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スタートアップにおける転職時の適正給与・年収について

仕事柄、給与・年収について色々相談を受ける機会が多いです。

個人的には給与・年収は、

「過去実績に対する評価」ではなく、「未来に出すであろう成果に対する期待」で決まるものだと思ってます。
(その期待を算出する指標として、過去実績が必要ではありますが)

転職をする人は理由はそれぞれですが、特に「年収を上げたい」を理由に転職活動をしている人は、スタートアップには合わないと思います。
(既にスタートアップで就業経験がある人は除きます。と言うか、真っ当なスタートアップで就業経験がある人は転職の際にあれこれ給与のことを言わないかな。)

未知の仕事に対して成果も出したことがないのに、その会社に入った瞬間に年収が上がる根拠ってないですよね。お前のその自信は一体どこから来ているんだ、と言いたい。

採用する側も、その人が本当にできる人なのか解らない。でも前の会社では一定の評価を受けてその年収になっているのであれば、同額程度ならまあ採用して見てもいいかな、と言うのが本音です。

大体、スタートアップに行きたい人って
「今の会社がつまらない」とか
「新しい経験を積みたい」とか
「裁量を持ってやりたい」とか
好きなこと・楽しいことをしたい、新しいことを始めたいから、敢えてスタートアップと言う環境を選びますよね。
新しいことを始めるには、先ず勉強が必要です。勉強は本来お金を払うものであり、お金を貰って勉強するのは矛盾しています。
間違ってもお金儲けをしたい人が来て良い世界ではないです。

結論ですが、働いたこともない会社に対して、「現年収+●万欲しい」と希望するのは、一般的には難しいと思います。

おそらく交渉ができるのは、以下の2パターンです。
▼現職の給与が社会的に見てあまりにも低い。
▼転職先企業の給与が社会的に見てあまりにも高い。

もしくはどうしても現職より年収をあげて転職したいのであれば、
成果が出なかった時は減収も覚悟していることを言うべきであり、それが言えない人が年収アップを口にするのはフェアではないと思います。

日本には年功序列というゴミみたいな制度が未だに残ってるから、上のような考えを持てる人が圧倒的に少ないんだよなぁ。

#スタートアップ #転職

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