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【新作】クードゥーを鍛金みたいに加工してプレーントゥの靴を作りました。

新作できました。

今回も!器をイメージした靴です。

前回(コレ)と、使用している革は同じです。アイ・ラブ・クードゥー。

今回はアッパーも鎚起加工を施しました。
ボコボコとした立体感が面白い表情になっているのではないかと思います。

クードゥー革本来の荒々しい傷や風合いに鎚起加工が加わることにより、更にワイルドな靴に仕上がっていること間違いなしです。

今回のソール周りは「青銅」のイメージ。

ブヒ念願のレザーを青銅のように見せた仕上げ。
青緑色の鈍い光を表現しました。

大仏さんや大晦日に鳴らす鐘などの重厚感のある金属の雰囲気。
神社やお寺に行くとその美しさに思わず見惚れてしまいます。

自分達が作る靴にもそんな風合いを取り入れたいなぁーと、何年も前からしつこく実験を繰り返してやっと形になりました。

手作業ならではの唯一無二な靴になったのではないかと思います。

ヒールの一部だけはゴムなので、多少は滑りにくくなっているはず。実用性も兼ね備えてこその靴です。履いてナンボです。ガシガシ履いてください。

グルリと靴紐がヒールを通る仕様。通しても通さなくても自由です。

今回の靴紐は
ワイルドな風合いのやつ!モカ!!

ハンドソーンノルベジェーゼ製法。

この器シリーズやクードゥーの靴たちには、手縫いのステッチが最高に合うなーと気に入っております。製法にこだわるというよりは、仕上げの手段として選んでいる感じです。

出し縫いも手縫いの10分仕立て。
手で縫うことで時間はかかりますが、機械のような単調さとは一味違う凹凸や糸の風合いが良きです。今回のようなチェーンステッチの出し縫いは手縫いならではの仕上げです。

また、手縫いのメリットは縫い目が解けにくいこと。
機械縫いの場合は一箇所が切れてしまうと、そこからどんどん縫い目が解けてしまします。うちの動画で靴をバラしているシーンを観て下さった方なら想像しやすいかと思います。あのバーっと糸を引き抜いているシーンです。

ちなみに、すくい縫いも手縫いのハンドソーンウェルトは靴の歪みが出にくいのもメリットかもしれませんね。

もちろんその分の時間と労力は値段に反映してきますので、どちらを選ぶかは人それぞれだと思います。何を重要視するかは、人それぞれなので。

まぁ10年くらい履いて初めて気づくことかもしれませんが。

デザインはシンプルなのでコーディネイトには困らなさそうです。サラッとシレッと履いて頂ければと思います。


本日もご覧いただきありがとうございましたー!!



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