PRとしての反省や懺悔とこれから。

ちょっと、PRとして、最近の反省と懺悔みたいなものを書く。

あ、どうも、ばっきーです。

最近、PRに関するセミナーで講師をさせてもらった。私みたいな無名な人間にホントありがたい話だなと思い、快諾したし、改めてめちゃくちゃ勉強しなおして約2時間のセミナーを全力で喋らせてもらった。

質問にも全力で答えた。

結果的に、その瞬間までの自分として出来る限り、これが天井というくらい全力を出し尽くせた。なので、正直「話が長すぎたな」とは思ってるけど、内容としてはそのときの自分の最高値は出せたと思った。

あの機会をつくってくださった、セミナーの主催者の方達には本当に感謝している。


ただ、自分の中に言語化できない、小さな違和感みたいなものが残った。

数日間、その違和感がなんなのか掴めなかったんだけど、東京と愛媛の拠点でPRプランナーとして活動してる知り合いと話してたら、意図せず、ポロッとそれが掴めた。


そのサービスは、私は、とても応援しているものなので、自信もって出演を快諾したので、そのセミナーの着地点としては全然いい。というか、そういうの大事。

ただ、違和感を残してしまったのは、ここから。

セミナー資料の後半の章「PRに力を入れたい経営者や企業は、まずは何かから始めるべきか?」という中で、自分達で取り組めるいくつかの選択肢は提示しつつも「プロに相談してください。」という話をしたこと。

これが違和感を残した。

「プロに相談してください。」ということ自体に間違いはないとは思ってるのだけど、私は自分の頭の中で先に話のゴールをソレと置いてしまっていた気がする。

だから、プロに相談した方が良いものだという認識が際立つように、そこに至るまでの資料や説明を準備し、偉そうに小難しい言葉や表現を使い長々と語ってしまっていたかもしれない。

これ、気づいたときに、自分には本当にダサいなと思ってしまった。


私にとってのPRは、地方の無名で実績も人脈もお金もない友達が、資本主義の中で勝ち上がっていけるよう、生き残っていけるよう、思想を実現化できるよう力になりたいと思って、出来ることを考えた結果、たどり着いた武器だ。

こんなに面白い人がいる、面白いことをやってる人がいる。作る人や売る人はいる。ただ、そこには広める人がいなければ、広がっていかない。

広告に使う予算なんてあるわけない。

ただ、考える力と泥臭く動く余力があれば、PR(当時はPR=情報発信と誤解してたけど)によって出来ることはあるかもしれない。

でも、本人達は目の前のことに精一杯だから、私が変わりにできるようになろう。

そんなことを思って、独学で学んだものだった。


「プロに相談してください」と言うことは簡単だけれど、自分達でやろうと思えばできることはいくらでもあるということをもっと伝えるべきだったなと思う。

それっぽいことは言ったけど、比率として軽く触った程度でプロに相談するべきみたいな話をしたのは完全にミスった。プロに相談することも大事だけどね、でも考えればできることはいくらでもある、と私は思う。


最近、「PR(Public Relations)」が脚光を浴びる機会が増えたなと思う。

私もまだペーペーな人間なので、業界のことを知ったふうな感じで言うのは違うんだけど、PRについて学術的な視点とか研究的な視点とかで深堀りする場をつくられる業界の先輩方だったり、肩書きにPRという単語が入ったインフルエンサー的な存在になる先輩方が出てきたり、いろんな人がいろんな立場から、PRの存在意義を押し上げようとされていると思う。

様々な視点から、存在意義を押し上げられることで、ビジネスの世界でのPRを頑張ることの説得力や重要度をあげる要素もふえてると思う。業界のピラミッドでいうと上も高くなるし、それに引っ張られて裾野も広がるってのはあるだろうし、その影響が連鎖して、私へのPRの相談も急激に増加している。


ただ、諸先輩方がやってる、PRの深掘りのようなもの、不特定多数にむけて発信し、経済界?とかに変化を与えるような動きを自分もやりたいか?やれるか?っていうと、そういう動きは自分はあまり得意じゃないないのかもしれない。(多分、役割の違い。

あと、まーーじーーーで、それを見て、安易に真似ちゃダメ。ほんとダメ。お前(私)、まじで、出直してこいって感じ。

ただ、諸先輩方が裾野を広げてる中で、広がってる中には地方の事業者だったりも含まれてるわけで。自分の目や手が届く範囲、主に熊本とかで「PRってなんか良いらしいよね」「PRに興味あるんだけど」みたいな方達むけにできることがあれば、地に足をつけて積み上げていこうかなと思う。

あと、これは、ホントしょうがないとこではあるけど、受け取れる体制にない人に「深さ」のあるものだという情報が届いてしまうと、それによって手が届かないもの、とっつきづらいもの、自分とは関係のないものに感じてしまう人も、不可抗力的にでてきてしまう気もして、そこのフォローになるようなこともできたらないいなと。

達成したい目標と現状の差を埋め、目標を現実化するための方法はいくらでもある。その方法もいろんな人が「〜〜式メソッド」みたいな感じで作ってはくださっているし、私も勉強して入るけども、つまるとこ、PRって「思いやり」とか「相手の立場になって考える」とかでしかないのかなと個人的には思っている。

人対人のコミュニケーションの話だからね、小学生とかでも教わるようなことの延長や拡張でしかない感覚で。

深さを掘っていけばいくらでも底が見えない、ずっと掘っていくものではあると思うし、だからこそ面白いし、私も好きなんだけど、100人参加のセミナーで「こんなに深いんだよ!」と、まだ深さを知りもしないくせに偉そうに自慢げに語った私は本当にダサいし、相手のことを見えていないし、PRとして失格だ。


私はこれから、メディアを通したパブリシティの紹介していただく…ということを目的とした部分の「PR」からは、より遠くなっていく気がする。

少し前まで、「一番のPRはCS」って言ってたのだけど、今は、一番のPRは徹底的な商品改善と組織づくりだなと思っている。

元々、メディアに紹介してもらいたいなら、メディアリレーション頑張るより、紹介してもらいたいと思ってもらえる商品や話題をつくろう!というスタンスだったんだけど、メディアとか関係なく、PRとして全方位のことを考えると、もうこれだと思う。


ちなみに私は今、自社で「オンライン開発チーム ATTEND biz」という事業を推進してる。これは、クライアントとの関係性も、これに関わるチームも私のPRとしての思想が結構注ぎ込まれてる。

PRやってる人は共感してくれる人もいるとは思うんですけど、事業の上流にあたる作り方から入らないとPRってしづらいとかあるじゃないですか?あれを解決できるやつに育ってきた。

これからは、これをもっと伸ばしてく。

自分の事業を子供みたいな表現をする経営者の人がいるけど、ATTEND bizは私なんですよね。私をサービス化したら、こんな思想になるんだろうなみたいなサービス。


今、私の肩書きは、「Lbose inc. COO&PR」になっていて。PRやってるってより、PR的な思想を注ぎながら事業を進めてるだけだから、別に「PR」ってのは外してても良いんだけど、これは自分のアイデンティティ?みたいなもんなので、できかぎり残していきたいなと思う。


以上、ほぼ身内向けなnoteですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




好きな人達のnote貼っときます。PRな方にもおすすめ。



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