絶対フォント感!?のハナシ
こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
突然ですが、フォントかるたをご存知でしょうか?
読み札に書かれたフォント名を読み上げ、そのフォントが使われている札を取る。というゲームですけれど……人気だそうです。
世の中には文字を見ただけでフォントを当てる猛者がこんなにたくさんいるのですね。
もじ鉄というジャンルもあるので、デザイン界隈だけの話ではないのだと思います。
ビルドで、デザインの勉強を始める方にまずお伝えすることは、文字のカタチがざっくり2種類に分かれていることです。(日本語の書体の話です)
ゴシック体は、縦棒と横棒の太さが均一で力強い印象があります。
明朝体は、縦線が太く、横線は細くて端に三角形がつきます。これをうろこと呼ぶそうです。上品な印象です。
和文=日本語の書体は、基本的には明朝系かゴシック系のアレンジと考えることになりますが、この派生したフォントを見分けたり覚えたりすることがはじめは難しいようです。
フォント、よく擬人化されてるんですよ。
今日、利用者さんにそうお話をしてから調べたら2種類のマンガに行き当たりました。
みんな大好きモリサワが協力しているそうです。
主人公は、その名も「モリサワ学園」に転入することになったアンチックANくん。表情豊かでよくしゃべる。穏やかそうに見えるが芯の太さも兼ね備えた高校2年生。
というような具合に、それぞれのフォントの雰囲気に合わせたキャラが登場するマンガです。
マンガのひらがなに使われることが多いフォントらしいですよ。
欧文フォントの擬人化マンガ。書体知識ゼロの主人公の前に突然現れた「ヘルべチカ」が案内する書体の世界。書体の特徴や成り立ちが4コマ形式で紹介されています。
それぞれの文字の特徴をマンガの登場人物のセリフという形で説明をされると覚えやすいですね!?
これらを踏まえて、以下の記事などを参考にしてみると、フォントに関する理解が深まりそうですね。
ところで最近、フォントのところに当たり前に存在している「UDフォント」、なんなのかご存知でしょうか。
UDとはユニバーサルデザインのことです。できるだけ多くの人が利用可能なデザインのものですね。
高齢化なども影響していますが、視認性の良いフォントが選択されることが増えてきました。
上がMSゴシックで、下がBIZ UDゴシックです。
線と線の間隔などが工夫されています。クセが無くてすっと入ってくる感じ、わかります…?
明朝体は、さらに顕著で縦と横の線の太さの差が少ない感じがしますね。
なぜでしょうか。
子ども情報ステーションbyぷるすあるはさんに、すごくわかりやすい説明がありました。
視覚過敏の人でも見やすいフォント選び・資料やスライド作成のコツ(チアキ編)
明朝体の場合、太い縦棒がと細い横棒が別々に見えると説明されています。
縦と横で線に太さの違いがあるので、目がチカチカして見づらい感じがするようなのですよね。(個人差があります)
読字障がい、発達障がいなど、文字を読むことに苦手がある方を支援する際、WindowsにUDフォントが標準で選択できるようになる前までは、HG丸ゴシックM-PROが使われることが多かったようです。
フォントひとつで情報の伝わりやすさが変わるということを意識するだけでも、選び方の基準になりそうです。
さて、4/10は #フォントの日 らしいということもあり、あまり詳しくないのにフォントの話を書いてみました。
紹介した記事にあるゲームなど、自分に合った方法でフォントを勉強してみてくださいね!
今日のヘッダーイラストは、利用者のYOUさん(仮名)に描いていただいた「春の訪れ」というテーマのイラストでした。
本を持っている感じがしたので、内容に合うかな?と思ってチョイスしました。その下にあるのはノートパソコンかな?
#みんなのフォトギャラリー に登録しておきますので、どうぞご利用ください。