人間なかなか分かり合えない

周りに悩みを打ち明ける人物が誰もいないと寂しいけれど、
悩みを打ち明ける相手がいるのに、
打ち明けろと言ってくれているのに
これ以上は言えない、
これ以上言うと問題が発生する、
それがその人の病巣、
根本的な悩みがある。

それを秘密の蔵を抱えているようなもの。
そう言うことで苦しんでいる。
人間ですね、誰に言っても判って貰えないそう言う悩みがある人は
タイプとして思いっきり無口になったり
無表情になる人と。

おちゃらけて悪ふざけや馬鹿ふざけをするんだけど
一方で白けている自分
演じている自分、
本当は人に言えない悩みがあるからしばしの間おちゃらけて
楽しくやり過ごしているように見せる。

そう言う状態であるという人も結構多くあります。
これは孤独ですよね。
これを独りぼっちで生まれて独りぼっちで死んでいく。
独りぼっちで去って独りぼっちでやってくる。

このように2600年前に説かれた大無量寿経というお経に出ているんです。

大無量寿経というのは、無量寿経ともいって、一切経七千余巻の中でも特別なお経です。
詳しいことは、無量寿経(大無量寿経)の意味内容・あらすじを分かりやすく解説に出ています。
人間というのは肉体の連れはあっても魂の連れはないと言われて、血のつながりや一緒に暮らす人、そう言う人があっても心の中、胸の内をすべて判って貰える、心の中にある寂しさや虚しさや悩みや心配事を何もかも全部分かって貰うことができない。

そう言うことで苦しんでいる人がいる。
で、今時の若者に人生が虚しいだろうとか人生は苦しいだろうとか言ってもピンとこない人でも、人間てなかなか分かり合えなくて本当は胸の内を分かって貰いたいのに判って貰えなくて独りぼっちといえば、よく分かる人が多いと思う。


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