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【勿忘初衷】やりたいことってなんだろう。

「初心忘れるべからず」
最近ふとした時にこの言葉にはっとさせられる。


僕は今台湾で留学生活を送っている。多言語をマスターして国を越えて活躍したいという大きな夢を持って留学に来たはず…なんだけど、コロナ渦中で遠距離授業、授業や課外活動での多忙な毎日、気づけば常に卒業単位の話、人気な就活先の話、…
あれ、なんか流れ作業のような人生になってきてる??🤔


自分は卒業の時期がズレてるから特殊な就活になると思うけど、何を重視して就職活動をすればいいんだろう。給料?職場環境?ネームバリュー?職種?


漠然とした不安に日々襲われる。始めたいけど始めたくない。なんか受験時代思い出すな、、笑

やりたいこと、ってなんだろうか。そもそもやりたいと思える仕事なんて存在するのか?


今回は少し自分語りをしてみる。ぶちは子供の頃からずっと高校教諭を志していた。元々人に何か教える事が好きで、幸い中学、高校でそれぞれ目標とする先生にも巡り会えて、小学生の時から高校まで一貫して教育系の仕事に憧れていた。(小学生より前は仮面ライダー)

そして何より、海外と繋がるツールとしての英語にとても魅力を感じて(ここらへんが留学にも関係してくるのだが)、教員養成のある大学に進んで英語の教員になるつもりだった。

しかし、かくかくしかじかあって台湾の大学に進学することに。当初志望していた進路ではなかったが、ざっくり言うと、親と話し合った際に

「これからの時代、英語は一般的なツールになる。+‪α‬が必要だ。最も辛い選択かもしれないが、海外正規留学を4年間頑張り抜けば、きっと凄い人材になれる」といった結論になり、環境や学費の面から台湾を選択した。中華圏の人とのコミュニケーションツールとして、それまで本格的に勉強したことのなかった中国語に惹かれた。

もちろん初めは辛かった。実は自分の学部は英語と中国語の両方を使って授業が行われると思っていたし聞いていた。しかし、実際に入ってみるとなんとなんとオールチャイニーズではないか!!!

自分は高校卒業後に語学学校に入って、中国語は1どころか0からだったし、オリエンテーションなんか地獄だった。クラスメイトと仲良くなるために何日間かのオリエンテーションの合間にゲームをするんだけど、全部中国語。ルール説明→わからない→負けてビリ→罰ゲーム→罰ゲームの内容がわからない(えぐいて)


大学1年の頃、毎日授業後に1人大学の図書館で必死に中国語の勉強をしていたのも今となってはいい思い出だ。(絶対戻りたくない)スーパーで買い物するのさえ怖かった。店員さんが聞き取れないと「は?」とか言われるのが怖かったのよ。

あの頃はどうしようもなく無知で、甘ちゃんで、自分に自信がなくて、でも夢を抱いていた。今はどうだろう。スキルは身についた。留学生として、数々の経験をした。ここで過ごしてきた日々、ここでしてきた努力には胸を張れる。だが、夢はなんだ?と聞かれると、うまく言葉が出てこない。


社会の厳しさを知っていく大人への成長過程で、探究心とか、冒険心とか、わくわく、そういったものを心のどこかにしまっていたのかもしれない。どこか俯瞰的で、斜に構える自分が心に存在するのがもどかしい。勉強でも生活でも、慣れてしまったがために楽に生活してしまっている。


幸い、自分にはまだ少し時間がある。残りの学生生活で、培ってきた経験やスキルをより高いレベルに昇華させると共に、チャレンジャー精神で、夢はでっかく、突き進みたい。その先に果たしてやりたいことはあるのか、自分はどんな道を進んでいるのか。


…そうだ、今怖がったってしょうがないじゃないか。今は1日1日を楽しむだけ。そうやって、わくわくしながら答え合わせを待とうと思う。


勿忘初衷。初心忘れるべからず。

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