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コンクリート主任技士 最短で合格するための勉強方法のオススメ

【建設業の難関資格】コンクリート主任技士の勉強方法について

今回はコンクリート主任技士を取得するためのテクニック・勉強法を紹介していきます!

コンクリート主任技士はやり方を間違わなければ、意外に取得しやすい資格です。

そういう私は、コンクリート主任技士をたった1カ月の資格勉強で取得したのです!

実はコンクリート主任技士を受験した2020年は

技術士二次試験と労働安全コンサルタントも受験しており、

コロナ禍も相まって 9月に技術士 10月に労働安全コンサルタント 11月にコンクリート主任技士の受験となりました。

皆さまもご存じかと思いますがそれぞれの試験、難関試験でして直前までそれぞれの試験に集中していたため

結果としてコンクリート主任技士の勉強には1カ月の期間しか費やすことができなかったのです。。。

しかしながらそんな中でどうやって、難関資格といわれるコンクリート主任技士を取得できたのか紹介していきます!


◆まずは適性チェック

まずは、ご自身がいかにあてはまるかチェックしてみてください。

全てあてはまれば、短期間での合格が可能と思います。

適性チェック

✅コンクリート技士の資格を所得している

✅日頃、コンクリートに携わった仕事をしているもしくはコンクリートの勉強をしたことがある(学校などで)

✅(資格試験もしくは学術)論文を書いたことがある

あてはまらないものがあっても、この条件をクリアしていないと合格的ないものではありません。

少し勉強時間を足してもらえればいいと思います。


◆コンクリート主任技士の資格タイプ

資格には様々な種類があります。

資格は以下のタイプに分けられる!!

・独自性が必要な試験か、そうでないか(つまり自分の考えを述べるものかそうでないか)

・過去問が手に入るか、そうでないか

・過去数年分の過去問を見たときに傾向を見て取れるか、ないか

・面接があるか、ないか

それぞれによって資格勉強の方法が異なってくるのです!

コンクリート主任技士は

⇒独自性の必要のない

⇒過去問が手に入りやすい

⇒過去数年間出題の傾向を見て取れる

⇒面接がない

資格試験だと言えます。


◆コンクリート主任技士資格を少しだけ深堀り・・・

ここでコンクリート技士・主任技士の資格について少し深堀りします。

コンクリート技士・主任技士の資格を発行する?管理する?団体は

公益社団法人 日本コンクリート工学会

というところです。

では皆様が普段コンクリートのことを調べたいときに使う書籍は

(もしくはお客様などに説明するときに用いる引用資料は)

土木の場合・・・

コンクリート標準示方書 by土木学会

建築の場合・・・

建築工事標準仕様書・同解説 JASS5  by日本建築学会

だと思います。(そりゃこの2団体ですよね)

しかしながら

日本コンクリート工学会(通称 JCI)もたくさんの書籍を発刊しています。

中でも「コンクリート技術の要点」はホントに良書で、上記2つの総合的な

内容を記載しています。

この「コンクリート技術の要点」を完全に覚えれたら間違いなく100点をとれます!

でも参考にするには非常に良い本です。

コンクリートという歴史のある分野でも学会ごとに少しずつ考え方が異なることも

ありますので、資格発行元が出版する書籍。当然の要チェックです。

ぶえなべ

お高いですが、10年に1回くらいは買ってもいい良本だと思います

コンクリート技術の要点 2021年 発行:日本コンクリート工学会

(↑東京官書普及㈱リンクで購入できます)


◆コンクリート主任技士の勉強方法

コンクリート主任技士の資格を取得するための勉強方法としては

先述した通り

「コンクリート技術の要点」を最初から最後までしっかり頭に入れる!

という方法が実力も身に着け、かつ試験に合格できる方法ではあるものの

覚えることが莫大に多く、日常の業務の中で使うことがないようなマニアックなところまで

覚える必要があるため少し不合理だと思います。

ではここからは最短時間で合理的に資格取得するための方法を提案します。

コンクリート主任技士の資格の特徴を思い返しますと

・出題傾向が変わっていなくて、過去問が手に入りやすい

・面接がなく、独自性を磨く必要がない

ということは言い変えますと、過去問をちゃんと勉強すれば、十分合格できる試験ということです。

(論文にはある程度テクニックが必要ですがそれもセオリーに則って書けば大丈夫です。

論文対策は別記事にて紹介します!)

それではオススメする勉強方法の順序を紹介していきます!

