読書ノート「時間はどこから来て、なぜ流れるのか?」(著:吉田信夫 ブルーバックス)
1.本書の内容本書の構成ニュートンは時間を明確に定義せず外界の何物とも関係なく絶対的で均一に流れる時間を想定していました。本書はそのような時間の流れが物理的には存在しないことを明確にする第Ⅰ部と、それではなぜ時間が流れるように感じられるのかを問う第Ⅱ部の二部構成になっています。
第Ⅰ部アインシュタインが時間を時計で測るものと定義したことにより時間が相対的なものであることが明らかになりました。
アインシュタインは静止と運動が原理的に区別できないことに気付きました。つまり静止