードプールについて

LL(リリカルルスキニア)とは風属性、鳥獣族のレベル1およびランク1モンスターで構成されており、主にエクシーズで戦うデッキです。


メインデッキに入るモンスターは全部で5種類。効果の内容によって、以下のものに分かれます。
(1)自身ともう一体を特殊召喚できるもの
(2)特殊召喚されると効果を発動できるもの

これらの効果に加えて、
「フィールドから」
「風属性エクシーズを特殊召喚する素材に使われた」

とき、そのエクシーズモンスターに効果を付与する効果を持つものがいます。

あとから素材に入っても効果が付与できません。

もう一度書きます。

あとから素材に入っても効果が付与できません。

ご注意ください。十二獣って強いなぁ…。

それでは、各モンスターの解説に移ります。



(1)メインデッキのモンスターについて


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LL-ターコイズ・ワーブラー
風属性/レベル1/鳥獣族
ATK 100 DEF 100

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・墓地から「LL」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

先述した分類だと、(1)に属するモンスターです。

最強の初動です。フォトン・スラッシャーと同じ条件のチェーンに乗らない特殊召喚をしたうえ、手札からの特殊召喚に成功すると、②の効果によって、もう一体LLを出して、即座にエクシーズに繋げられます。
①の特殊召喚にはターン1がなく、除去を食らった場合、二枚目を特殊することで動けることがあります。覚えておくとよいでしょう。



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LL-サファイア・スワロー
風属性/レベル1/鳥獣族
ATK 100 DEF 0

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに鳥獣族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードと鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札から特殊召喚する。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。●このX召喚に成功した場合、自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。

(1)に属するモンスターです。

①の効果により、場に鳥獣族がいると、もう一体の鳥獣族レベル1とともに手札から特殊召喚できます。縛りは鳥獣族レベル1ということのみなので、鉄獣のナーベルなど、LL以外を出すことも可能です。ただ、この効果発動は条件が少し厳しめで、初手で効果を発動するには3体のレベル1鳥獣族が必要になります。初動にはなりにくいですが、中間展開を支える一枚です。
②の効果も重要で、墓地から素材を差し込むことができます。素材の数だけエクシーズモンスターは筋肉モリモリマッチョマンになります。
ちなみに、②の効果はエクシーズ召喚成功時にチェーンブロックを組みます



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LL-コバルト・スパロー
風属性/レベル1/鳥獣族
ATK 0 DEF 100

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。●このカードは相手の効果の対象にならない。

(2)に属するモンスターです。
特殊召喚すると①の効果で後続をサーチします。サーチ先はレベル1の鳥獣族としか書かれていないので、なんでもいけます。D.D.クロウでも。素材になるとその風属性エクシーズモンスターが効果の対象になることを防ぎます。つまり、除去や効果無効のほとんどを受けなくすることができます。LLでは、このカードを素材に入れて、無限泡影やヴェーラーをケアして動くことが重要です。
まあ、このモンスターの①の効果に打たれるんですけどね…。
置物に無限泡影や禁じられた聖杯を喰らうことを防げるので、下敷きにしておくに越したことはありません。



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LL-ベリル・カナリー
風属性/レベル1/鳥獣族
ATK 0 DEF 200

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札に存在する場合、自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。このカードと対象のモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。●このカードの攻撃力は200アップし、コントロールを変更できない。

(1)に属するモンスターです。

発動後、制約でEXデッキからエクシーズしか出せなくなるものの、①の効果で墓地からLLを釣り上げつつ、自身も場に出られます。融合、シンクロ、リンクなどを先に展開してからこの効果を使う分には大丈夫なので、混合型の場合はこのカードを後半に使うように意識しましょう。
②の効果もなかなか重要で、攻撃力上昇、コントロール奪取不可を付与します。チェーンブロックは組みません。LLモンスターはステータスが低いことが多く、置物でも戦闘破壊が怖いこともあります。このカードの上昇値がバカにならないこともありますから、入れておくに越したことはありません。打点上昇をワンキルに使えることもあります。200上昇の複数回攻撃は強い。


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LL-セレスト・ワグテイル
風属性/レベル1/鳥獣族
ATK 200 DEF 0

