虫恋の音楽史

どうも、一生駆け出し作曲者の虫恋です。今回は僕の音楽に関する出来事を纏めていこうと思います。まぁいつも通りクソデカ独り言なので、「へぇー」ぐらいで見てもらえると。例によって公にとって有益となる情報は含まれておりません。あらかじめご了承をば。

生後から保育園卒業まで

子どもの頃はずっと歌ってたらしい(母親談)。お気に入りはWhiteberryさんの「夏祭り」。太鼓の達人とかばっかやってたみたいです。意外と英才教育。でも楽器とかに興味は示さず、もっぱら父親のやってるプレステを隣で見てました。電車でGOとか好きだったな。ずっとオーバーランしてたけど。
「LOVE特急こまち」とか知ってる人いたらお友達になりましょう。

小学校入学から卒業まで

こっからの記憶はおぼろげながら覚えてます。うちの学校は毎朝歌を歌うことになってたので歌うのは好きでした。楽器はピアニカとリコーダーだけ。ドとド#すら聞き分けられないぐらいのへっぽこでした。でも音楽の授業はまじめにやってましたよ。一回だけピアノやってみたいな、と思って親にねだったんですが値段の高さを見て子供ながら「やっぱいいや」って言ったのを覚えてます。小学5、6年とアンサンブルコンテストなるものに出たのを覚えてます。放課後の児童センターに飽きつつあったせいもあるかもしれません。コンテストの結果は…まぁそういうことです。あの時のグループメンバーの女子たちには申し訳ないと思ってます。
あ、あとボカロをちょっとだけ聞いてました。太鼓の達人の中にあったんですよね。「千本桜」とか「マトリョシカ」とか。

中学入学から卒業まで

中学に入ってから部活動が始まりました。当時の私は音楽に興味がなかったので、小学校の時にやっていた野球を続けることにしました。吹奏楽部あったんですけどね。
ここになって一気に音楽に触れる機会が増えました。今までインターネットはWiiのインターネットブラウザーとかYoutubeチャンネルしかなく、もっぱら実況動画ばっか見てたので、あまり積極的に音楽には触れてませんでした。た中学入学と同時ぐらいですかね、タブレットをもらってそれで聞いてたのを覚えてます。作業BGM風に流してましたね。専らレースゲームのサントラばっかりでしたけど。グランツーリスモシリーズの「Moon over the castle」とか湾岸ミッドナイトマキシマムチューン5の「Lightning Dance」とか狂ったように聞いてましたね。
その後は東方Projectの沼にはまってましたね。ビートまりおさんが大好きでした。「林檎華憐歌」とか最初聴いたとき泣きました。
で、共産趣味にはまりました。もうその時は軍歌とかロシアンハードベースとかばっか歌ったり聞いたりしてました。今でもソ連国歌は歌えまし、コサックダンスもできますよ。多分。
その後にはまったのがEDM系ですね。NCSって多分だれしも一度は通る道じゃないですかね?ずっと体を揺らしてました。で、その中のKawaii Future Bassにドはまりしました。YunomiさんとかNeko Hackerさんとか。
それがきっかけで自分でも一回作曲してみたいな、って思いました。ちょうど中2の頃ですかね。自宅のおんぼろノートPCを起動してCakewalkをインストールしてさぁ作曲だ、って思ってHow to系の動画を見ながら作ってみようとしたんですけど、どうにもうまくいかず。三週間で諦めました。そのころの僕は飽き性というか、動画を最後まで見ず、途中までやってあとは自己流でやっちゃうみたいな。そういう悪い癖のせいもあったんだと思います。
そのあとヲタ芸を始めました。中学の文化祭で発表するためにですね。これがいろんな音楽に触れる直接的なきっかけでした。
ヲタ芸って一般的なダンスと違って踊りの型はあるんですけど、「どの曲は必ずこの踊り!」みたいなのは無いんですよね。(アクエリオンでムラマサとかは別)なので好きな曲に合わせてできるんですよ。
で、Youtube上に投稿されてる技連(踊りの型のまとめパック的な)動画でいろんな曲を聴きました。そのときに「キスのひとつで」という曲に出会いました。

