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怖い話「みさき る」について

こんばんは(о´∀`о)
中村綾です★

さて、毎度突然ですが、
皆さま、怖い話はお好きですか?

今日は、ぜひご紹介したい怖い話を見つけたので、
シェアさせていただきます。

私はオカルトや怖い話が大好きで、
都市伝説や未解決事件についても、よくネットや本で読み漁っています。

そんな私が、「これは中々だな」と思ったお話です。
そこまで有名どころでもないので、新鮮な怖さを体験していただけるのではと思います。

なお、とっても怖いお話ですが、
いわゆる「自己責任系」(これを読むと呪われる的なやつ)ではありませんので、
その点はご安心していただいて、

目次
❶話の概要
❷実は…
❸まとめ

❶話の概要

「みさき る」とは、1992年に起きた、
吉野美咲ちゃん失踪事件のことを指します。

吉野さん一家(父の吉野義弘さん、母の美幸さん、一人娘の美咲ちゃん)は、
1992年7月7日の午後、3人で近所の商業施設へ出かけます。
その日は美咲ちゃんの誕生日の前日だったそうです。

その帰り道の午後4時ごろ、一家は御願塚古墳(ごがづかこふん)という古墳の前を通りかかります。
この古墳の頂上には広場があり、そこに南神社という、小さなお社がありました。

そのお社前に来た時、美咲ちゃんが突然、
「お参りがしたい」と言い出したそうです。

最初はご両親も、子供の気まぐれと思い、取り合わなかったそうですが、
美咲ちゃんがそれまでにない程必死に頼み込むので、仕方なくお賽銭の5円玉を持たせて、神社へお参りに行かせたそうです。

その間、ご両親はふもとの鳥居で待っており、
美咲ちゃんが神社へ続く石段の頂上に着いたところを確認しています。

しかしその後、いくら待っても、
美咲ちゃんは戻ってきませんでした。

鳥居から神社までは10m程度で、大人なら急いで10秒ほどです。
道は一本道で、他に抜け道はありませんでした。
更に古墳の周りは見晴らしも良く、周囲は幅約8mのお濠に囲まれていて、とても美咲ちゃんが外に出られるような状況ではなかったそうです。
お社も施錠されており、中を覗いても、人がいる気配はありませんでした。

午後4時25分、ご両親は近所の稲野駅前交番に駆け込みました。
警察は失踪、お濠からの転落事故、誘拐の可能性から捜査をしましたが、
美咲ちゃんは見つかりませんでした。

美咲ちゃん失踪の翌日、吉野さん宅に奇妙な電話がかかってきます。
相手は年齢不詳の女性の声でしたが、対応した美幸さんによると、美咲ちゃんではなかったとのことです。
不思議なイントネーションで意味不明なことを話し、一方的に切れてしまいました。
警察も、電話の相手を特定出来ませんでした。

そして、美幸さんがこの電話をうけている最中、
吉野さん宅の玄関をドンドンと叩く人がいたそうです。
この時は祖母の絹江さんが対応したそうですが、
玄関には誰もおらず、人がいた気配も無かったそうです。

この出来事と関係があるのかは不明ですが、
絹江さんはこの日の夜に倒れ、そのまま1週間後に脳溢血で亡くなっています。

また、この奇妙な電話はその2年後、3年後の、
美咲ちゃんの誕生日にもかかってきたそうですが、
ご両親はその内容を頑なに伏せているそうです。


美咲ちゃん失踪から1ヶ月後、美幸さんの叔母が、川上喜代子という霊媒師を読んだそうです。

叔母は兼ねてから川上さんに心酔していて、
何度も吉野家に手紙をよこしては、霊媒の力で美咲ちゃんを探すよう勧めていたそうです。

美幸さんたちも根負けし、8月14日に、
吉野さん宅で交霊会が行われました。

川上さんの降霊術は、いわゆるこっくりさんで、
10円玉の代わりに、木の板を使うものだったそうです。

めっちゃ胡散臭いと思いきや、
暫くすると、本当に部屋の空気が変わったそうです。

川上さんが「今どこにいるの?」と美咲ちゃん?に尋ねると、木の板は

「いいえ」

と動いたそうです。

意味不明なので、再度今どこにいるのかと川上さんが問いかけると、

「うしろ」

と動きます。
勿論、後ろには誰もいません。

そして板が勝手に動き出し、
「いたいくび」
を指します。

しかも電気が消えます。
それでも板は動き続けるので、川上さんは美咲ちゃん?に、
もう帰るように言いました。

すると板は割れ、美幸さんから悲鳴があがりました。
見ると、美幸さんは白目を剥いて痙攣していたそうです。

後日、川上さんが美幸ちゃんの叔母さんに語った話によると、あの時美咲ちゃんは、とんでもない形相で美幸さんの首を絞めていたそうです。

そして、吉野家は美咲ちゃん失踪に関し、
何らかの隠し事をしているのだそうです。

その夜、川上さんは、ご自宅の裏の井戸に身を投げて亡くなったそうです。

その後もご近所では怪現象が続き、
美幸さんは気が狂ってしまいました。
そして美咲ちゃんは今も見つからないまま、
この事件は未解決となっているのです。




❷実は…

ここまで事件の概要を書いてきましたが、
この話は、全て創作です。

「みさき る」の「みさき」がこの話のタイトル、
「る」は著者さんのお名前です。

可哀想な人は誰もいなかった!
安心ですね〜(๑╹ω╹๑ )

とはいえ、元となった事件は存在しています。
そっちはガチで不気味です。

❸まとめ

このお話は、「文学極道」というサイトの、
「第2回 21世紀新鋭詩文学グランド・チャンピオン決定戦」というページで、全文を読むことが出来ます。

文才が凄いのは勿論ですが、
美咲ちゃん捜索のチラシや、叔母が美幸さんに宛てた手紙等の画像もあり、
とっても手が込んでいるので、必見です。

また、御願塚古墳やつかしん(西武百貨店、冒頭で吉野さん一家が立ち寄っていた商業施設)等、
実在の場所や固有名詞も多く登場するので、
凄くリアルです。

文章も、談話形式だったり、調書風だったりと、
本物の警察の捜査資料みたいです。

ここでは端折った部分もたくさんあるので、
ぜひ、実際にサイトで全文を読んでみてくださいね(о´∀`о)
読み応えありますよ〜!


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