意外と知らない？プログラマーとエンジニアの違い

みなさんこんばんは！バグプログラミングです！今回は「プログラマーとエンジニアの違い」について語ろうと思います！パッと聞いて同じじゃないかと思いますが、実は専門性に違いがあります。その違いを１つ１つ説明していきますね。

【プログラマーとは？】
　プログラマーの主な仕事内容は、一言でいうとプログラミング言語を用いてシステム開発を行うこと。Java、Ruby、Pythonなどさまざまなプログラミング言語を用いてシステムを構築します。
　プログラマーは、仕様書に基づいてプログラムを組み、設計通りにプログラムが動作するかを確認します。この作業は、システム開発の一連の流れでいうと下流工程、つまり下請け作業にあたります。

【エンジニア（システムエンジニア）とは？】
　システムエンジニア（SE）の仕事は、クライアントからの要望をヒアリングし、それに基づいて仕様の決定と大まかな設計を担当することです。設計後、プログラマーによりプログラムが組まれます。これらの作業は、システム開発の流れでいうと上流工程、つまり企画担当に当たります。

【２つに大きな違いはあるの？】
　上記の違いを一言にまとめると、

・プログラマー：プログラミングを専門にする人で、設計通りにwebサービスを作る。

・エンジニア：システムの全体的な設計からコーディングまでを専門にする人で、プログラマーに仕事を与える。

と言う認識で大丈夫です。
　しかし、エンジニアのほうがより求められる知識が高く、希少価値や需要が高くなりつつあります。

　一般的なプログラミングスクールでは、プログラマーになるためのカリキュラムが敷かれています。これは、プログラマーとしてIT業界に転職するためには非常に効果的ではありますが、ITエンジニアとしての知識はやや不足しがちになります。

　プログラミング業界が盛り上がるにつれて、プログラマーの数はどんどん増えてくる一方で、エンジニアとして幅広い知識を持っている人の希少価値や需要が今後高まってきます。

　また、プログラマー、システムエンジニアのどちらも「絶対に持っておかねばならない資格」はありません。 ただし、資格は一定の技術が身についていることの証明になるため、就職・転職する際に資格を取得していれば、選考に有利にはたらく可能性があります。そうしたおすすめの資格をざっと列挙すると以下のようになります。

（1）プログラマーの場合【資格について】
・Oracle Certified Java Programmer
・C言語プログラミング能力認定試験
・Ruby技術者認定試験制度
・Javaプログラミング能力認定試験

 プログラマーからのキャリアアップとして、システムエンジニアになるケースが一般的でしょう。また、昨今のシステムの多様化・複雑化にともない、プログラマーとしての高い専門知識を活かし、技術を極めて「エキスパート系プログラマー」なるケースもあります。

引用元: Oracle Certified Java Programmer

（2）システムエンジニアの場合【資格について】
・基本情報技術者試験
・システムアーキテクト試験
・ネットワークスペシャリスト試験
・Oracle Certified Java Programmer

　システムエンジニアから「プロジェクトリーダー」や「プロジェクトマネージャー」になるケースが主といえます。

【最後に】
　システムエンジニア(SE)は筋書きを作る仕事、プログラマー(は筋書きにそってシステムを作る仕事として分けられます。どちらも将来性が豊かな職種ですが、年収という面では、より広範囲の仕事を任されることが多い、システムエンジニアのほうがやや有利です。

　そのような状況から、プログラマーからシステムエンジニアへのキャリアアップを目指す人も少なくありません。社内でステップアップを果たすことが難しい場合、転職という選択肢を視野に入れることがおすすめです。