大学の医学部で学ぶ全人的ケア

医学部では、終末医療についても学ぶ。

医学はもともと病気を治す。
ところが終末期になると治らないので、痛みを減らす緩和医療。
そこに心のケアをする。
肉体の痛みだけでなく、心の痛みについても対応しようとして、全人的ケアを考える。

20歳で癌が見つかり22歳で再発した女性の場合。
乳がん、若い人は進行が早い
インフォームドコンセント、病状や余命を伝えているかどうか。
家庭教師をやっている、真面目、このような状態でも、お母さんが大変。

1 身体的痛み これは従来の医学で対応するもの。
2 精神的痛み 自分は違うのでは?セカンドオピニオンが最近は普通
3 社会的痛み 回りに迷惑ばかりかけている。そこまで普通は余裕がない
4 スピリチャルな痛み 
このスピリチュアルの痛みをスピリチュアル・ペインという。
生まれてきた意味が分からない苦しみ。
必ず死ぬのに何のために生まれてきたのか。
勉強するのは、仕事のため
勉強するのが好きという人はいない。
22歳で死んでしまうなら、勉強してきた意味はあるのか。
迷惑ばかりかけている。
自殺したほうがいいのでは。
死んではいけないというが。
私は何か悪いことをしたのか、罪悪観

死んだらどうなるか分からない後生の不安
それが故に、今生きている意味も分からない。
それが、スピリチュアル・ペインの本質で、医学ではどうにもならない問題。
ところが、古典の中には、死の克服法が教えられている。


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