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「LL」魔法・罠カード1枚を手札に加える。②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「LL」Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。

(2)に属するモンスターです。

①の効果により、特殊召喚に成功するとLL魔法罠をサーチできます。このカードを使い、適宜必要な魔法罠をサーチしてくることができます。強いの一言。
②の効果は、墓地からこのカードをエクシーズ素材として重ねる効果です。LLのエクシーズモンスターは、素材の数✕○○○という形で攻撃力が決まるため、下敷きは多いほうが良いのです。このカード一枚でワンキルが決まるか変わることもありますし、妨害の回数も変わります。墓地にいるときは忘れずに使いましょう。




(2)エクストラのモンスターについて

次に、エクストラのモンスターについて説明していきます。

LLには、エクストラデッキに入るモンスターが5種類おり、そのうち4種がエクシーズ体。素材の数に応じて自分や他のモンスターの攻撃力を変動させる効果を持ちます。もう1種類は融合体で、専用構築にしなければ出しにくいモンスターです。

それでは、解説に移ります。

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LL-アセンブリー・ナイチンゲール
風属性/ランク1/鳥獣族
ATK 0 DEF 0

レベル1モンスター×2体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。②:このカードは直接攻撃でき、X素材を持っているこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。③:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。ターン終了時まで、自分フィールドの「LL」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。この効果は相手ターンでも発動できる。

アーゼウスの下敷き、ワンキルなど、色々な二つ名があるとじっちゃが言ってた。
下敷きの数✕200攻撃力が強化され、下敷きの数だけダイレクトアタックできます。下敷き6枚+ベリルカナリー素材でワンキルです。神罠やチキンレースなどで減らされたライフはすぐに持っていけます。
このカードの良い点はキルにつながるところだけではなく、③の効果による守りもです。このカードを並べるだけで、突破されにくい盤面を形成することが可能です。後述するリサイト・スターリングとの組み合わせが凶悪です。



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LL-リサイト・スターリング
風属性/ランク1/鳥獣族
ATK 0 DEF 0

レベル1モンスター×2体以上
①:このカードがX召喚に成功した場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×300アップする。②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。③:X召喚したこのカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。

①の効果は、自身の攻撃力を変動させる能力ではなく、選択したモンスターの攻撃力を上昇させる、チェーンに乗る効果です。エンドフェイズ時までとは書かれていないため、永続的に上がります。後攻でアセンブリーをゴリラにして殴らせることもできます。テクい使い方としては、相手に使って、自爆ダメージを増やすことです。
ただ、重要なのは②の効果。複数回使用し、サーチを繰り返し、展開に繋げます。先行の場合、このカードは初手で2枚使用し、未来龍皇に繋げることが多いです。
「このカードには隠された効果がある…!」一度言ってみたいですよね。実は③の効果も強いのです。自爆特攻すると、自分と相手でダメージを共有することができます。
先ほどご紹介したアセンブリーとともに並べ、ダイレクトアタックと自爆で決着をつけに行きます。

ためになる裁定ですが、アセンブリーの効果を使い自爆特攻すると、相手だけダメージを受けるという裁定が出ています。自爆が一方的な爆撃になります。



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LL-アンサンブルー・ロビン
風属性/ランク1/鳥獣族
ATK 0 DEF 0

レベル1モンスター×2体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。②:相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、このカードのX素材を1つ取り除き、その特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。③:このカードが相手によって墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

攻撃は素材✕500攻撃力が上昇と、上昇値が高めでアタッカーも可能。
②の効果にはターン1がなく、素材の数だけ発動可能。③の効果で、やられた後の動きも確保。
もう文句無しで強いです。壊れですね。
攻撃力上昇値が高いこともあり、2500ラインにすぐ届きますから、大抵のモンスターは倒すことができます。
先行ではこのカードのバウンス効果を妨害の主軸とします。決してベイゴマックスやサイバー・ドラゴンは戻さないようにしましょう。



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LL-プロム・スラッシュ
風属性/ランク1/鳥獣族
ATK 0 DEF 0

レベル1モンスター×2体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。③:このカード以外の自分のモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、このカードのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、取り除いた数×300アップする。

