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ものづくりの過程のハナシ~何を作る?~

ビルドから発信するオリジナルグッズ制作プロジェクト。

前回は自分で身に着けたいと思ったものを作ろうということが決まりました。

発達障害は目に見えない障害です。

自閉症というと、電車や地下鉄でエア車掌さんをしている方などを思い浮かべる方が多いでしょうか。

高機能の大人の発達障害者は、一見すると健常者と変わらず自分でも障害に気づかずに生きていることが多いです。

一般にコミュニケーションの障害と言われていますが、

困っていることのひとつが”感覚過敏

聴覚や視覚、味覚、触覚など

人より敏感だったり鈍感だったりすることが多く

周囲の音と人の話し声の区別がつかない、特定の匂いが苦手、洋服のタグが気になる、人との距離が辛いetc...

様々な困難があります。

個人差もあり、一概には言えないのですが、ある意味では感覚のアレルギーのようなものなので、気持ちや根性、我慢でどうにかできるものではないものたちです。

前回の投稿でご紹介した聴覚過敏保護シンボルマークのように、パッと見てわかるツールがあるといいなと思いました。

自分はどんなものが苦手なのかを表明できる缶バッジを作ってみたらどうかな?

「あ、私が前にお願いしたところの缶バッジ、すごく仕上がりがキレイなのでお勧めです。」

「いいね!ステッカーもやってるね。缶バッジだけじゃなくてステッカーも作ろうか?」

そんな感じで、感覚過敏バッジ&ステッカーを制作することが決まりました。


自分はこんなことに困っているから自分で使いたい。

コンセプトは当事者が発信するグッズ。

大人が使えるもの。

男性でも使えるもの。

まずは作り始めることが大事。やってみてから考えよ。

                            つづく

いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。