まずは出題傾向を読む!

コンクリート技士・主任技士の過去問題集にはほぼ必ず過去5年ほどの出題傾向が示されています。

例えば 昨年 は、配合で2題 施工で2題 劣化で1題    ・・・ 骨材・環境で出題なし

一昨年前は、配合で1題 施工で1題 劣化で1題 骨材で1題 ・・・ 環境で出題なし

これが5年分あればほぼほぼの傾向が掴めます。

ぶえなべ

環境は手を抜いてヨシ!配合と施工と劣化関係は絶対!骨材は出るか出ないか微妙。

(あくまで例です)

と認識することから始めます。

勉強する順番を決める!

重点的に勉強すべき内容が掴めたら当然、その分野に

ウエイトを持たせ勉強する必要があります。

また、日常的に「施工」については詳しくわかっているのであれば

どれだけ出題頻度が高くてもその他の苦手分野に時間を使うなどの工夫も必要です。

参考書を持つと、最初のページから順番にこなしていきがちですが

参考書の順番はほぼ、土木学会・建築学会・コンクリート工学会などの参考書順に

なっているだけで出題傾向順ではありませんから、順番に則って勉強するのは

ナンセンスなのです。

優先順に過去問を5年分する

自分が優先順序を決めた分野順に過去問を5年分解いてください。

さすがにそこで気づくはずです。

「問題が似ている」と。

過去問はあくまで勉強ですから

5年分の問題を解く中でさらに意識してほしいことが

四肢択一問題 1題に対して 4問の〇問題であると考えてもらいたいのです。

そうすることで、経験した問題数×4の勉強を行ったことになります。

ですから問題をこなすなかで仮に即答で分かった設問に対しても

その他の設問にも目を向けて意識して理解するようにしてください。

そうすることで同じような問題が繰り返し出題していることに気づきます。

例えば

1年前…コンクリートはセメント・水・骨材・混和材(剤)によりできている。⇒〇

3年前…コンクリートはセメント・水・混和材(剤)に骨材を加えたものである。⇒〇

5年前…コンクリートはセメント・水・混和材(剤)からなるものである。⇒✕

のように様々な言い回しで似たような問題が〇になったり✕になったりして出題されているのです。

参考書を読み、原理を学ぶ方法とは異なる勉強方法ですが

これを繰り返すなかで、身体で直感的に記憶していくのです。

さらに詳しく知る!

さらに詳しく学ぶべき分野については紹介いたしました

✅コンクリート標準仕様書 :土木学会

✅建築工事標準仕様書・同解説 :日本建築学会

コンクリート技術の要点 2021年 発行:日本コンクリート工学会

などの参考書をピンポイントで読み込んで知見を深めるのです。

最初から参考書を学ぶのはホントにハードルが高く労力もかかりますが

自分の不得意分野や、重点的に学ぶべきところがわかっていれば効率的に対策ができるのです!

◆参考書の紹介

実際に私が使用した参考書を紹介します。

ちなみにコンクリート技士・主任技士は先述した通り、本当に傾向も内容もほぼ変わりがないので

1~2年前の参考書を使用して勉強しても全く問題ありません。

大概の参考書が試験の申込後くらいから発刊されていますが

中身は最近1年分の過去問と傾向が追加され、逆にその前の過去問がなくなっているくらいで

大層ありませんので、今発刊されている最新を購入すればそれで全く問題ないと思います。

コンクリート主任技士の参考書の紹介ページは
ぶえなべのBLOGページへお越しください。

https://b-navist.com/concrete_technician_study/


◆補足のお話

ここで資格の取得について誤解のないようにお伝えしますと、

本来の資格試験は実務・以後の業務にしっかり活かせるべきものであり

資格を取得することが最終目的ではないことが本来の考えです。

(私もそうです)

ですから、資格取得のテクニックといわれると少し違うのでは?と

考えられる方も多くおられると思います。

本来はその分野で実力をつけ、確実な知識を得たものがその資格の保有者として

名乗ってもよい、それだけの権威であるべきです。

ただ、資格所得は自身の業務意欲の向上や、自尊心の向上などにも寄与し

もしくは任せられる業務内容が大きなものになって、結果やりがいを感じられるというのも

また事実だと思っています。

そこでまずは資格を取得することを目標にしてもいいのでは…

と私は考えます。資格が取得できた後はその名称表示に違わぬしっかりした実績と中身(知識)を

蓄えていただければよいと思っています!

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