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私と彼のこと(471)-四輪カート③-

退屈していた彼を連れて、休日の園庭に行った。
自宅でも遊んでいるのと同型のカートを見つけて、遊び出す。
それなりに重量があって安定しているので、まだヨチヨチ歩きの彼でも安心して遊べる。

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起伏の多い園庭を押し歩くのは抵抗感があって面白いらしく、上機嫌で楽しむ。
まだ方向転換は難しいので、その都度私が手伝う。

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下り坂に入り、自然とスピードが上がってくる。
危ないので、私が前に回ってブレーキをかけていると、彼は怒ってカートをおさえる私の手を払いのける。

仕方がないので、彼の背後に回り、彼からは見えないようにカートをおさえながら一緒に進んだ。
ずっと中腰だったので、足がつりそうになった。

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結局園庭の周囲をグルリと一周した。
一歳児には、それなりの長距離だ。
彼にとってもハードな運動だったらしく、満足した様子でカートを定位置に戻す。
抱っこを求めてきたので「おうちに帰る?」と聞くと、自宅の方を指さした。

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