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いいね#5 路面電車の街 / 乃木坂46

週に一度は好きな曲をひとつ紹介したい。そんな週末のいいね。

今日は乃木坂46の「路面電車の街」についてご紹介したいと思います。24thシングルのカップリングでユニット曲です。

作詞:秋元康 作編曲:杉山勝彦 歌:齋藤飛鳥、堀未央奈、山下美月

動画はショートバージョンのMVなのでSportifyなどでぜひフルバージョンをお聞きください。

この曲は主人公が久しぶりに故郷へ帰ってくるところから始まります。自分の親が歳を取ったことや、街の景色が変わったことに気づき、時間の経過を感じずにはいられません。夢を追いかけて故郷を捨てるように飛び出した僕にとっては、かつていた場所がもう知らない場所になっているかのようで、ますます居づらさを感じさせます。

しかしあの頃と同じ自分の部屋を見た時、寂れた街の一角に当時と変わらない店を見つけたとき、そこに確かにあの時の懐かしい思い出と自分がいたことを思い出します。

今日も変わらず走る電車、懐かしい警笛、そしてよく知っているあの夕焼けを見るとき、フラッシュバックする青春の日々。もう失ったとさえ思ったこの故郷は今も変わらず、変わらない温かさで自分勝手な僕をさえ受け入れてくれるのです。そう、いつでも戻っておいで、と。

個人的に乃木坂46の曲の中で1,2位を争うくらいに好きな曲です。MVはまたちょっと違うテイストとなっていますが、どっちにしても泣ける。2番の後のCメロ?と言えばいいのでしょうか、からのラスサビの飛鳥ちゃんソロあたりでだいたい鳥肌が立ちます。カラオケで歌いながらたまに泣きそうになるんでちょっと困ります。

基本的にアコースティックな音色の楽曲は好きですが、杉山勝彦さんの曲がだいたい刺さるので、もれなくこの曲も最初の試聴で好きになりました。アイドルアイドルしてる曲も嫌いじゃないんですが、こういうちょっと過去の感傷に浸るとか、心を素直に描写する楽曲は好きです。乃木坂らしい曲でもあるのかなと思います。

残念ながら私の故郷は路面電車は走っていませんが、単線1両編成の電車が走っていたりします。確かに10年前と比べても道路や店、家々など随分景色は変わったように思います。同級生が何しているのかとか、あの裏道はどうなったのかとかちょっと懐かしくなりますね。すっかり車での移動が主になってしまいましたが、たまには電車に乗って懐かしい景色を見るのもいいかもしれません。そして帰る場所があることが幸せなことであることも忘れないようにしたいですね。

さて、私は坂道グループファンなので若干そちらよりに紹介楽曲が偏りそうですが、いいねと思った曲ちょっとずつメモしていくのでよかったらまた聞いてくださいね。

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