「キスのひとつで」という曲

作詞・作曲 堀江晶太/歌唱 佐咲紗花。18禁恋愛アドベンチャーゲーム、「ちいさな彼女の小夜曲」のエンディングテーマのこの曲。僕はこの曲以上に「片思い」という感情について繊細に歌った曲を知りません。ピアノのバラード風に始まるAメロ、一気に楽器が入ってきて曲が展開されていくBメロ、「知らずに恋してたんだ」という歌詞で興奮が最高潮に達し、そこから始まる疾走感のあるサビ。転調しての感情的なピアノソロとギターソロ。落ちサビからのラスサビへの回収。すべてが僕にとって衝撃でした。最初にこの曲に出会った時には鳥肌が立ちました。聞いたことない人は聞いてくれ、マジで。なんでこんなにも繊細な乙女心を歌えるんだ。
※ここからは個人的解釈を含みます。
聞けば聞くほどあふれる僕のクソデカ感情。明るい曲かと思ったら、1サビの「ああ夏の終わりに伝えそびれた 幾つもの言葉や想いは」という歌詞。ここで僕はこの曲が「片思い」について歌った曲なんだと理解しました。そう分かった途端、この曲の歌詞がドスドス刺さってきました。「キス」という行為一つが自分にとってどれだけ大切な行為なのか。「終わらない夢より今はただ隣の君を見ていたいよ」という歌詞は僕の中の恋愛観を動かしました。ラスサビの「どうかずっと二人で 小さな祈りは朝焼けの方へと」を聞いたときには僕は泣いていました。
読みづらい文章ですみません。でもとにかくそれだけすごい曲だったんです。この曲は僕の恋愛観と音楽観に大きな影響を残しました。僕の作る曲の中には、ところどころにこの曲の面影が入ってます。

堀江晶太という作曲家

それからというもの、僕は堀江晶太氏が作曲した曲を聞きまくりました。聞けば聞くほど溢れるクソデカ感情。「この人は何で恋する乙女の心情の描写がこんなにもできるんだ」と、ずっと感動しっぱなしでした。歌詞だけでなく、曲の方でも感動しました。一度で二度おいしい的な。特にこの人が作るベースラインはとても感傷的というか、それまで「ベースなんておまけだろ」と考えていた僕の考え方を変えました。「ベースやりたいな」と思ったのもこの人のおかげです。
その後、この人がボーカロイドを使って曲を投稿していることを知りました。kemu氏ですね。そっからボーカロイドの沼にはまりましたね。機械音声だから刺さる歌詞があるというか。それで、この人の曲を見つけます。「Orangestar」さんです。

「快晴」という曲

「ぶっちゃけボカロの歌詞って何言ってるか分からん」っていうのが当時の僕でした。抽象的すぎるというかなんというか。もちろんそれが悪いってわけじゃないです。当時、というか今もそうなんですけど、私バカなので深く考えることが苦手で、そういったことで抽象的な歌詞が苦手でした。
まぁそれでも楽曲の研究のためにボカロ曲を聞きまくりました。そこで出会ったのが「快晴」という曲です。

まっすぐなバンドサウンドで「THE・夏」といった感じの曲調。それでいて歌詞は爽快なものかと思えば、「別れ」をテーマにした歌詞。「快晴」というタイトルと矛盾しているように見えますが、歌詞を追っていけばその理由が分かります。
※ここからは個人的解釈を含みます。
歌の内容は「君」と「僕」の別れを歌ったもの。二人は恋人とかそういう存在です。おそらく、「君」は死んでしまったものだと考えます。もう数か月しか生きられない中で、「君」は「僕」と見る夏空に思いをはせます。ですが、そんな君は亡くなってしまいました。詩中の「二度と逢えなくても」からそう想像しました。「そんな君のことが忘れられないけど、僕はまっすぐ進んでいくよ」みたいな感じでしょうか。
詳しい曲解説はまた今度やるとして、詩中に出てくる「さようなら I Love You」というフレーズに私は心を打たれました。

さようなら I Love You

詩中の「君」が「僕」に言った最後の別れの言葉でしょうか。「本当は別れたくない」という「君」の気持ちが見えます。別れる寸前まで、「僕」の事を思い続けて亡くなった「君」。そんな「君」に対して「僕」は「
それで全て 終わってしまうような 僕らじゃないだろう」と思います。それらの感情全部ひっくるめて「さようなら I Love You」です。ここの恋愛観は僕にとって大きな衝撃を与えました。うまく言葉にできなくてすみません。まぁとりあえず一回聞いていてくれ。

「虫恋」という名前との出会い

それからというもの、今度はOrangestar氏の曲を聞くようになりました。この方の曲の中にはよく出てくるコード進行があるんですよね。それが、
Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰというコード進行。俗に言う「6451進行」、「小室進行」ですね。僕はこの進行が大好きなんですよね。どこか哀愁漂う切ない感じ。それで、僕はコレを名前にすることに決めました。そのまま「6451」としても良かったんですが、ちょっともじって語呂合わせで「むしこい」→「虫恋」とすることにしました。別表現は(bugs_love)ですね。安直です。これは後付けの理由なんですが、自分の作るプログラムのコードがバグだらけだったから(bugs_love)だったり、小さなものでも愛せるようにと(bugs_love)だったりします。

