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美学の始まり


僕は美学を持っていない。



日本的美意識

日本では桜の開花予報がテレビで流れる


外国人はなぜ、日本人は
そんなに桜が好きなのか?と疑問を抱くらしい

なんで日本人は
桜が好きな傾向にあるかご存じだろうか?

僕は全く知らなかった

聞いた話では

「桜」が一斉に咲いて、
パッと散る姿に美しさだけでなく、
もの悲しさ、はかなさなどを
感じるかららしい。 

その時は、へぇ~っと思っていた。



なんかいいな

ある日、好きな
フィルムカメラで
写真を撮っている時にふと、
桜の話を思い出した。

フィルムカメラって、
高いし巻かないと
いけない。

でも、それよりも
限りある枚数を少しづつ
減らしていって終わりが来るのがいいなぁ
とも思ったり。

レコードを買うのもそうだなぁ
違う曲聞くときは
入れ替えないといけないし
終わっちゃうから裏返さないといけない。

蚊取り線香、本、夜、旅行、花火、

ここに挙げたものは
好きという感情でありながら
なんかいいなぁが含まれている
物たち

なんかいいなぁってなんだろうか。

何かはわからないけど

共通点は

終わりがある

ってこと。




便利

今の時代、
技術発展により便利が増えている。

ストリーミングは無限に曲が流れるし
好きな曲をいつでも聞ける。
カメラは何枚でも取れるし、
ピントは勝手に合う。

すごく便利でずっと使える。

でもなぜか、
終わりがあるものを
カッコいいな、
魅力的だなぁと感じてしまう。

なぜ終わりがあるものに
いいなぁと感じるのか、、、

バンドの美学

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僕の大好きなバンドの1つに
King Gnuがいます。
早咲きと思われがちですが,
3年下積みしていたり
意外と謎も多い彼らです。

そんな彼らのリーダー、常田の
2枚目のアルバムリリース時の発言です

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衝撃でした。

ダサくなる前に終わらせる

「かっこよく、美しく、終わる」

終わりがないと美しくない。

常田の醸成された哲学と世界観が好きで
嫉妬しリスペクトする存在です。

ここから、
「かっこいい」「美しい」「終わり方」
というワードが、
僕の中でも価値観を形作る
大切なワードになっていきます。


「かっこよく、美しく、終わる」

僕も終わり方にこだわりたい。
好きな物、好きなこと、好きな人
僕の好きには、
かっこよく美しい、終わりかた
という共通点がありました。

その考え方を
自分の人生にインストール
するには、、、、



まだ、僕は美学を持っていない。



続く…


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