まるのまま

毎日の生活の中で自然に仏教を生きれるようになれたらいいなーと、仏教の記事を更新していま…

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毎日の生活の中で自然に仏教を生きれるようになれたらいいなーと、仏教の記事を更新しています。 3歳の男の子、育児中ままです!まま子供向けに、仏教の絵本やうたも創作していこうと思ってますのでお楽しみにー

マガジン

  • 宝雲さんの「仏教の基本に触れよう」

    意外と仏教の基本的な教えは知られているようで知られていません。 素人だからこそできる素朴なお話ができればいいなと思っています。

最近の記事

第一回「煩悩即菩提」 3、感情の正体

今回はまず、今までの人生で強烈に苦しかったことを思い出してください。 ・・・ 思い出せましたか? ものすごく辛い時があったって記憶はあるんだけども、それがいざどんな感情だったのかと思い出そうとすると、意外と思い出せないんじゃないでしょうか? 辛かったって記憶はあるんですけど、どうつらかったのかっていうのは意外とリアリティを欠くんですよね。 感情の正体怒りとか悲しみとかがバーンと占めた時は、それしかないんだ!くらいに思ってるんだけども、月日が経過して、それが消えた時っ

    • 第一回「煩悩即菩提」 2、五欲・三毒

      生きるために欲がある。 欲をエネルギー源として推進する、より前に進もうとする。 五欲五欲 = 食欲・財欲・名誉欲・睡眠欲 この欲自体はニュートラルなんです。良いも悪いもないんです。 食べたいということも、寝たいということも、何も悪くないんです。 例えば、一生懸命いいことをしてみんなに褒められたいっていうのも全然悪いことじゃないんです。 色欲も、子孫を残すためには必要なことだし、財欲っていうのも自分の生活を安定させるためには必ずお金が必要だっていうのは何も悪いことじ

      • 第一回「煩悩即菩提」 1、四苦八苦

        四苦八苦四苦八苦とは、私たちの人生の避けられない8つの苦しみです。 四苦八苦=生、老、病、死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦 「生、老、病、死」は体にまつわる苦です。 「愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦」は心にまつわる苦です。 生、老、病、死 「生」   生きているということは、苦である。 生きていることが苦である、これはピンとこないかもしれないですね。 まず、赤ちゃんはぎゃーぎゃーぎゃー泣いて生まれてきます。 母体から出た時に、ものすごい苦しいんです

        • 第一回「煩悩即菩提」 はじめに

          初心者のための仏教講座 第一回目のテーマは「煩悩即菩提」 なんで煩悩がそのまま菩提になるんだ?!っていうお話です。 仏教っていうと煩悩を断ち切って聖人君主みたいになるんだっていうふうに思ってるかもしれませんけども、そういう道ではないです。 煩悩をなくせとかなんとか言ったて、なくしようがないんだから。 基本的に仏教というのは理想論を言う教えではないんです。 ありのまま苦しい見苦しい、醜い…いろんな人間があって、そのままそれを認めて、じゃあどうしたらいいのかというのが

        第一回「煩悩即菩提」 3、感情の正体

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        • 宝雲さんの「仏教の基本に触れよう」
          5本

        記事

          初心者のための仏教講座

          初心者のための仏教講座の紹介 1.煩悩即菩薩 2.因果応報 3.縁起と空 4.四諦 5.八正道 6.慈悲 宝雲さんの仏教の基本に触れようでは、 まず、「初心者のための仏教講座」からはじめたいと思います。 はじめに世界の三大宗教は、イスラム教・キリスト教・仏教。 ふつう宗教というと神様がいますね。 イスラム教の神様は、アラーの神。 キリスト教の神様は、ロード。 要するに神様をたてる宗教がほとんどです。 仏教はそういう神様ってのはたてません。 同じ宗教といっても

          初心者のための仏教講座

          宝雲さん

          宝雲さんからのご挨拶僕は僧侶でもないし、仏教学者でもありません。 でも、禅を少しだけ齧り、滝行なども体験させていただくうちに、仏教の奥深さと豊かさに触れさせてもらえました。 その一端を、仏教の根本の教えを通じて誰かに伝えられたらいいなと思ってます。 意外と仏教の基本的な教えは知られているようで知られていません。 素人だからこそできる素朴なお話ができればいいなと思っています。 宝雲さんプロフィール宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒業。日本やアメリカを放浪後、商社や美術品関係の会