初めての作曲

中学三年生の時の音楽の授業が僕の初めての作曲でした。「モチーフとフレーズの繰り返しを意識しよう」とかそんな感じの授業だったと思います。当時の僕はバリバリ共産趣味にはまっていたので、国歌とか軍歌風の曲を作ったと思います。成人した後の同窓会とかで流されなければいいのですが。


高専入学

で、転換期の中学時代が終わって高専に入学します。ですが、ちょうど某ウイルス騒ぎの時期だったので、入学式が無くなったり、9月まで休校になったり色々ありましたね。で、9月になって。やっと学校に通常登校できるようになって「部活に入りたい」と思うようになりました。「せっかくだから野球とは違うことをやりたいな」と思っていた僕は、軽音楽部に入部することに決めます。その時の入部の方法は顧問の先生にメールを送るという方法でした。早速意気揚々とメールを送るも、返信はいつまでたっても来ず。そのまま先生のところに殴り込みに行けばよかったのですが、そんな度胸は当時の私にはなく。「僕はバンドやったらあかんのか…」と思うようになりました。で、そこで何をとち狂ったか「ほんなら全部ひとりでやったるわい」と思って作曲を始めました。生粋のバカです。

そこで自宅の押し入れに父親が使っていたギターが眠っている事を思い出しました。そのギターを引っ張り出して来て練習を始めました。「COLOMBIA CSG-631」と「Birth KY-01」です。今調べても情報がほぼ出てこない謎ギターです。最初の三か月くらい、ずっと錆びた弦で練習してました。

初めて自分で作った曲は、カノン進行にアレンジを加えたバリバリ青春ロックみたいな感じの曲でした。

まっすぐな曲ですね。結局この曲が完成することはありませんでしたが。

高専二年生

色々と音楽経験を積んで、さぁ今年こそバンドやるぞと意気込んで今度はちゃんと顧問の先生の所に殴り込みに行きました。無事入部して、一年生の時に同クラスだったクラスメイト達とバンドを組みました。「μ」って名前でした。最初こそちゃんと活動してたんですけど、僕の一方的な恨みというかなんというか。文化祭でメンバーが違うバンドのメンバーと一緒に演奏しているのを見て、「あ、やっぱ俺こいつには勝てねえわ。俺こんなキラキラできねえわ」と思ってしまって。そんな感じで彼らを嫌うようになってしまいました。今思い返すとものすごくバカです。こんなしょうもない事で大切な友人をこっちから一方的に失ったんですから。もう彼らとは目を見て話せなくなりました。彼らからしたら何で自分たちが嫌われているのか分からないままだと思います。本当にすみません。ここに懺悔します。
作曲の方はというと、まぁあんまり進歩がありませんでした。作ってはやめて、作ってはやめての繰り返し。一曲もまともに完成させることができないまま、二年生が終わってしまいました。

高専三年生

まともに曲を作れるようになった年です。「このままじゃいけない」と思ってとりあえず一曲完成させることにしました。それでとにかく曲を作りました。それでできたのが「ハジメテ」です。

まぁ、何というか。全体的に幼いですね。バリバリ明るい系の曲を作りたいな、と思ってそれっぽい言葉を並べて作りました。でも曲の構成はしっかり曲になってます。

初恋について歌った曲ですね。このテーマを選んだ理由は、「書きやすいから」それだけです。初恋の初心さと言いますか。そんなものを表現したかったんでしょうねきっと。歌詞を打ち込む際にあてずっぽうで入れていったらこれができました。歌詞の考察は…するまでもないでしょう。それぐらいストレートな曲です。
クラスメイトにクラス中でこの曲を流された事を覚えてます。その時の「こいつがこんな曲作るのか」というクラスメイト中からの目線は、多分一生忘れないでしょう。

で、そっから一か月に一曲ペースで曲を量産しまくりました。で、それを配信し始めました。

ここで全部聞けます。良ければ。

これからの予定

ざっと振り返りました。ものすごく分かりにくいですね。
んで、これからの予定なんですけど、まずはボカコレに曲を出し続けることを目標にします。あわよくばリスナーが増えて欲しいな、などと思いつつ。
あとは僕が部活でやってるラジオのBGMとか作ってみたいですね。OPとED。あ、あと今年こそバンドでライブやってみたいです。生きているうちに一回はやってみたい。
将来的にはエロゲに曲を提供する事が目標です。もともとエロゲ曲がきっかけで作曲を始めたので。

作曲と関係ないところでいえばエロゲ制作もやってます。シナリオ・作曲全部俺、みたいな。某麻枝三みたいな感じで。高専卒業までには完成させたいですね。協力してくれる方募集中です。まぁぼちぼちやっていきます。

と、いうことで。虫恋でした。

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