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親しき中にも礼儀あり

夫婦と言えども、所詮は他人。
一つ屋根の下で暮らす上で、ある程度のルールは必要だと思う。

例えば、家事分担的なことで言うと、私は洗濯と食器洗い担当になっている。夫はゴミ出し。あと、寝る前に布団を敷くのは私。お風呂掃除は夫。食事の用意は、時と場合による。

夫が脱いだ衣服を脱いだ形のまま、床の上に放置しているのは、散らかしているんじゃないと私が学習したのは最近のことである。
本人曰く「散らかしてるんじゃなくて、置いている」のだそうで、私がそれを勝手に畳んでタンスに仕舞ったり、ハンガーにかけたりするのはあまりよろしくないらしい。
パジャマに至っては、朝脱いで「置いて」から、一日そのままで、夜寝る前に「置いた」場所から取って着るのなんかを見ていると、やはり一時的に床に放置しているだけなのだなあと思い、私は夫の「置いた」衣服を片付けるのをいつからかやめた。

喧嘩しなさそうだね、とよく言われる。くだらない小競り合いはしょっちゅうあるけれど、破局の危機、みたいな大喧嘩は確かにしたことがない。

しかし、それまで別々の場所で別々の暮らしをしてきた二人が、共に生活するようになった当初は、たくさん衝突した。
よくある話だが、食事の味付けとか、洗濯物の処理とか、家具の収納の仕方とか。
そして、それらは大体「こんなことくらい言わなくてもわかるだろう」という思い込みからきていた。
いくら夫婦でも「言わなくてもわかる」なんてことはない。むしろ、そう思い込んでる時に限って、相手はわかってない。

だから、衝突しそうになった時は、ゆっくり、きちんと、解決策を話し合うことにしている。
もしどちらかが感情的になっていれば、冷めるまで待つ。無駄なエネルギーを使わない。

相違のある部分は、話し合い、できるだけお互い受け容れる。
それが我が家のルール。

#夫婦 #家族 #結婚

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