不妊治療つづり3~いざ病院へ~

 こんにちは。kasanaです。
 今回は、不妊治療を行っている婦人科を受診しようとするまでを書いていきます。今思い返してみると、現在通っている病院に行きつくまでが長かったなと思う今日この頃です。
 前回妊活をやめようと思い至り、その思いのたけを旦那に全て話しました。タイミングを取ってみたけどダメだったこと、排卵していないこと、生理が止まったこと、そして生理が上がりかけていると言われたこと・・。
それらを全て話したうえで、「妊活はもうやめる」と伝えました。
それに対して旦那は・・
「え!?妊活してたの!?」と、まず驚き、
「諦めるのはまだ早いでしょ!年齢が許す限り、やれるだけのことはやったらええやん!それに男性側に問題があることも多いんやで。
だからボクも検査を受けたいから病院に行こう。」ということでした。
私は旦那のこの言葉に感銘を受け、自分もちゃんと病院に行って検査を受けてみようと思いました。
 そこでまず病院探しです。以前通っていた婦人科は死んでも行きたくなかったので、不妊治療をキーワードに家の近所で病院をネット検索しました。するとすこぶる評判の良い婦人科がヒットし、旦那と一緒に行ってみることにしました。しかし内心すごく不安でした。生理はまだ止まったままです。もしこんな評判の良い病院で閉経していると言われたら、藪医者だから誤診したんだとも言えなくなります。現実を突きつけられる恐怖に打ち震えながら病院に向かいました。
 その病院はラブホ街の一角に建つ、こじんまりとした病院でした。
すごい所に建ってるなと旦那と言いながら病院に入ると、待合室は若い女性で溢れていました。「みんなこんなに若いのに不妊で悩んでるのか。
私もがんばろう・・。」と目頭が熱くなっていると、診察室に私だけ呼ばれ旦那を残して向かいました。
 診察室には優しそうな女医さんとこれまた優しそうな看護師さんが数名いらっしゃり、少しほっとしながら、生理が止まったことと不妊治療を受けに来た旨を伝えました。すると一瞬女医さんと看護師さんの顔が曇り、
「ん?どした?」と思っていると、とりあえず内診をすることになりました。
 内診の結果は「子宮内膜が厚くなっているので、近日中に生理が来るはずだ。」でした。そのついでに子宮がん検診もしてもらい、次回検査結果を聞きに来るようにとのことで、その日の診察は終わりました。
結局、閉経のことも不妊治療のことも、ましてや旦那の検査のことも相談できずモヤモヤしましたが、女医さんの予想通り数日後に生理がきてほっと胸をなでおろしました。
 そして再び検査結果を聞きに病院に向かうとそこで驚きの事実が判明しました。

「うちの病院、不妊治療やってないんですよ。」

女医さんから、さらっと告げられました。
焦った私は「えっでも不妊治療で検索したらこちらの病院が上がってきたので受診したのですが・・。」と食い下がりましたが、
「ホームページに不妊治療をやっていると書いた覚えはないんですけどねぇー。」とバッサリ。私の心、ポッキリ。
そういえばホームページをチェックしていなかったことを思い出し、リサーチ不足だった自分を恨みながら、病院をあとにしました。
すごく勇気を振り絞って行ったのに・・私のボケ!
ちなみにがん検診の方は問題ありませんでした。


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