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「いないいないばぁ!」のバリエーションを増やそう

「いないいないばぁ」のバリエーションを増やして、ワーキングメモリーを鍛えましょう!

脳の発達で「前頭連合野」が発達されると、短期記憶する力がどんどん刺激されて発達します!


遊び方を工夫することで、楽しく遊んでいただけたら嬉しいと思います。

まずは、月齢が高くなった時のバリエーションです。


「いないいないばぁ」のバリエーションとは?

バリエーション1

参考図化
「赤ちゃんの脳を育む本」著: 久保田競 主婦の友社より

💐お母さんと向かい合って座ります。
顔にタオルをふわっと軽くかけます。
「いないいない」と言いながら、少し間をあけます。最初は、お母さんがタオルをとって「ばぁ!」と、してあげてください。

自分で取ろうとする姿が出てきたら、「ばぁ!」と声をかけると、自分でタオルをとるような姿にもっていきます。


バリエーション2

💐今度は、お母さんの顔をタオルで隠してみます。待たせる時間を短くしたり、長くしたりしてみてください。

「ばぁ」の表情も色々と変化をつけてみてください。
赤ちゃんの反応を一緒に楽しんで欲しいと思います。


バリエーション3

💐カーテンやドアの陰などにお母さんが隠れてみてください。「いないいないばぁ!」で、顔をのぞかせます。同じ場所からではなく、少し移動した場所でやっても反応の変化が出てきます。


バリエーション4


💐赤ちゃんとお母さんが一緒に鏡を見ながらの「いないいないばぁ!」も面白いですよ!
お母さんが顔を隠した場合、赤ちゃんが振り向いてお母さんの顔を見るまでやってみてください。

高度な「いないいないばぁ」かくれんぼ遊び!

頭の良くなる遊びですよ!
「ワーキングメモリーを養ったり」、「予測する力」をつけます。
歩けるようになったら、ついたてやカーテン、ドアの陰などを活用してお母さんなどの姿を探させる「かくれんぼ遊び」がおすすめです!

バリエーション1

お母さんなどが「ばぁ!」と物陰から顔をのぞかせたりします。

バリエーション2

赤ちゃん同士で「いないいないばぁ!」をして遊びます。
段ボールなどを利用して、赤ちゃんの顔の高さに穴を開けたものを作ってあげても良いと思います。


布や物でおもちゃを隠し、探させる遊びとは?

参考図化
「天才脳をつくる0歳教育」著: 久保田競 大和書房より

前頭連合野の中の10番(前頭極というのがあります)は、2つの動作を同時進行する時に働きます。大人でも料理をする時などに色んな動作が必要になります。その時によくこの脳が動いているということになります!

赤ちゃんの場合、1つの目的があって何かをやらせる時に、ついでに簡単な別のことをさせるのがこれにあたります。
例 :  おもちゃを箱に入れてもらう時に、別のおもちゃも持ってきてもらうとワーキングメモリーも使って、10番が鍛えられます。

布や物に変えても目の前のおもちゃを赤ちゃんが取ろうとします。その時に、そのおもちゃを隠してしまうと赤ちゃんはそのおもちゃのことを忘れてしまいます。
それを忘れないように「短期の記憶を育てる」のがこの遊びの目的です!

今遊んでいるおもちゃで行います。器やタオルをかけて、赤ちゃんの目からおもちゃを隠します。そうすると、赤ちゃんは「パッ」と器をとっておもちゃを探し当てます。
見つけた時は「あった!」とおおげさに喜んであげてください。

【応用編】
布団の下や隠し場所もだんだんと難しくしていってください。今見ていたおもちゃがいなくなっても記憶に残って探す行動が大切です。
まだ、育っていないとおもちゃの存在は一瞬で忘れてしまいますので、どういった行動を取るのかを見てあげることが大事です。

個人差があるため、その子に合ったペースが大切です。決して他の子と比べたり、焦ったりせず楽しむことが成長に繋がります。


おもちゃを隠して、探そう!

好きなおもちゃを見せてから隠して、探させる遊びです!

見ていたおもちゃを目の前でタオルを上からかけます。赤ちゃんに見つけてもらいます。
歩けるようになったら、少し離れたところで隠して取りに来てもらうのもおすすめです!

【応用編】
大きな袋の中におもちゃを隠すのもおすすめです!おもちゃを探して取りに「袋を開ける」という動作が入るため、次のステップの遊びになります。
「問題を解決する能力」が育ちます!


〜メッセージ〜

こんなに「いないいないばぁ!」の遊びのバリエーションがあります。
赤ちゃんが目の前のおもちゃに気づかない!という姿は、まだ脳がこれから発達していく段階だからです。
脳の神経細胞を繋ぐのは睡眠です!
赤ちゃんが良く寝ているのは脳の神経細胞を繋げている時間です!
そのため、赤ちゃんとたくさん触れ合うことで色んな発達過程の刺激になります。
そのひとつに「いないいないばぁ」遊びがあります。
この事実を知ってから今後の学習面などに関連があるならとよく私は「いないいないばぁ」で遊んでいます。
何度も繰り返すことで、喜び方も変化していきました。

「やらせなきゃ!」ではなく、楽しくやってみてほしいです!
子どもは大人の焦りやイライラなどをなぜかキャッチできます。
余裕をもって一緒楽しむことがよりよく発達させられますよ。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

参考文献
・「赤ちゃんの脳を育む本」著: 久保田競 主婦の友社より
・「天才脳をつくる0歳教育」著: 久保田競 大和書房より

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