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期限の無いタスクはタスクじゃない。ハナシ

教えてもらったnoteの記事に

“時間設定のない行動は,「遊びと同じ」”

と書かれていて

そ れ な !

となった就労継続支援ビルドの秋田です。こんにちは。


ビルドでは日常的にChatworkを利用しています。チャットツールですがタスク機能もあって、スタッフ間でそれぞれのタスクを書き込みメモがわりに活用しているのですけども

仕様として期日を設定する必要があります。


そりゃそうだって話ですけども。

「じゃあ、とりあえず今月中にやっておこう」的な仮の期限を設定して

気付いたら数か月前に期限を迎えたものがタスクに残っている……という現象が起きている最近です。


スタッフ間で話しあいました。

いつでもいい仕事は本当に存在するのか?
リスケありきのタスクは存在するのか?


何度かnoteに書いてきていますが

タスク消化の基本は仮の〆切を設定して消化する。です。

いつでもいい仕事と言うのは、いつ使うことがあってもいいように用意しておく仕事であり、いつまでもやらなくていい仕事ではありません。

そういった仕事を消化するためには、自分なりの仮の〆切を設定して取り組みます。この時期は手が空きそうだから、この時期にタスクを突っ込もう!という感じです。

でも、仮の〆切が永遠に(仮)になる種族が存在するのです。

文化の違いというか種族の違いだと思っています。

夏休みの宿題提出する族と夏休みの宿題提出しない族です。

夏休みの宿題提出しない族は、自分で期限を設定する習慣を持っていません。

「手が空いたらやる」という考え方なので、手が空かない場合は永遠に着手しません。


違う種族に自分の文化を押し付けてもしょうがないのですが

いろんな国で暮らすこともありますよね。

夏休みの宿題提出しない族が夏休みの宿題提出する族で暮らす想定で

文化として、ひとまず「適切な期限の設定」を相談して決める方針にしました。


ところで

1年と少し前に秋田が個人的にクラファンしたプロジェクトがありまして

それが、業務支援アプリ「コンダクター」

最近、β版がリリースされテスト運用中のタスク管理アプリです。

このアプリ、実は秋田にはちょっと使いづらくて、なかなか活用できていません。でもそれは、秋田が夏休みの宿題提出する族だからなんです。


詳しい使い方は開発者さんがnoteに書いて紹介してくれているので興味ある方はそちらをご覧ください。

このアプリはハッタツソンという「目に見えづらい課題」について発達障害のある方とそうでない方がチームを組み、誰もが過ごしやすい社会を実現するサービスや仕組みを考え、作る催しで動き出した企画です。


コンダクターには、期限設定の機能がありません。

そこにあるのは

ゴール(何をするのか)

いつやるのか(正確には、いつからどのくらい時間をかけるのかという機能)

です。

過集中という特性にすごくフォーカスされているアプリですね。

たとえば軽作業など

10時から箱折り45分

みたいに設定すると、どんなに熱中していても経過時間が目で見てわかるし、終了をお知らせしてくれます。

たしかにコレなら、期限を設定するというよりは「今やるべき作業を忘れない+やりすぎない」ことが可能です。

短期的な時間単位での行動。

うん、これが種族の違いだな。と思った次第。

このアプリを使いやすい方は、工事現場とか倉庫とか工場とか、スーパーのレジとか?いつからいつまでに何をやる、今は何をする。が明確な職場が働きやすそうですね。

コンダクターで扱うタスクはでの期限や時間の概念は、「いつまでにやる」というよりは「今から○分間取り組む」という意味でした。

夏休みの宿題提出しない族との仕事の向き合い方の違いをアプリに教わった気持ちです。

まだまだ種族の違いに合わせた方法を見つけられていないようなので、精進します。


ではまた。


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