アンサンブルー・ロビンと同じ上昇値、相手ターンは使えないもののバックバウンスできる、味方に攻撃力上昇を与えるなど、縁の下の力持ちという感じのカードです。
③の効果でワンキルをしやすくするもよし、②の効果でバックを打たせるもよし。
しかし、あんまり使う機会に恵まれません。採用枚数も控えめ。



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LL-インディペンデント・ナイチンゲール
風属性/レベル1/鳥獣族
ATK 1000 DEF 0

「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
①:元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。②:このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、このカードは他のカードの効果を受けない。③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。


The tyrant NEPTUNEは彼女のせいでやられました。このカードに寄せて、融合を採用するなどしない限り、あまり出す機会はありませんので説明は少なめに。一応簡易融合から出せ、ちょびっとバーンを与えられ、エクシーズ素材にもなれるという点はありますが、エクシーズ先には鳥獣族縛りがないため、「簡易ならサウザンド・アイズ・サクリファイスでよくね?」となってしまいます。


3、魔法、罠カード

LL名称のつく魔法、罠は現在3種類あります。どれもかなり強力な効果を持っています。
それぞれ紹介していきます。


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LL-バード・コール

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:デッキから「LL」モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。その後、そのモンスターとはカード名が異なる「LL」モンスター1体を手札から特殊召喚できる。

サーチもしくは墓地送りした挙げ句、それとは別のLLを手札から特殊召喚という欲張り効果。このカードがLLの安定感を支えます。
特殊召喚は任意のため、このカードにGを打たれた場合は直撃させないこともできます。
展開の途中に使うもよし、初動に使うもよし。ただし、初動の場合はGにかなり弱くなります。
また、墓地に落とすと、効果による蘇生を一回余計に展開に組み込む必要があり、屋敷わらしの的になります。よって、殆どの場合サーチ効果を使います。


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LL-バード・サンクチュアリ

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの鳥獣族Xモンスター2体を対象として発動できる。対象のモンスターの内1体を、もう1体のモンスターの下に重ねてX素材とする(X素材を持っているモンスターを重ねる場合はそのX素材も全て重ねる)。②:X素材を3つ以上持っているXモンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

①の効果は、場のエクシーズ2体を選択し、片方をエクシーズ素材として重ねる効果です。
アセンブリー・ナイチンゲールでワンキルする場合に重宝しますし、アンサンブルー・ロビンに素材を供給し、妨害を増やす使い方もできます。
②の効果もわりと重要で、サファイア・スワローを素材にして素材を追加したり、セレスト・ワグテイルの効果で墓地から素材にしたりすれば、素材3のエクシーズは簡単に作れますから、わりと余裕でドローができます。これにより、妨害を引き込むことが可能です。1ターンに1度ドローできると考えると、なかなか強いかと思います。




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LL-比翼の麗鳥
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの「LL」モンスター1体を対象として発動できる。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は対象のモンスターの攻撃力と同じになり、相手フィールドの全てのモンスターのレベル・ランクは1になる。②:相手モンスターが自分の「LL」モンスターに攻撃宣言した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力と同じになる。

昔のカードで言えば、妖怪のいたずらのような効果です。サイド向けかなぁと思っています。①の効果によって、相手のレベル、ランク、攻撃力を操作できます。これによって影響を受けるのは、シンクロ召喚やエクシーズ召喚が展開ルートとして組み込まれているデッキ(電脳堺、幻影騎士団など)です。セレスト・ワグテイルでサーチができるため、デッキがわかった状態であれば、妨害として機能することを期待できます。しかし、リンク召喚を中心とするデッキには効果が薄く、単なる打点下降の効果となります。
また、①、②の効果共に相手の攻撃力を変動させられます。アセンブリー・ナイチンゲールがいるときに、相手だけ戦闘破壊し、自分を生き残らせることができるため、最大限に活用できます。



4、デッキ構築

それでは、参考までにMさんのデッキレシピをご紹介します。

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エクストラのカードに関して、必須なのはアンサンブルー1枚以上、リサイト3枚、アセンブリー2枚以上、未来龍皇セット、ダウナード、リンクリボー、アーゼウスの計11枚と考えています。他の採用については調整している途中なので、参考までに。

