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叱ってはいけないとき

褒めたり叱ったりすることは、良いこと悪いことを示すことです。なので、子育てには欠かせません。
しかし、叱らない(反応しない)方がいいときもあるようです。

それは

注目・反応をしてもらおうと わざとやっているとき

です。
赤ちゃんを抱っこしているときに、自分もかまって欲しくてわざとおもちゃを投げるような。
叱ることも自分に注目してもらえることなので、おもちゃを投げたら要求が通ると誤学習してしまいます。
なので、何も反応しないことが大切です。すると、反応してもらおうと一旦激しくなります。ここが我慢のしどころです。危険がない限り放っておきます。
疲れておもちゃを投げるのをやめて、適切な方法で「お母さん」と呼んだり、近くに来てトントンと合図したりしたら、大いに反応し、たくさん抱っこしてあげます。
「ちゃんと言えたね」と、良い行動だけに反応して強化します。


わざといけない行動をして要求をしてくるときには、要求を飲まないようにしましょう。
注目の他にも
何かして欲しい 例えばスーパーでお菓子買って欲しいから泣き叫ぶとか、
何かをしたくない 歯医者に行きたくないから暴れるとか
要求を飲んでしまうとまた同じことを繰り返します。
スーパーでおやつを買うのは日曜日だけよ、などルールをはっきりさせておくといいと思います。この時はよくてこの時は悪い、といつも違う対応だと混乱します。

この大人をコントロールしようとする行動は、少し大きくなってもすることがあります。
ゲームがしたいとか、勉強したくないとか。
いけない行動での要求は飲みません。
その都度どのように要求するのが正しいのか教えたり、ルールを見直したりしていけばいいと思います。
子どもの要求を飲んではいけないけれども、どうやったらうまくいくのかを話し合うことは大切だと思います。ゲームはダメだからと一方的に取り上げても、ルールを守れないし、主体性も育たないからです。
ただし、一緒に考えたルールは守らせることは大切だと思います。

外で大声で泣かれたり、暴れたりすると困り果てますよね。
社会全体で子育てする雰囲気になって、大泣きしている子どもと親を「今 勉強中だな」とおおらかに見守って欲しいと思います。



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