Apple Business Manager(ABM)を各部署で導入する方法について

こんにちは、buildサービスのソフトウェアエンジニアの鈴木です。
前回、Apple Business Manager(ABM)についての紹介をしたのですが、buildチームで導入するにあたり、一つ直面した問題がありましたので、今回はその件についての紹介と解決策を記したいと思います。

直面した問題

Apple Business Managerを導入するにあたり、Apple Business Managerのアカウントの作成の申請を行ったところ、Apple側から作成はできないというまさかの返答。その中身としては、既に貴社ではアカウントを作成しているのでできないとのこと。
Apple Business Managerは基本的に1つの組織に1つのアカウントしか登録できず、法人からの申請は組織単位でのみ可能で、そのため、各部署や各チームからの申請はできないとのことでした。
では、このまま自分のbuildチームはApple Business Managerのサービスを利用できないのかといえば、そういうわけではなくAppleはきちんと各部署や各チームで利用できるような仕組みを作っていました。
それが「場所」という機能です。

場所とは

場所とは、組織で登録したアカウント内に各部署、各チーム、各支店ごとで場所というグループを構成することにより、その場所内でアプリ配布などといった管理が行えるようになります。
詳しくは以下のページを参考にしてください。

対応内容

上記を踏まえて、自社内のApple Business Managerアカウントを管理している部署に連絡し、buildチームの場所を構成してもらい、無事buildチームでもApple Business Managerの利用ができるようになりました。
メールアドレスと管理対象Apple IDを伝えるだけでよかったので楽にできました。

おわりに

以上が、導入した際に手詰まりした部分になります。最初は既にアカウント取られてるのか、、と思いましたが、きちんと各部署ごとに利用できる機能が作られていてよかったです。対応自体も方針さえわかってしまえば、担当者に連絡してすぐに解決できました!
また、なにか続報があれば記事にしたいと思います。