デッキの採用カードの紹介に関しては、ほとんどがありふれたものなので割愛します。
一部特殊なもののみご紹介いたします。

LLフル投入
LLはセットで握ると強いことから、なるべく引けるように全投入しています。

墓穴・抹殺フル投入
このデッキは誘発の打ちどころが大量にあり、誘発に強いとはお世辞にも言うことができません。
なるべくそのような芽を摘みたいためフル投入です。


三戦の才2枚
このカードの採用理由は、「このデッキが誘発を受けやすいこと」、「モンスターによる妨害をしてくるデッキがシェアのほとんどであること」です。
ドローするもよし、ハンデスするもよし、モンスターのコントロールを奪ってもよし。いつ打っても強いカードですので採用しています。最近様々なデッキで採用が増えていることも採用を後押ししました。


ワンチャン!?2枚
3枚採用も考えましたが、「このカードを使ってハンドが強くなったとしても、ベリルの制約やターン1制限によって最終盤面はほぼ変化がないこと」「初動として使いにくく、強い札をさらに強くするカードであること」という2点から、2枚の採用です。
例えば、任意のLL1枚とワンチャン!?という組み合わせでは、任意のLLがコバルトの場合のみしか始動ができません。つまり、このカードの発動はほとんどが中盤になり、初動の役割を果たすことが少なく、動ける札を持っている上でさらにかさ増しという役割になるのです。
今後調整していくうちに増えるかもしれませんが、おそらく1〜2枚が安定でしょう。
ジェスター・コンフィとともに投入。

サクリファイス・アニマ
目的としては、「罠コードのヒートソウルなど、前にリンクマーカーの向くものを吸収すること」です。吸収される側としてはカウンターしたくなるカードかと思います。このカードを除去させ、本命の鳥獣の特殊を図るための採用です。
自分の後攻時に召喚位置をミスった相手を吸収することが裏目的。





5、展開

それではお待ちかね、このデッキの展開をご紹介します。
この図をご覧ください。

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左側は初手に握るカード、右側が展開先です。
基本的に、特殊召喚効果を持つカードと、特殊して強いカードによる2枚初動、サファイアのみ3枚初動となります。

初動でセレストを特殊する場合は、バード・コールの使用が必須となります。

また、サファイア初動の場合、レベル1鳥獣1体は自由です。
デッキにスロワー・スワローが採用されていなければあと一体の選択肢はセレストでなくてはいけません。


基本的な展開は
①なんとかしてレベル1鳥獣を2体並べる。
②コバルト・スパローやセレスト・ワグテイルの効果を使い、サーチ。
③リサイト・スターリングで後続をサーチ。
④サーチしたモンスターでさらに展開。
の繰り返しとなります。


先程の画像にあるセットが揃えば、最終的に3体のランク1エクシーズが並びます。


それでは、具体的な展開例を紹介します。

ターコイズ+コバルト

①ターコイズを特殊、コバルトを特殊召喚し、効果でサファイア、もしくはセレストをサーチ
②2体でリサイト、効果で先程サーチしてこなかった方をサーチ
③サファイア効果でセレストと共に特殊、セレスト効果でLL魔法罠をサーチ
④2体でリサイト、効果でベリルをサーチ
⑤リサイト2体で未来皇、未来龍皇特殊
⑥ベリル効果で墓地の何かと共に特殊
⑦2体でアンサンブルー。素材になったカードの効果を使う。
⑧セレスト墓地効果で素材供給

これで3素材アンサンブルーと未来龍皇の盤面となります。この展開ではバード・コールを使用しないため、セレストのサーチをサンクチュアリにでき、1ドローがついてきます。これで誘発等を引き込み、妨害を増やしましょう。
⑥の際に特殊するカードをコバルトにすれば対象にとれないアンサンブルーサファイアにすれば4素材アンサンブルーとなります。



ベリル+コバルト

①コバルト通常、リンクリボー特殊
②ベリル効果でコバルト釣り上げ、効果でサファイアかセレストサーチ
③2体でリサイト、効果で先程サーチしてこなかった方をサーチ
④サファイア効果でセレストと共に特殊、セレスト効果でバード・コールをサーチ
⑤2体でリサイト、効果でターコイズサーチ
⑥リサイト2体で未来皇、未来龍皇特殊
⑦バード・コール発動、素材に入れたいLLサーチ、ターコイズ特殊、効果でサーチしたLLを特殊
⑧2体でアンサンブルー、セレスト効果で素材供給

