サランラップは掛けるのでは無く剥ぐ!斬新なサランラップ居酒屋を考えた
当時スポーツバーが流行り始めた頃だった。その後、朝のニュースでは様々な変わったバーが紹介されることになっていた。街ではコンセプトバーが流行っている。そして私は考えた。人が集まるコンセプト居酒屋はないかと。
様々なコンセプトバー
マジックバー、刑務所居酒屋、足湯バー、鉄道バー、言い出せばきりがない。最近では相席居酒屋だろうか。
情報の整理
僕は情報を整理しながら自分の立ち位置を見つけることが好きだ。常に自分の立ち位置は意識している。スキマ産業バンザイ。私はコンセプトを大まかにジャンルで分類してみることにした。
大きく分類すると、アミューズメント、エンターテインメント、趣味、この3つだ。
アミューズメントはダーツバー、足湯バー、などハード面。エンターテインメントはソフト面、マジックバーとか。趣味はオタク系。そんな感じ。
やるなら断然アミューズメント
私の性格上、ただ見てるだけなど辛抱たまらん。スポーツでいうと、やることは大好きだが観戦は全然駄目。ハイライトとスーパーゴール集でオカワリは要らない。妄想ビジネスは自分の興味ある分野で展開させて欲しい。俺はアミューズメント居酒屋業界に参入することにした。
脳ミソに電撃が流れる瞬間
私は閃いた瞬間に発動する脳ミソ電波中毒者だ。結構重度だ。現在、本業の方でも企画的な仕事を手掛けることがある。機会があれば潰れかけのカフェをブランディングし導いた話もしよう。とにかく何かを始めることが好きだ。そして夢中になってスグ飽きる。RPGは3日でクリアしてその後辞めてしまうタイプだ。女性は一人を愛し続けますけどね。
言うてる場合かっ!!
横道にそれたが、私はアミューズメント居酒屋を手掛ける。このビジネスを閃いた時、何からヒントを得たか忘れたがとにかく思いついた。
サランラップ居酒屋
名前だけのイメージはきっと出来合いの料理をストックしてチンチンしていくのではないか。と思ったのでは。Excellent!! 上出来だ。ただ一味違うのは働く店員の姿。
サランラップ
私は働く女性にマイクロビキニを着衣させることにした。そしてビキニの上にはサランラップを巻き付けてみてはどうかと考えていた。2部位、胸部と尻部に。ラップでグルグル巻きにしてビキニを隠す作戦だ。使用するラップについてだが、種類が様々存在し、勿論性能は異なる。色んな角度から検討した結果、ポリエチレン/ポリプロピレン製多層ラップを採用した。しかしまだまだ透過度に関しての調査は足りてはいない。―いったい何回重ねればいいのか。
お代官様。
定番化するビジネスはとてもシンプルで分かりやすい。そして息が長い。私はこのサランラップをお客さんに剥いでもらうということを考えていた。今回のビジネスで採用するサランラップは芸者遊びで言うところの『帯』なワケ。とても単純な話だが、この帯を脱がせる遊びの歴史は古い。つまり息が長いロングセラービジネスというワケだ。このラップ居酒屋は芸者遊びのリノベーションに値する。流行らないワケがない。私には自信があった。
帯を剥がすというフェチズム
想像してもらいたい。女性に巻き付けられたラップを剥がす瞬間を。ちゃんとイメージ出来た方はきっと『あれ?はじっこどこにある?』となった筈。そこからペリペリとラップを剥がす。これは想像以上にヤバイ。ラップを剥がす男性はきっと腰が引けてることだろう。
レンジでチン!!
各卓に準備された電子レンジで料理を温める。使うラップは言わずもがな。注文すると料理を持ってきた女性の身体からラップを剥ぐ。シンプル。
最大の欠点
私はビジネスプランを着々と練っている時に気付いてしまった。このビジネスの最大の欠点を。こんな落とし穴があったか。働く女性がそもそもいない。そしてこのビジネスもまたお蔵入りとなる。チーン。
ではこのへんで。
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