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カナダの学校スタッフのくせに英語の勉強方法について記事を書かない理由

他のNoterさんの記事を読むと、とっても勉強になります。

私は語彙力が乏しいですし、壮大なスケールのおもしろネタもないので、毎回しょぼい記事しか書けないなあとモヤモヤしておりますが、他のNoterさんの記事を読むと、忘れていた日本語を思い出したり、新しい用語を覚えたりでき、勝手に自分の記事の肉付けに使用させていただいております。

過去の記事でも、折に触れて、「私は国際交流サークルをしているが、英会話レッスンとの違いを説明するのが難しい」ということを書いており、私が目指しているのは、中高生の英語力アップではない、文化や慣習の違いに触れることによって自分を見つけてほしい、と言葉を変えてごちゃごちゃと繰り返しています。

私が何を目指しているかを一言で伝えたい!でも、しっくりくる言葉が見つからない!と悩んでおりました。

そして、他のNoterさんから学びました。

ゆづおさん、ありがとうございます!!

私が探していた言葉は、「処世術」です。

私はカナダで学校のスタッフをしつつ、日本に住む中高生向けのオンライン国際交流サークルを運営しています。

日本の英会話学校や、カナダ現地の語学学校、カレッジ、大学、高校と、20年ほどこの業界にいて、英会話学校を運営するのが普通の流れだと思うのですが、私は国際交流サークルを始めました。

それは、中高生に生きる力を身に付けてほしいからです。

英語だと、「Book Smart」と、「Street Smart」という言葉で表現され、学校の勉強ができる頭の良さと、経験値が高い頭の良さ、で区別されますが、私にとって「Street Smart」というのは、人生において一番必要なスキルで、「Book Smart」よりずっと上を行っていると思っています。

でも「Street Smart」って、一言で説明するのが難しいですし、世渡り上手って、ちょっとネガティブな響き、、

そこで読んだ、ゆづおさんの記事。

「処世術」

これだ!と思いました。

「Street Smart」の直訳は「処世術」ではありませんが、私が思う「Street Smart」は、「処世術」にとっても近いのです。

英検もTOEICもTOEFLもIELTSも、「Book Smart」になるための勉強だと思います。

では、処世術はどうでしょうか?

処世術って、場数を踏まないと身に付かないものだと思っています。

周りの様子を観察したり、やってみて失敗したり、その繰り返しで経験を積むことにより、状況判断や自己分析が上手になり、数手先まで読んで行動に移すことができるようになる。

私は、そんな力を今の中高生に身に付けてほしいのです。
しかも英語で。

出川イングリッシュのゴールだったサイエンスワールド

私は、今までに色々な留学生を見てきました。

英語をたくさん勉強してから来る方、出たとこ勝負で来る方、現地に着いてからも勉強を頑張る方、サボる方、そもそも勉強する気なんてサラサラない方、ホームシックになる方、学校に来ない方、速攻帰国する方、やむなく帰国する方、悪いことをしてしまう方、病気になってしまう方、自ら命を絶ってしまう方、現地でパートナーを見つける方、結婚する方、子供を産む方、就職をする方、移住する方などなど、本当に様々です。

留学は、学校に通う時間が大半を占めますが、放課後や休日もあります。
学校や学校外でどのように過ごすかは、その方の性格や今までの習慣によって、まったく違います。

日本で何か背負ってきたものがある方は、留学に来たからといって消えるわけではないので、海外で生活をしながら、その何かと対峙しなくてはいけません。

英語は準備できますが、海外生活はぶっつけ本番です。

勉強をしようと思って留学をしても、他のことで精神的に参ってしまうこともあるので、処世術を身に付けておくことは、とても大切です。

処世術がある方は、現地でうまくやっていきます。
逆に、処世術がない方は、どんなに事前に英語の勉強をしてきていても、現地でうまくいきません。

海外で出会う人たちは、今までの常識を覆す、まったく共通点のない人や、友達になれそうもない人たちかもしれません。

それでも、お互いを知り、理解したら友達になれるかもしれません。

その準備を日本にいるうちにして、処世術を身に付けておけば、現地で学習に専念できるのです。

中高生のうちに処世術を身に付けて、おまけに英語力まである大人になったら絶対に無敵、そう信じています!

続きは次回。ちょっとアピール。こんなことやっています。👆

教育関係の皆さま、コラボにご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください💛

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