これでリンクリボー、3素材アンサンブルー、未来龍皇の盤面となります。攻撃力のあまり高くないアンサンブルーをリンクリボーで守ることができることざ利点です。
この展開を使う場合、バード・コールをサーチすることが必須になり、バード・サンクチュアリのドローが付きません。
⑦の場面でのサーチをコバルトにすれば対象にとれないアンサンブルーサファイアにすれば4素材アンサンブルーとなります。




サファイア+セレスト+レベル1鳥獣

①レベル1鳥獣を通常、サファイア効果でセレストと共に特殊、セレスト効果でバード・コールサーチ
②セレストとレベル1鳥獣でリサイト、効果でターコイズサーチ
③バード・コール発動、効果でコバルトサーチ、ターコイズ特殊、効果でコバルト特殊、効果でベリルサーチ
④2体でリサイト、効果で次のターンに使えそうなものをサーチ
⑤リサイト2体で未来皇、未来龍皇特殊
⑥ベリル効果で何かと共に特殊
⑦余っているサファイア1体含めた3体でアンサンブルー、サファイアとセレスト効果で素材供給

これで5素材アンサンブルー、未来龍皇という盤面になります。別パターンとして②の時点でレベル1鳥獣1体をリンクリボーに変換すると、リンクリボー、4素材アンサンブルー、未来龍皇という展開も可能です。

では、デッキにスロワー・スワローがいた場合の特殊なサファイア展開をお教えします。


サファイア+コバルト+レベル1鳥獣
①レベル1鳥獣を通常、サファイア効果でコバルトと共に特殊、コバルト効果でスロワー・スワローサーチして特殊
②2体でリサイト、効果でベリルサーチ
③残りの2体でリサイト、効果で次のターンに使いそうなものをサーチ
⑤リサイト2体で未来皇、未来龍皇特殊
⑥ベリル効果で何か釣り合げ
⑦2体でアンサンブルー

この方法だと2素材アンサンブルーと未来龍皇となります。ベリルのつり上げをコバルトにすれば対象にとれないアンサンブルーサファイアにすれば3素材アンサンブルーとなります。


以上の展開例に加えて、デッキに鉄獣戦線を加えた場合、余った召喚権で鉄獣を召喚、効果を発動しフェリジットやケラスなどで鉄獣追加、さらに効果を使い双龍というようなことが可能です。
この場合、ルートの途中でナーベルをサーチすることが可能なので、先述した召喚権を使わないタイプの初動札+獣、鳥獣、獣戦士族(ケラスで捨てる用)もしくは鉄獣戦線モンスターという3枚初動で強固な盤面を作ることが可能です。

例 初動札+獣、鳥獣、獣戦士
未来龍皇までは変わらず、ベリルを使わずに、最後のサーチをナーベルに変更
①ナーベル通常、効果でリンク2特殊
②リンク2とナーベルでシムルグ
③ナーベル効果でケラスサーチ
④ケラス効果で特殊、効果で双龍特殊
⑤エンドフェイズシムルグで結界像もしくは巨神鳥特殊

ベリル・カナリーを持っていた場合、双龍を出した時点でフィールドが2個空いているはずです。最後に使うことで、アンサンブルー・ロビンを追加することが可能です。

盤面は
シムルグ、結界像または巨神鳥、双龍、未来龍皇、鉄獣一体+手札が強ければアンサンブルー・ロビン
となります。


展開例としては以上となります。
やっていることはどの展開でも根本は同じで、目指す先が決まっているので、とても使いやすいかと思います。



6、おわりに

遊戯王アークファイブに出てきたレジスタンスたちが好きで、大会で使うデッキは、スリーブをユート&瑠璃で統一しているくらいなのですが、LLが強くなって大歓喜している今日このごろのMさんです。

大会シーンでは鉄獣とセットで使われてばっかりですが、たまには純LLで使ってあげてくださいね。


武神なんてなかったんや。

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