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今月観たもの、読んだもの(2024年2月)

 続くかは分からないけれど、インプットしたものの記録として書いておく。1月分がないのなんて気にしない。


1. 哀れなるものたち

 アカデミー賞作品賞にもノミネートされている本作。お気に入りの映画館からのメルマガをチェックした際に、ポスターから惹かれていたけれどR18指定なので観るか迷っていた。観た結果、映画館に観に行ってよかった!!!!!
 まずポスターで受けた印象通り、映される世界が美しい。衣装、色づかい、建物や家具の造形。ストーリーが進むに連れて、色使いが変わっていくのが好きだった。美術館の特別展を観た後のような満足感で映画館を出た。
 監督のメッセージの捉え方は人それぞれかもしれないのであまり深掘りはせず…ただ、この映画には題材の割に重苦しくならずに観られる工夫がとても盛り込まれていると思った。映像を美しく見せようとするだけではなく、滑稽が故に生まれるおもしろさで思わず笑ってしまったし、それぞれの俳優のお芝居もとても好きだった。
 ベラ(エマ・ストーン)が着用した衣装の展示会をしてほしい。

2. 宝塚歌劇団 雪組公演「ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」

 発表されたときから、タイトルを覚えられるわけがないと思っていた本作(問題なく覚えられた)。私はコロナ禍で宝塚歌劇団の舞台に通うようになり、今作で宝塚ファン人生初めての客席降りがあった。1階席で応援している方が近くに来てくれたのも嬉しかったが、2階席で下級生がずっと笑顔で全方向のお客様を楽しませようとしてくれるのも嬉しかった。12月から通って何度もクリスマスからお正月まで体験していたら、いつの間にか2月である。おかしい。
 世間では様々な意見があるかもしれないが、私は少なくとも自分が応援している方が舞台に立つ限り観に行く。

3. junaidaさん作画の絵本

 図書館でたまに絵本コーナーを見ることがある。傍目から見たら、大人一人で何しているんだと思われそうなので「幼い子どもがいるんです〜」という顔をしながら面白そうなタイトル、イラストの絵本を探す。
 その時に見つけたのがjunaidaさん作の「街どろぼう」だった。まず、絵がとてつもなく好きなのだ。緻密に書き込まれた線と、ファンタジー世界を感じさせる色付け。そしてお話も可愛かった。

 ここからjunaidaさんの他作品もチェックした。ひとまず図書館で一通り読み、やっぱり好きだったので買いたい本リストに追加した。一気に全作品を買うのは財布が痛すぎるので、1冊づつ買って大事に読みたいと思う。自分に子どもが生まれたとき、貸してあげられるか分からないほど大事にしたい。

4. DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール / ビル・パーキンス

 インスタグラムで転職を主とした自己啓発系アカウントをフォローしており、そのアカウントで紹介されており「なんかお金の勉強になるのかな?」と思い読み始めた。内容としては「必要以上のお金は溜め込まず、適切なタイミングでお金を利用して最大限有効活用しよう!つならない人生になっちゃうよ!」と受け取った。
 無職なってから、出かけること・人と会うことはお金がかかるので避けつつあったが、今ほどストレスが少なく時間が沢山ある時はないので貯金を崩さない程度に自分の思い出として残せる経験を増やしていこうと思った。

6. 「会社辞めたい」ループから抜け出そう! 転職後も武器になる思考法 / 佐野創太

 「会社辞めたい」と毎日思っていた会社員の頃から、タイトルを見て気になっていた本をやっと読めた。自分の感情、本音に蓋をして見なかったことにした結果疲れ切ってしまう、という人がもしいたらぜひ読んでほしい。『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』よりも私は自分の気持に気付ける習慣を付けられる内容だと思った。

7. スキマワラシ / 恩田陸

 本当は2023年夏頃に買って、夏の間に読み切ろうと思っていた本。まず、やっと読み切れてよかった。夏っぽいから読んでみようと手に取ったので裏表紙のあらすじしか事前情報はなく、読んでみるとノスタルジー感のある小説だった。ファンタジー、とくくっていいのか分からないが読みやすくおもしろいお話だった。
 なお、この投稿を書きながら恩田陸さんの検索をかけて、女性であること初めて知った。

8. 「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック / 姫野桂

 私は発達障害の診断を受けたことがなく、家族にも診断された人はいない。ただ学生の頃や仕事中に生きにくさを感じる場面があり、何か参考になるかも?と思い読んでみた。
 漫画形式、チャットのような形式で生活しやすくなるヒントを書いてくれているので、とても読みやすい。押し付けるような書き方でもなく、1つのシチュエーションに対して数パターン解決策(ライフハック)を提案してくれるので、自分にあった方法を試しやすいと感じた。

9. キングスマン

 今更ながら、アマゾンプライムにて鑑賞。ブリティッシュ・イケオジ in スーツがジョン・ウィックみたいにずっと戦う映画かと勝手に思い込んでいた。違うじゃないか!!違わないけど!思ってたんと違う!!になったけれど、面白かったのでヨシ。


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